賃貸物件の退去の際には原状回復を行いますが、その前に退去立会いが重要です。退去立会いの当日、実際の流れやチェックポイントをわかりやすく解説します。
ウラシコでは、賃貸物件管理・退去立会いも承っております!管理会社様、入居者様どちらの立場からもご依頼いただけます。ぜひウラシコにお任せください!
退去立会いの詳細は以下サービス照会ページでより詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
目次
退去立会いとは
退去立会いとは、大家さんや管理会社の方と一緒に部屋のキズや汚れを確認し、誰が負担をするのか、原状回復がどの程度必要なのかを判断することです。
傷や汚れの有無、負担割合などでトラブルを起こさないように、借主と貸主・管理会社の間で認識を合わせておくことができます。
立会いにかかる時間は、部屋の広さや使用感(綺麗さ)によって変わってきますが20分~40分程が平均です。
退去立会いまでに行うこと
退去立会いをするまでに事前に済ませておくべきことを解説します。また、下記ではその他の退去に関するポイントを詳しく解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。
部屋の荷物を全て運び出しておく
退去することが決まったら、まず借主は物件の中にある物をすべて運び出し、立会いまでに引っ越し作業を完了させなければいけません。引っ越し作業は立会い当日に行うこともできますが、余裕を持って行っておきましょう。
退去立会いの日程を決める
まずは、退去立ち会いをお願いしたい日を大家さん、管理会社の方と連絡をとって決めましょう。希望の立会い日があるならば早めに連絡をするようにしましょう。希望日の2週間ほど前に連絡したら希望の日程で立会い日を組めることが多いです。
退去立会い当日の流れ
実際に退去立会当日に行う内容や流れを解説します。
部屋の状況を確認する
立会いの担当者(大家さんや管理会社の方)と借主が、一緒に床や壁、設備などの状態を一つひとつ確認していきます。
物件内に傷や汚れなどがあった場合は、それが入居前からすでにあったものなのか、入居後にできたものなのかを明確にしてどちらが誰が負担をするのかを決めます。
借主としては、入居前からあった傷や汚れの写真などを持ってきておくと立会いがトラブルなくスムーズに進みます。
書類にサインする
物件の確認が終わったら、具体的に原状回復がどの程度必要なのか、敷金はどれくらい返金されるのかを担当者が判断します。その内容に借主が同意し、お互い確認ができれば立会いに関する書類にサインをします。
鍵を返却する
物件の確認が終わり書類にサインをしたら最後に物件の鍵を担当者に返却して立会いは終了です。普段使っている鍵以外にも、スペアキーなどを作っていたらその鍵も返却します。
退去立会い当日のチェックポイント
実際に立会いをする時、部屋の中で特にチェックしておくべきポイントがあります。
床(フローリング)のへこみやキズ、汚れ
家具を置いていたことで生じたへこみは原状回復の対象にはなりませんが、飲み物や食べ物を落としてできた染みや汚れなどは借主負担になりますので、事前に掃除しておきましょう。
壁紙(クロス)のキズや汚れ
画鋲の穴は目立たなければ原状回復の対象にはなりません。しかし、掃除の不備などで生じた油汚れやカビ、タバコのヤニ汚れなどは借主負担になる可能性があります。
ドアの開閉がスムーズかどうか
掃除の不備でサビが出てドアの開閉がスムーズではなくなった場合、借主の負担で原状回復の対象になることがあります。
たばこの臭い
タバコの臭いが部屋に染みついている時は、ほとんどの場合借主負担になります。
網戸の破れ
明らかに借主の過失で破った場合は借主負担になります。退去時の修繕は貸主負担、入居中に修繕する場合は借主負担とすることもあります。
ウォシュレットやエアコン・換気扇
正常に動くかどうかの確認をします。また、油汚れやサビ、カビは掃除の不備として借主負担になる可能性があります。
その他細かい規定は原状回復ガイドラインを確認しましょう
国交省が発行している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に記載されているチェックシートを持っていくことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。退去をする際、どうしても原状回復のことばかりを考えてしまいがちですが、同じように退去退去立会いも重要なことです。
また、立ち会い後は業者を選定して原状回復をしなければなりません。原状回復に関する節約術は、下記で詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください