建物や店舗の解体工事を、できるだけ安く済ませたいと考えている人も多いのではないでしょうか。「解体するだけだからお金をかけたくない」「後処理に出費するのがもったいない」と、あと一歩が踏み出せないこともあります。
コストを下げるためには、繁忙期と閑散期を意識しましょう。解体に期限がなく自分で決められる場合は、解体工事の閑散期を狙うとお得に解体できます。そんな解体工事の繁忙期と閑散期について詳しく解説します。なぜ繁忙期を避けた方がいいのかも説明するので参考にしてみてください。
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目次
解体工事の閑散期は6〜9月、12〜1月の年2回
解体工事の閑散期は6〜9月、12〜1月の年2回です。この時期が閑散期となる理由を説明します。
まず、6〜9月は年度末の調整や引っ越しシーズンが終わりひと段落する時期です。依頼も落ち着き、台風一過のように閑散期が訪れます。引っ越しという面では、4〜5月もすでに落ち着いてきてはいますが、繁忙期直後なので残務処理などに追われている場合があるので、閑散というほどではありません。
そして、意外に思われるかもしれませんが12〜1月も閑散期です。年末年始は忙しそうなイメージがあるかもしれませんが、依頼の多くは年内完了を希望されることが多く、その大半が11月以前に依頼されます。新しい依頼がそれほど入らない12〜1月は、ゆったりしている業者も多いはずです。
6〜9月といえば、梅雨や台風のシーズンで解体工事がスムーズに進むか不安に思う人も多いでしょう。台風の場合は作業を中止せざるを得ませんが、普通の雨であれば工事は決行します。梅雨時はホコリが舞いにくいメリットもあるので狙い目かもしれません。
解体工事の繁忙期は2〜3月の年度末
決算期である2〜3月の年度末は繁忙期です。ただでさえ忙しい時期に、引っ越しシーズンもプラスされるので一年で最も忙しい期間といえます。
個人だけでなく企業関連の解体を請け負っている場合、付き合いの長い企業の仕事を優先します。個人やはじめての依頼の場合は、断られたり費用が高額になったりすることもあるので、2〜3月の繁忙期は覚えておきましょう。
この時期に依頼を予定されている場合は、早め早めに施工業者に連絡しておくことをおすすめします!もちろん、ウラシコにもお気軽にお問い合わせください。
解体工事の依頼にぴったりの時期は?
依頼をするなら閑散期がおすすめです。4〜5月や10〜11月も繁忙期というほどではありません。しかし、4〜5月は引っ越しシーズン直後、10〜11月は年内に解体を終わらせたい依頼が駆け込みで入る場合があるので、それなりに忙しい業者が多い傾向にあります。
そのため、落ち着いて解体工事を依頼したい人は、閑散期を狙いましょう。
可能でれば繁忙期を避けた方がいい理由
では、なぜ繁忙期を避けた方がいいのでしょうか。繁忙期を避けた方がいい理由を以下の3つの観点から説明します。
- 工期
- 人件費
- 廃棄物処理費
想像していたよりも費用がかかってしまうことも考えられるので注意が必要です。
工期が長くなる可能性がある
仕事が詰まった状態のところに、合間を縫ってスケジュールを入れることになるので、工期が通常よりも長くなる可能性があります。解体工事はできるだけ早く完了させたい人が多いなか、思い通りのスケジュールが組みづらいデメリットがあります。
場合によっては工期が延長してしまう可能性もあり、コストにも大きく影響します。ゆとりを持ってスケジュール管理するためにも、早め早めにスケジューリングしましょう。
人件費が高くなり価格が高騰する
解体作業のコストで大きな割合を占めているのが人件費です。書類の発行にかかる手数料などは閑散期も繁忙期も一律なので、費用が高くなる一番大きな原因が人件費といえます。
繁忙期は業界を通して人手不足となるため、人件費が高騰します。仮に、価格の高さから値下げ交渉した場合も、繁忙期は依頼が多いので仕事がなくなる心配がなく、交渉に応じてもらえないことが多いでしょう。4〜5月の引っ越しシーズン後も、残務処理で人手不足なことが多く、人件費が下がらないこともあるので注意が必要です。
廃棄物処理の費用も高くなる
解体工事の繁忙期には、廃棄物も多くなります。廃棄物を処理するために必要な人手が多く必要となるため、作業にあたる人数が増えることで処理費用が上がる傾向にあります。
また、廃棄物処理場も混雑するので、近くの処理場で処理できないことが増えるのも費用高騰の原因です。遠くの処理場までの運搬費が上乗せされることで、通常の廃棄物処理費用も高額になってしまいます。
閑散期ならお得に解体できることも!
繁忙期は、解体にかかる費用が高額になる可能性が高いので解体作業を避けた方がいいと紹介しましたが、閑散期なら通常よりもお得に解体できる可能性があります。閑散期がお得になる理由は以下の通りです。
- 値引き交渉に応じてもらえる
- 工期が短期間で済む
- 希望に沿ったスケジュールになることが多い
閑散期は仕事を確保したいと考える解体業者が多いでしょう。そのため、値引き交渉をすると応じてもらえる可能性があります。他社との見積もり比較で交渉したり、端数の切り捨てを交渉したりと、さまざまな交渉術があるので「安くなったらラッキー」という気持ちで挑戦してみましょう。
また、工期が短期間で済むこともお得になるメリットのひとつです。工事費は日数や期間によっても変化するので、工期が短ければ短いほど費用も抑えられます。梅雨時で天気が心配になるかもしれませんが、よほどの大雨でない限り中止にはなりません。
スケジュールが自分の希望した通りになりやすいのも閑散期のメリットです。繁忙期に希望を出しても空いている確率が低いので通りにくいですが、閑散期は業者に余裕があるのでスケジュールが合わせやすくなります。
このように、閑散期は安くサクッと工事を済ませられる利点がたくさんあります。ぜひ、解体工事を依頼するときの参考にしてみてください。
まとめ
解体工事の閑散期と繁忙期について解説しました。繁忙期は思い通りに工事が進まない可能性に加え、工事費も高くなる傾向にあります。できるだけ閑散期を狙って依頼するようにしましょう。
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