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ハンドクラッシャー工法とは?工事の特徴、メリット・デメリットを内装解体専門業者が解説します

解体工事をする際には様々な工法があります

解体工事をする際には様々な工法がありますが、重機を使った解体方法が一般的に知られている工法ではないでしょうか。今回はこの重機を使った解体方法ではなく、「ハンドクラッシャー工法」という方法について、メリット・デメリットを含めてご紹介します。

解体工事に関する基礎用語はこちらのカテゴリー一覧にもまとめております。これだけは覚えておきたい!という用語をまとめておりますので、ぜひこちらもご参照ください。

ハンドクラッシャー工法とは

で細かい場所や狭い場所を施工する際にコンクリートで作られた壁や床などを粉砕するための小型の機械を用いる工法になります。粉砕する際に非常に小音で粉砕できるため、集合住宅などの場所で、近隣住民に騒音を出すことなく作業ができる優れた機械です。

ハンドクラッシャーを使うメリット

①非常に小音

先ほども紹介しましたが、コンクリートを粉砕する際、とても小音で作業を行えます。そのため、集合住宅での使用もできますし、夜間工事でも使用することができます。

②100Vで使用できる

少量の電力で使用することができるため、様々な現場で使用することができます。特に、狭い場所でも少ない電力で動かせるため、細かい作業をする際に重宝します。

③最大30㎝の厚さの壁まで対応可能

小型とはいえ、30㎝までの厚さまで壁や床を粉砕することができます。狭い場所でもそれなりの壁や床を粉砕することができるため、細やかな場所でもパワフルに作業をすることができます。

④少人数で使用可能

20㎝程度の壁や床に対して使用する機械であれば、一人でも施工することができます。そのため、作業をする人員を減らして様々な場所を同時に作業することができます。

30㎝の壁や床を粉砕する際には、20㎝の時に使うハンドクラッシャーとはサイズが異なります。そのため、1人での施工は危険で、この時は2,3人で作業をすることになります。

⑤狭い場所で作業できる

ハンドクラッシャーは小型で力もあるため、狭い場所などでのコンクリートを粉砕するのに重宝します。重機が入れない、もしくは持ち込めない場所では、ハンドクラッシャーがとても活躍します。

⑥施工時に水が不要

基本、解体工事をする際には水まきをしなくてはなりません。しかし、ハンドクラッシャー工法であれば、ホコリや塵がほとんど舞うことがないため、水を使用せずに施工することができます。そのため、水が確保できない場所での作業もハンドクラッシャー工法なら行うことができます。

ハンドクラッシャー工法のデメリット

①厚さ30cmを超える壁や床は粉砕不可能

厚さが30㎝を超えてしまうと、どうしてもハンドクラッシャーでは壁や床を粉砕することができません。そのため、これらの施工をする場合では他の工法に頼らなくてはなりません。

②重機を使った工事より時間がかかる

細かい作業ではハンドクラッシャーがとても便利ですが、大掛かりな作業などではどうしても重機を使った工事より時間がかかってしまいます。狭い場所も場合によっては、重機や他の工具を使った方が作業スピードが早い場合もあります。

③多少の粉塵が出る

水なしで作業が可能ですが、どうしても多少の粉塵は出てしまいます。そのため、作業をする際には粉塵が周りに飛び散らないように、飛散防止シートなどでしっかり対策をする必要があります。

④端部は粉砕できるが部分的に粉砕することは不可能

ハンドクラッシャーは挟んで壁や床を粉砕するため、端部などは粉砕することが可能ですが、端同士が繋がっている部分や穴をあけるという作業は不可能になります。そのため、これらの作業をする場合では他の工法で作業をする必要があります。

まとめ

ハンドクラッシャー工法は狭い場所や夜間工事での使用、細かい粉砕作業で役に立つ反面、大掛かりな作業では他の工法が早いなど、メリット、デメリットがそれぞれあります。これらを参考にして、これからの解体作業に参考にしてみてはいかがでしょうか。

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