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建築用語の目荒しとは?なんのために行う?目荒しの効果をコンクリートはつり業者がわかりやすく解説します

スケルトン解体

目荒しとは?

建築用語で使われる「目荒らし」は、コンクリートや塗装処理に欠かせないものです。目荒らしという言葉は、一般では使われることがないため、どのような処理を指すのか分からない方も多いでしょう。この記事では目荒らしの概要や効果について紹介していきます。

また、原状回復・解体工事に関する基礎用語はこちらのカテゴリー一覧にもまとめております。これだけは覚えておきたい!という用語をまとめておりますので、ぜひこちらもご参照ください。

塗装処理に欠かせない目荒らし

目荒らしは塗装前の下地処理として大切な工程です。通称「足付け」とも呼ばれています。目荒らしはどんな下地処理を行うのが見ていきましょう。また、目荒らしとケレンは間違いやすい建築用語です。ケレンとの違いについても紹介していきます。

目荒らしとは

目荒らしとは一言でいうと、ツルツルした表面に細かく凹凸をつける作業を指します。

「なぜわざわざ凹凸をつけるのか?」という疑問が湧きますよね。塗装は、ツルツルした表面に直接塗ると剝がれやすいという特性を持っています。またツルツルした表面は塗料が流れやすく、乾燥するまで維持することが難しくなってしまいます。

しかし凹凸を付けるだけで、塗料が剝がれにくくなります。その後の塗料の持ちも良くなるため、塗装処理で目荒らしは不可欠な工程です。

目荒しとケレンとの違い

目荒らしはケレン作業の一部です。ケレンとは、トタンや屋根、鉄部分の塗装をする前に、汚れやサビを落とす作業のこと。目荒らしと間違えやすいですが、作業内容はまったく違います。

ケレン作業が十分ではないと、塗装したときの仕上がりも格段違います。また、汚れを十分に取り除かなければ、塗料の耐久性も期待できません。「ケレンでしっかり汚れを落とし、さらに塗料の耐久性を上げるために目荒らしをする」と覚えておくといいでしょう。

目荒らしは4種ケレンにあたる

ケレンは4つの区分にわかれており、目荒らしもケレンの一部として認識されています。4種ケレンは汚れを落とす工程になっていますが、その一部として目荒らしも分類されています。目荒らしは時間がかかる作業の上、実際には仕上がりを見てだけでは良く分かりません。それがゆえ意外に軽視されがちな工程です。

1種ケレン サビや鉄鋼材料の酸化皮膜を完全に除去する方法
2種ケレン 古い塗装やサビを除去する方法
3種ケレン 保護膜として機能する塗膜は残し、サビや浮き塗膜を除去する方法
4種ケレン 粉化物や汚れなどを除去する方法

目荒らしをするメリット・デメリット

今までの説明を見ると、目荒らしにはメリットしかないように思いませんか?実はデメリットもあります。目荒らしは大変な作業です。しかし目荒らしの大切さにわかっている業者であれば、必ず行います。

メリット ・塗料が流れにくくなる

・塗装面が剥がれにくくなる

・塗料が凸凹に食い込むことで持ちが良くなる

デメリット ・時間がかかる

・完成したときの仕上がりを見ただけでは目荒らしをしたかどうかわからない

目荒らしにはどんな効果がある?

目荒らしの効果はズバリ「下地と塗膜が密着する」です。

先ほども説明したように、目荒らしをしていないツルツルの表面は、塗料を塗っても剥がれやすいリスクがあります。せっかく塗っても数ヵ月で塗料が剥がれてしまっては意味がありません。目荒らしは一見すると無駄な作業のようにも思いますが、ひと手間加えるだけで塗料の持ちも断然良くなります。

目荒らしの処理方法

コンクリートの目荒らしをする場合、基本的には以下の方法で処理されます。

  1. 表面を打ち固めたあとは1~2時間ほど放置
  2. 表面の水が引いたら木ゴテで仕上げ
  3. ほうきや竹ブラシで刷毛引き

表現が固まってしまったコンクリートは、上記以外にもウォータージェットで目荒らしをすることもあります。

まとめ

目荒らしは人目に分からない地味な作業かもしれません。しかし、目荒らしをすることで塗料の仕上がりや耐久性も大きく変わってきます。優良な業者であれば目荒らしを避けることはありません。新品では出せない塗料の仕上がりを実感してみてください。

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