今回は、キッチンの解体について解説していきます。古くなったので新しいものに変えたいけど、どうすればいいのかわからないと思っている方は、ぜひご覧ください。
また、キッチンの施工事例や見積もりのポイントについてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
目次
キッチンの解体の費用相場
キッチンの解体費用は、大きく分けるとキッチンの解体・撤去費用、タイルや壁などの撤去費用、廃棄物処理費用に分けることができます。また、新たなキッチンを設置する場合には別途設置費用が発生します。
今回は、この4つの費用相場に分けて説明しますが、あくまで参考としておひかえください。
キッチンの解体・撤去費用
キッチンの撤去費用は、基本的に作業者の人件費と養生費となります。作業員の人数にもよりますが、1.5万〜3万程度になることが多いです。また、キッチンの形が特殊である場合や撤去に特殊な作業が発生する場合には、別途費用が発生する可能性もあります。見積もりの際に詳しく確認してください。
タイルや壁などの撤去費用(必要な場合のみ)
キッチンをリフォームするにあたって、キッチン周りの壁やタイル、石膏ボード、棚などを撤去する場合に発生する費用です。壁やタイル、石膏ボード、棚などの撤去にはそれぞれ1万〜1.5万程度かかります。これらを撤去した後に、タイルやクロスを新しく貼りなおすなどの補修工事を行う場合、追加で5万〜10万程度かかります。
廃棄物処理費用
解体したキッチンやタイルなどの廃材を処分するのに必要な費用になります。基本的には、運搬するトラックの大きさで費用が変わります。2トントラックの場合には、1.5万〜2万程度、4トントラックの場合には2万〜3万程度になります。
廃材の中に石膏ボードが含まれる場合には、特殊な処分が必要になりますので、別途処分費用が発生しますので、注意してください。
キッチンの設置費用
キッチンの設置、電気・水道・ガスなどの配管・配線の接続などにかかる費用です。すべて込みで、約10万程が相場になります。電気・水道・ガスなどの接続には、資格のある人しかできない工事もありますので、費用は高くなりがちです。
このように、キッチンの解体には最低でも4万円ほどかかることがわかります。ただし、前述の通りこれはあくまでも最低金額になります。それぞれのキッチンの大きさ、付属部の撤去の有無、補修工事の有無などによって値段は変動しますので、見積もりをきちんと受けましょう。
キッチンの解体の業者選定のポイント
経験が豊富な業者を選びましょう!
キッチンは、ガス、電気、水道のすべてのライフラインが集結していますので、解体の際に大事な配管や配線を傷つけてしまうと、ガス漏れや漏電の危険があります。また、見えないキズはないとしても、何か手順を間違えてしまい、新しいものを取り付けてみると使えないといったトラブルになる可能性もあります。
このようなトラブルを防ぐためにも、キッチンの解体の経験が豊富な業者を見極めることが大切です。一概には言えませんが、営業年数が長ければ、それなりの実績があると判断していいでしょう。
また、実際に施工してもらった人の口コミを参考にしたり、どれくらいの解体をやっているか業者に直接聞いてもいいかもしれません。実績のある信頼できる業者に依頼することが重要です。
資格があるか、きちんと登録しているかどうか確認する!
建物の解体工事には資格が必要ですが、内装解体には特別な資格は必要ありません。そのため、解体を請け負う業者は、建設業許可を保有しているところから、便利屋のようなところまで様々です。このような中で、信頼できる業者を選ばなくてはならないため、迷ってしまうこともあると思います。
そんな時には、土木工事業、建設工事業、解体工事業などの建設業許可を保有しているか、解体工事業登録を行っているかを一つの目安にしてみてください。これらの業者ならば、きちんとした手順を踏んで作業してもらえる可能性は高いです。また、解体時に電気やガス、給排水設備の工事を行う場合には、別途資格が必要です。
以上のことから、インフラ(電気・ガス・水道)工事の資格を有し、いずれかの建設業許可を保有した業者に依頼するのがベストですが、なかなか見つけるのは難しいと思いますので、資格・登録がある業者でインフラ設備業者とつながりのある業者に依頼することをお勧めします。
新しいものに変える場合には、すべて一貫してやってくれる!
キッチンだけ解体する場合には、その後にに新しいキッチンを設置することになるかと思います。その場合には、リフォーム会社に解体からすべてやってもらえないか確認するのも一つの方法です。そうしたほうが、別々に依頼するより、比較的費用を抑えることができます。
また、再設置をすることを前提に解体を進めますので、配線・配管の処理など作業の無駄を少なくすることができる上に、何かトラブルが発生した際の責任の所在がわかりやすいです。
少し手間はかかりますが、解体と設置を別の業者に依頼する場合と、一括して依頼する場合の費用を比べてみて、許容できる範囲であれば、一括で依頼するほうがいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はキッチンの解体・撤去のことを中心に説明してきました。せっかく料理するなら、きれいな大きいキッチンで料理したほうが気分も上がりますし、毎日の料理も楽しくできますよね。おうち時間が増えたこの時期ですので、キッチンのリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
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