テナントの退去が決まったけれど何をすれば良いのかわからなかったり、三重県四日市での手続きは何をすれば良いのかわからないというお悩みはありませんか?
もちろんテナントを初めて退去する方も多いと思います。何もわからないまま進めてしまうと、必要書類の提出が遅れていたり、原状回復工事が間に合わなかったりします。
そのようなことにならないためにも、まずはテナント退去の流れを押さえましょう。本記事ではテナント退去の流れから、三重県四日市での手続きまで初心者でもわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
原状回復の基礎知識はYouTube動画でも解説しています!
原状回復工事の基礎知識に関しましてはウラシコのYouTubeチャネル【ウラシコチャンネル】でも解説しています。この動画では10分でわかりやすく要点をまとめておりますので、ぜひご参照ください。
店舗・テナント退去における原状回復
まずは店舗やテナントにおける原状回復においてポイントを押さえましょう。特に賃貸用住宅とは原状回復義務の範囲が違うので注意が必要です。
原状回復とは
まず、原状回復について説明します。原状回復とは、店舗やオフィスなどの賃貸物件を、借りた時の状態に戻すことです。借主は、退去時に借りていた部屋に対して、原状回復を行う義務があります。
店舗・テナントにおける原状回復義務の範囲
原状回復工事の範囲と内容は多岐にわたりますが、基本的には退去時に入居時と同じ状態になっていることが求められます。
つまり、居抜き物件を借りている場合は、借りた当初と同じ造作の状態に、スケルトン物件を借りたときはスケルトン仕上げの状態で返却することが必要です。
原状回復工事を始める前に、賃貸借契約書を確認し原状回復の責任範囲を明確にしておきましょう。原状回復につきましてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
三重県四日市市でのテナント退去の流れ
店舗やテナント退去の基本的な流れは大きく分けて5つあります。
①賃貸借契約書を確認
まずは賃貸契約書の契約した原状回復の範囲やテナントの退去予定日を確認します。早めに確認することで、最後に「工事が期限内に間に合わなかった」という事態を避けることができます。特に店舗やテナントの場合は賃貸住宅と条件が違いますので、早めに動き始めましょう。
②解約予告を知らせる
オーナーや管理会社に退去を申請することが退去予告です。一般的に解約期間は6ヶ月になっています。また、物件ごとに退去予定日などは変わりますので、賃貸契約書をよく確認するようにしましょう。
③三重県四日市市での各行政機関への手続き
店舗が閉店した場合には各行政機関に手続きが必要となります。必ず提出しなくてはならない税務署や都道府県税事務所、保健所は次の章で詳しく解説します。
④原状回復の工事
次に原状回復工事を着工します。原状回復には金銭面や周辺住人とのトラブルが発生するケースがよくあります。悪徳な原状回復業者に当たらないように注意が必要です。
⑤保証金・敷金の返還
最後に保証金や敷金の返還があります。基本的には償却分を引いた額が返ってくるようになっています。しかし、保証金がほとんど返ってこなかったという例もありますので、相違がないかしっかり確認しましょう。
万が一原状回復のトラブルが起きてしまった際の相談先はこちらの記事でまとめています。こちらも合わせてご参照ください。
三重県四日市市の各行政機関へ書類を提出
最後に三重県四日市市での各行政機関の提出先や連絡先についてです。三重県の四日市市で店舗が閉店した場合、どこの行政機関に届出をすれば良いのかを3つまとめました。
四日市の保健所
飲食店の閉業の場合、開業時に受け取った「食品営業許可証」の返還と「廃業届」を提出します。廃業日から10日が提出期間です。廃業届はこちらのURLからダウンロードできます。
三重県の税務署
税務署で提出する主な書類は以下の4つです。
個人事業の場合は「個人事業廃業届出」を提出します。提出期限は廃業日から1ヶ月以内です。
- 従業員を雇っていた場合は「給与支払い事務所等の開設・移転・廃止の届出」を提出します。提出期限は廃業日から1ヶ月以内です。
- 青色申告が承認されていた場合は「所得税の青色申告の取りやめ届出書」を提出します。提出期限は申告をやめる年の翌年の3月15日までです。
- 課税事業者の場合は「事業廃止届出書」を提出します。期限は廃業後すぐです。
四日市県税事務所
店舗やテナントがあった場所で管轄にあたる都道府県税事務所に届出を提出します。また、各都道府県によって提出期限や様式が異なるので、管轄の都道府県に確認しましょう。
まとめ
最後に三重県四日市市でのテナント退去の流れをおさらいしましょう。
- 賃貸借契約書を確認
- 解約予告を知らせる
- 各行政機関への手続き
- 原状回復の工事
- 保証金・敷金の返還
テナントを退去するときは思いの外時間がかかります。もし不測の事態が起こっても対処できるように早め準備をして行きましょう。
また、優良な解体業者に見分け方に関しましては、こちらの記事一覧ページにてまとめております。こちらも合わせてご参照ください。