借家の引っ越しのときに必須の退去立会い。退去時は貸主とのトラブルもよく発生していることから、前もって流れを確認しておく必要があります。
この記事では、退去前に大切な準備や当日の流れをわかりやすく紹介。退去時にチェックされるポイントも挙げているので、引っ越し予定がある方はぜひ参考にしてください。
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借家の退去立会いの詳細は以下サービス照会ページでより詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
目次
借家の退去立会いの流れ~前日までの準備は確実に~
引っ越しが決まると新居への準備に大忙しだと思います。さらに現在の家も退去するまでにやることもたくさん。手続きも多いため、早めに準備して退去当日に備えましょう。
公共料金や住所変更などの手続きを終わらせる
まず重要なのが、公共料金(ガス・電気・水道など)の転居手続きをしてください。ガスの閉栓は立会いが必須になる場合が多いため、引っ越し日や退去立会い日に合わせて日程調整すると便利です。
ほかにも各種手続きの住所変更が必要です。クレジット会社や保険会社など、契約しているものはすべて必要なため、あらかじめリストを作って漏れのないようにしましょう。
引っ越しを完了させておく
退去立会いは、部屋が空の状態で行います。そのため、先に引っ越しを終わらなせなければいけません。多くの場合、引っ越し当日に退去立会いをするため、引っ越しが終わる時間をあらかじめ確かめておきましょう。荷物はすべて出した状態にし、部屋は掃をしておいてください。
当日の退去立会いの流れ
退去立会いは、敷金の精算で大切な機会です。退去日当日の流れは以下の通り。所要時間は長くありませんがこの時点で重要な契約書を交わしますので、貸主と一緒に確認しましょう。
借家の退去立会いの所要時間は約30分
退去立会いは物件の広さや間取りにもよりますが、一般的には30分程度で済みます。基本的には入居者と貸主の2名で立会いをしますが、物件によっては貸主と不動産会社の三者で立ち会うこともあります。
修繕にかかる費用を貸主側と確認し契約書に署名
退去立会いでは、どの部分に修繕費がかかるのか貸主と同行して確認します。いくつか指摘されますが、指摘された箇所が入居前からあったものなのかハッキリさせなければいけません。いちばんトラブルが発生する部分なのできちんと主張しましょう。
双方が補修内容に納得したら、契約書にサインします。保証金の精算に大切な契約書なので、精算が終了するまで保管しておいてください。
当日立会いできない場合の対処法
何らかの事情で、当日立会いできないこともあると思います。その場合は、まず立会いの日程変更が可能か相談してみてください。どうしても日程変更が難しい場合は、代理人で立ち会えるか確認してみるといいでしょう。
貸主によってはどちらも納得してもらえないこともあります。そのときは、代理人に委任する旨の委任状があればスムーズに手続きを進められることが多いです。
借家の退去立会いで注意したいチェックポイント
退去立会いのとき、貸主はどんな点をチェックしているのか気になりますよね。前もってチェックポイントがわかっていれば請求されることも少なくなるので、処理できる部分はあらかじめ自分で対処しておきましょう。
設備機器の動作確認
経年劣化で壊れている場合は、基本的に請求対象となりません。しかし、エアコンでいうとリモコンを紛失した場合は請求対象になります。
また換気扇の場合、日常生活で生じる汚れは請求対象になりませんが、日頃の手入れ不足で汚れがひどかったりさびているときは、請求対象です。引っ越しが決まる以前から、定期的な清掃をし少しでも請求対象を減らしましょう。
壁紙や床の汚れ・傷
壁紙や床の汚れも、日常生活で生じる汚れや傷は請求対象になりません。しかし故意に破損していたりタバコの臭いがついている場合は、入居者側の負担として保証金から請求されます。
とくにタバコを吸う方は、壁一面張り替えが必要になる場合が多いので注意しましょう。
水回りの確認
水回りでも請求対象になることがあります。例えばお風呂や洗面台などに水垢やカビが発生している場合、手入れ不足と判断され入居者側に負担されることが多いです。換気扇同様、日頃の手入れがいかに大切かがわかります。
物件を退去した時などに聞く「原状回復」とは一体何か?こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。
退去立会いの流れとチェックポイントがわかればトラブルも最小限に抑えられる
退去当日慌てないよう、前日から当日までの流れは十分確認しておいてください。あらかじめチェックポイントも知っておくと、修繕費の請求も安く抑えらえます。
日頃の清掃をこまめにするだけでも請求対象から外れることも多いので、定期的な手入れも忘れずにしておきましょう。