こちらの記事では、ウラシコのYouTubeチャネル【ウラシコチャンネル】で解説した、店舗退去にかかる費用内訳とコスト削減のポイント動画を文章でまとめています。
店舗退去を行う際には、借り主側に予想よりもはるかに高額な負担を強いられてしまうことも少なくありません。そのため、正しい手順に則った上で、その費用を抑えるポイントを解説します。最低限の損出で店舗退去を行うためにも、ぜひチェックしてみてください!
目次
店舗退去時にかかる費用
まずは店舗退去時にかかる費用について、解説して参ります!
店舗ごとにかかる費用は異なりますので、原状回復工事業者に見積もりを依頼することが最善策です。弊社でも見積もりをご提供いたしますので、安心してお任せください。詳細な費用項目を記載した見積書を提出いたします。
①原状回復工事費用
原状回復工事とは、店舗を借りたときの状態に戻すことをいいます。多くの場合、賃貸借契約書に記載された金額を支払いますが、契約書特約を超える使用による過失などがある場合は、追加負担が発生することがあります。
②解約予告通知提出~退去までの貸料
店舗退去を申請してから退去までの期間、通常3~6か月間は賃料を支払う必要があります。期間は契約書によって異なるため、確認が必要です。退去にかかる費用には、退去までの賃料も含めて算出する必要があります。
③空家賃
契約期間満了前に店舗を退去する場合、空家賃を支払う必要があります。賃貸借契約書に定められた借用期間中に退去できない場合は、空家賃が損失を抑えるための選択肢になることがあります。
④違約金
契約期間中に店舗を退去し、解約を進めたい場合は、違約金が発生することがあります。また、敷金も没収される場合がありますので、注意が必要です。
⑤退去後の敷金償却
店舗契約時に支払った敷金は、契約期間や内容に応じて償却されます。払い戻し額は賃貸借契約書に記載されているため、確認が必要です。
原状回復費用を抑えるポイント
最後に店舗退去の費用を抑えるポイントをいくつかご紹介します。基本的に賃貸契約書に記載してある費用を覆すことは難しいため、皆様が実践できる簡単な工夫をお伝えさせていただきます。
①店舗退去後の後継店舗を見つける!
店舗退去後の後継店舗を見つけることで、内装をそのままの状態で引き渡すことができたり、貸主が店舗退去費用を減額してくれたりすることがあります。
また、賃貸契約満了よりも前に解約し、違約金を支払わなければならない場合にも、後継店舗を見つけることで費用を削減できる可能性があります。
②店舗退去時に造作を譲渡する!
店舗退去時に、使用していた造作(厨房やカウンターテーブル等)を次期入居者に譲渡することで、原状回復工事や撤去工事に必要な費用を抑えることができます。
造作譲渡につきましては、オーナーや不動産管理会社と相談のもと、積極的に進めて行きましょう。場合によっては大きな費用削減につながる可能性があります。
③指定業者以外に見積もりを依頼する!
原状回復工事は、オーナーや不動産管理会社の指定された工事業者が行うことがほとんどです。しかし、指定業者の変更をオーナーに交渉し、許可が出る場合は、他の原状回復業者に見積もりを依頼してみましょう。
そうすると、必要のない工事を要求されていることが判明することがあります。その場合、オーナーや不動産管理会社によっては、交渉に応じてくれて、不要な工事を減らすことができる可能性があります。
④最後は、退去前に掃除を徹底的にしておくことです!
退去前に自分で綺麗にできる部分は徹底的に掃除しておきましょう。そうすることで、クリーニング費用や残置物撤去費用を抑えることができます。
まとめ
以上、店舗退去の流れと進め方、ポイントについてご説明致しました。店舗退去を行う際には、期間が思ったよりかかってしまうことや高額な負担を強いられてしまうことも少なくありません。
そのため、正しい手順を抑えるとともに、その費用を抑える工夫をとり、最低限の損出で店舗退去を行えるように、期間に余裕を持って前々からご計画ください。
もちろん東海エリアで、原状回復業者をお探しの場合は、ぜひ私たちウラシコにご相談ください!皆様のからおご連絡お待ちしています。それではまた!ありがとうございました。