原状回復工事は、借りた物件を退去する際に借りる前の状態に戻す工事です。今回は飲食店の原状回復工事にかかる期間と適切なタイミングについてご紹介します。
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目次
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飲食店の原状回復工事にかかる期間
結論から申し上げると、店舗物件の原状回復工事は、店舗の規模や店舗の事業形態、工事の内容により工事期間が変わります。
小規模な飲食店の場合は最短で1週間程度、大規模な飲食店の場合は1ヶ月以上かかる場合もあります。工事を依頼する原状回復工事業者にスケジュールをしっかりと確認しておきましょう。
飲食店の原状回復の特徴
飲食店などの賃貸店舗物件の原状回復は、賃貸住宅物件の原状回復とは異なることを頭に入れておきましょう。
賃貸店舗物件は、契約期間内に原状回復工事まで終わらせてから退去します。そして、原状回復工事に必要な費用や退去までにかかる費用は全てを借りた側が負担します。
飲食店の原状回復の工事内容
・入居後に新しく設置した設備や仕切りの撤去
・壁(クロス)の張り替え、塗装、撤去
・タイルやカーペットの補修、修復、撤去
・電気配線の撤去
・照明の撤去
・粗大ゴミや不用品の廃棄
など、主に内装解体工事や修繕工事、修復工事、設備工事、廃棄物処理、清掃をまとめて原状回復工事として主に行います。
飲食店の原状回復工事の相場
原状回復工事にかかる費用は、店舗の大きさや設備の内容、店舗を借りている期間によって異なります。非常に大まかな相場感は、以下の通りです。実際は物件ごとに大きく異なりますので、まずは見積もりをとって確認しましょう。
●30坪未満の小規模店舗:1坪あたり1万5000〜3万円 程度
●30坪以上の大規模店舗:1坪あたり3万〜5万円程度
商業施設内にある飲食店は、工事時間が指定されていたり、夜間に工事を行う必要があったりする場合が多く、原状回復工事費用が通常より高くなります。
原状回復の流れ
①解約予告
解約予告とは、飲食店を閉店して退去することを事前にオーナーや管理会社に通知することをいいます。解約予告をすることは義務となっていますので忘れずに行いましょう。
物件によって異なりますが、飲食店テナントの解約予告は約3ヶ月~6ヶ月前であることが多いです。退去することが決まったら、まずは賃貸契約書にも記載されている解約予告の時期を確認してください。
②原状回復工事
先にも書いたとおり、原状回復工事は、最短で1週間程度、最大で1ヶ月以上かかります。もしも退去日までに原状回復工事が終わらなかった場合は、賃貸契約を延長して、その分の賃料を支払うことになるため注意が必要です。
③物件の明け渡し
物件を明け渡すタイミングは、契約内容によって異なります。基本的に、契約期間内に原状回復工事を行い、明け渡しは契約終了の2週間前ごろが一般的です。
居住用物件の場合は、賃貸契約期間後に業者側で原状回復工事が行われます。一方、事業用物件の場合は賃貸契約期間中に賃借人側で業者を手配し、原状回復工事を行う必要があります。
退去のスケジュールを間違えると、明け渡し前に原状回復工事が終わらず、賃貸人との間でトラブルとなる可能性があるため十分に注意しましょう。
まとめ
飲食店の原状回復工事にかかる期間は、最短で1週間、長くて1ヶ月以上であることが多いです。飲食店を退去する際には、原状回復工事以外にもやらなければならないことがたくさんあります。手順と時期をしっかり確認してスムーズに原状回復工事が行えるようにしましょう。
その他、飲食店の原状回復工事にかかる期間などわからないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。私達へのご依頼の流れについてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。