
現在の日本では美容室の数が増え続け、競争もますます激しくなっています。そのため、規模を縮小したり、やむを得ず退店に至ったりするケースも決して珍しくありません。
万が一そのような状況になっても慌てず対応できるよう、あらかじめ必要な知識を身につけておくことが安心につながります。
今回は、原状回復工事を数多く手がけてきた ウラシコが、美容室の閉店や縮小に備えて知っておくべきポイントを分かりやすく解説 します。
原状回復の費用についてはこちらのYouTube動画でも解説しています!ぜひこちらもご覧ください。
目次
美容室の解体費用はどれぐらいかかる?
美容室を解体するのに必要な費用の相場は、一般的には坪単価7,000円~14,000円程度となることが多いです。
美容室は、飲食店などと比べて構造がシンプルになっており、造作も簡素な場合が多いことから、費用が安く収まる傾向があります。
しかし、現場の状況によっては費用が高くなることもあります。
例えば、
- シャンプー台がたくさんあり床下に配管が通っている
- 解体現場に接する道路が狭い
- 2階以上でエレベーターが無い など
これらは工事に手間がかかる分さらに費用は高くなります。
見積もりで注意すべきポイントは?
美容室を閉店・縮小する際の原状回復工事には、項目ごとに大きな金額差が出ることがあります。後から追加費用が発生してトラブルになるケースも多いため、見積もりの段階でしっかり確認することが重要です。
ウラシコでは、以下の点を特に注意すべきポイントとしてお伝えしています。
1. 工事範囲が明確に書かれているか
床・壁・天井の復旧範囲、設備撤去の内容などが曖昧なまま進むと、後から「これも対象外でした」と追加費用が出やすくなります。
2. 美容室特有の設備撤去が含まれているか
美容室には
- シャンプー台
- 給排水の配管
- エアコン
- 照明設備
など専用設備が多く、撤去可否で費用が大きく変わります。特に配管の塞ぎ工事は必ず確認しましょう。
3. 産廃処理費が明確か
鏡・木材・設備などの処分費用がどれだけ含まれているのか、品目ごとに記載があると安心です。
4. 追加費用が発生する条件
「床を剥がしたら下地が腐食していた」など、開けてみないと分からない場合があります。追加費用が発生する条件が書かれているかは必ず確認してください。
5. 工期とスケジュールが妥当か
退去日ギリギリの工程だとトラブルになりやすく、延長費がかかる場合も。余裕を持った工期を提案してくれる業者を選びましょう。
美容機器は買い取ってもらうのがおすすめ
不要になった美容機器は買い取り業者に買い取ってもらうのがおすすめです。美容機器には例えば以下のようなものがあります。
・椅子
・シャンプー台
・ヘッドスパ
・パーマ器
・ローラーボール
・店頭サイン
これらは元々が高価なものなので、中古でもニーズがある場合が多いです。買い取ってもらえればそこで得たお金を解体費用に当てることもできるので、一度買い取り業者に話を聞いてみることをおすすめします。
その他不用品は自分で処分しよう
買い取り業者に買い取ってもらえなかった不用品も中にはたくさんあると思います。こうしたものは解体業者に処分を頼むと費用が高くつきます。工事に入る前になるべく自分で処分してしまうのが賢明です。
処分方法としては地域の自治体に処分してもらったり、友人や知人にあげたりといった方法があります。
ただし処分が難しいからといって、山奥に投棄するのは絶対にやめてください。違法行為なので発覚すれば罰金が科されることになります。
原状回復業者の選び方
美容室は配管・電気・設備が複雑なため、一般住宅の解体経験だけでは不十分です。シャンプー台撤去、給排水工事、床の補修など、美容室特有の作業に慣れている業者なら安心です。
ウラシコでは、美容室の原状回復を数多く行ってきた経験をもとに、工事の流れ・費用の見える化・管理会社との調整までワンストップで対応しています。ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
美容室の解体に際してかかる費用の相場や費用を安く抑える方法などを解説しました。解体工事費用は高額に膨らむケースが少なくありません。
解体をお考えの方は、美容機器を買い取ってもらったり、不用品を自分で処分したり、といった方法で少しでも費用を安く抑えていきましょう。
美容室の内装解体工事・原状回復のご相談はウラシコまでお気軽にご連絡ください。

