工事概要
- ・工事内容:1階〜4階内装オールスケルトン化、RC階段・躯体ハツり撤去工事
- ・建物規模:テナントビル(施工範囲:1階〜4階)
- ・現場場所:歴史ある商店街に面した密集地
- ・工事期間:約1ヶ月半
- ・延べ作業人員:総勢約200人(協力会社含む)
- ・工事費用:約1,000万円
工事の背景と直面した困難
今回は、歴史ある商店街の一角に建つ歴史深いビルにて実施した、1階から4階までの大規模な内装解体およびRC(鉄筋コンクリート)のハツり工事の事例をご紹介いたします。建て替えが非常に難しい立地条件の中、ビル全体をオールスケルトン化し、次なる活用へ繋げるための大掛かりなプロジェクトの全貌をレポートします。
本物件が位置するのは、昔ながらの賑わいを見せる歴史ある商店街です。このような場所柄、建物を一度完全に壊して新しく建て直す(新築する)ことは、物理的にも法的・環境的にも非常に難しい条件が揃っていました。
そのため、「建物を壊さずに活かし、内部を完全に刷新する」という選択肢が選ばれました。元々は歴史ある大手企業の本社ビル等としても使用されてきた経緯を持つ建物であり、構造躯体を残しながら内部をくまなくリニューアルするための大規模な解体工事がスタートしました。
施工のポイントと難所
1. 1階〜4階のオールスケルトン化と複雑な区画変更
今回の工事では、1階から4階までの全フロアを対象に、内装をすべて取り払うオールスケルトン化を行いました。内部は細かい区画変更が非常に多く、それぞれの空間を丁寧に解体・整理していく作業には多大な労力と緻密さが求められました。
2. 頑強なRC(鉄筋コンクリート)のハツり作業
本ビルの最大の難所は、建物全体の構造および階段などがほぼすべて強固なRC造でつくられていた点です。コンクリートをハツって開口部を作ったり、不要な躯体を削ぎ落としたりする作業の連続となりました。
RC階段の完全撤去:2階から3階、3階から4階へと通じる頑丈なRC造の階段も、すべてハツって完全に削ぎ落とし、撤去いたしました。
細やかな足場の組み替え:狭小な内部空間や高所での危険なハツり作業を安全に進めるため、足場の組み替えや移動を何度も繰り返し、万全の体制で作業を遂行しました。
耐震基準を測りながらの慎重な施工:設計士が何度も現場に入り、建物の耐震基準や安全性を細かく測り・確認しながらコンクリートをハツっていくという、極めて高度な技術が要求される現場となりました。
総勢200人の人員を動員した大規模体制
これほどまでに大規模かつハードなRCハツり・スケルトン工事を限られた工期内で安全に完遂するためには、強力な協力会社のサポートが不可欠でした。当社が主導となり、さまざまな専門下請け業者にも声をかけ、総勢約200人もの作業員を投入しました。
刃を何度も交換しながらコンクリートと鉄筋に立ち向かう「ハツり中のハツり」とも言える過酷な現場でしたが、チーム一丸となってスケジュール通り約1ヶ月半で無事に工程をやり遂げました。
工事を終えて:新たな活用へ向けて
約1ヶ月半の工期と、総額約1,000万円を投じた本プロジェクトは、関係者全員の尽力により無事に完了いたしました。現在、すべての内装が取り払われて綺麗に生まれ変わった各フロアは、再び区画分けを行い、レンタルオフィスや多様な企業のテナントとして新たに貸し出される予定です。
株式会社ウラシコでは、今回のような歴史あるエリアやビルインテナントにおける、難易度の高いRCハツり工事、オールスケルトン化、大規模な原状回復工事など数多くの実績がございます。
建物の構造変更や特殊な解体工事でお困りの際は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。

