長年使い続けたウッドデッキは劣化が進み、放置すると床が抜けるなどケガにつながる危険もあります。
「そろそろウッドデッキを解体したい」とお考えの方に向けて、解体費用のおおよその相場や、依頼する際に知っておきたい注意点について解説します。
目次
ウッドデッキの解体費用相場
ウッドデッキの解体費用は、よくあるサイズの10㎡（約6畳分）のウッドデッキの場合、 5万円〜15万円程度になります。
どの工事にも共通していることですが、工事を実施する面積やウッドデッキの造りによって変動します。
ウッドデッキの解体費用は、素材や広さ、基礎の種類によって大きく変わるため、1社だけの見積もりでは適正価格が分かりにくいのが実情です。
そのため、複数社に相見積もりを依頼し、工事内容と費用を比較することをおすすめします。ウラシコにもお気軽にご相談ください。
自分で解体する場合の費用
自分でウッドデッキを解体する場合、費用の相場は 1万円〜3万円程度 が目安です。業者に依頼するのとは異なり、人件費がかからず、必要な工具代と廃材の処分費だけで済むのが特徴です。
ただし、作業の前には以下の点に注意しましょう。
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廃材の処分方法は自治体ごとにルールが異なるため、事前確認が必須
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工具の準備が必要になる
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劣化した木材の崩落、釘の飛び出し、基礎部分の重さなど、自分で解体するには危険が伴う
費用を抑えられるメリットはありますが、作業量や安全性も含めて総合的に検討し、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
解体費用の内訳（業者に依頼するケース）
業者に解体を依頼する場合、何にどれくらいかかるのか費用の内訳を知っておくことが大切です。業者を見極める際のポイントになるのでしっかり確認しておきましょう。
解体工事費用
解体工事費用は業者によって最も変動しやすい費用項目です。ウッドデッキの面積が極端に大きくなければ作業時間を目安にして金額を決める業者が多いです。
また、廃材を運搬するトラックが敷地内まで入れない場合、解体で発生した廃材を人力でトラックまで運ぶ必要があります。その分、作業の手間と時間が増えるため、費用が高くなる傾向があります。
処分・運搬費用
解体によって生じた廃材は産業廃棄物として扱われます。料金は廃材の量によって変動します。
足場費用
ウッドデッキが2階に設置されているなど、高所での危険を伴う作業が必要なケースでは、足場の設置費用などの追加料金が発生することがあります。
養生費用
養生費用とは、工事中に建物や周囲を傷つけないように保護シートやマットなどで覆うための費用を指します。ウッドデッキの解体では、搬出経路や壁・床・植栽などを守るために養生が必要になる場合が多いです。
ウッドデッキ解体のタイミング
木材の寿命
天然木のウッドデッキは、10年を過ぎると劣化が一気に進むケースが多いです。定期的に塗装や防腐処理をしていない場合は、早期の対応が必要です。
表面だけでなく内部まで腐っている場合、補修しても長く持たないことが多く、解体時期のサインと言えます。
腐食やシロアリ被害
シロアリ被害が疑われる場合も、ウッドデッキの解体を検討すべき重要なタイミングです。たとえば、粉状の木くずが落ちている、柱の内部がスカスカになっている、小さな穴が多数あいているといった症状が見られる場合は要注意です。
これらはシロアリ被害の典型的なサインで、放置するとウッドデッキだけでなく、住まい本体の柱や土台にも被害が広がるおそれがあります。早めの点検や解体を行うことが、深刻な被害を防ぐために重要です。
工事を依頼するときのポイント
複数社に見積もりを依頼する
解体工事に限らず多くの工事を実施するときに言われることですが、複数業者に見積もりを実施してもらったほうが良いと思います。
解体業者ごとに得意な分野が存在しており、工事が得意な業者に依頼したほうが工期が短く済みますし、実績が豊富な業者に依頼したほうが仕上がりも期待できます。
自分でできる部分は自分で実施する
ウッドデッキの解体工事を依頼する時に、デッキにテーブルや椅子、インテリアなどが置いてある場合には、その撤去・処分費用は別途かかります。
自分でできるようであれば撤去・処分を自分で実施し、業者にはウッドデッキの解体工事のみを依頼することで費用は抑えることができます。
電話のみの見積もりは要注意
工事を依頼する前に、見積もりを依頼し工事費用を算出してもらいますが、この時に電話での質問のみで見積もりを出された場合には注意が必要です。
ウッドデッキに限らず、工事を実施する場合には実際に工事対象となる場所を確認して詳細な見積もりを出すのが普通です。
そのため、電話で概算の見積もりを出してもらうだけの場合はあまり気にする必要はありませんが、それが正式な見積もりとなる場合には、廃材の処分費用が含まれていないなど後から追加費用を請求される危険性があります。
工事を依頼する場合には現地を訪問して見積もりを提出してきた所から選ぶようにすると安心です。
まとめ
ウッドデッキの解体にはいくらかかるのか、業者に依頼する際に注意したいポイントなどを解説いたしました。
解体の手間や、廃材の処分費用、安全面を考慮すると、自分で解体するよりは業者に依頼した方が賢明な選択である場合も多いです。
順番としてはまず業者に現地に来てもらって見積もりを取ってもらい、その料金と相談してから自分で解体するか業者に依頼するのか決められるのが良いでしょう。
その際は１社だけではなく、複数の業者に相見積もりを取り比較検討されるよう推奨いたします。もちろん、ウッドデッキの解体は私たちウラシコにお任せください！