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解体工事は雨天決行?悪天候が続いたらスケジュールはどうなる?

解体工事は雨天決行

解体工事を依頼する場合やこれから依頼する場合に、雨の日も工事を行うのか、雨の多い時期に工事を依頼すると雨で工事が中止になって工事期間が長くなるのか気になる人もいると思います。

今回は、解体工事は雨などの悪天候の時にも工事を実施するのかを説明していきます。

解体工事に関する規定

まず、各天候が解体工事にどのような影響を与えるのか、国はどのような指針を示しているのかを確認します。

「建築物解体工事共通仕様書・同解説」

「建築物解体工事共通仕様書・同解説」とは、国土交通省が発行しているもので、解体工事の安全対策や解体工事で発生した廃材の適切な処理などが記されているものです。

ここでは、工事の安全管理に関して「常に工事の安全に留意して現場代理人が管理を行い、施工を伴う災害および事故の防止に努める」「気象予報又は警報等について常に注意を払い、災害の予防に努める」と規定されているだけで、具体的な記載があるわけではありません。

そのため、悪天候の中でも作業を行うかどうかは、各業者ごとに定められていることになります。

天候の解体工事への影響

ここからは、各天候における工事への影響について説明していきます。

雨による影響

基本的には雨天決行

解体工事はその性質上、基本的に雨天決行となりますが、場合によっては作業を見合わせることもあります。

解体が終わった後の廃材の運び出しや建物屋内での作業であれば、雨天でも作業する際の危険度が低くなりますが、屋外で重機を使用する場合には、視界が悪いせいで地上で作業している人に危険が及んだり、解体すべきでないところを破損させてしまったりする可能性があります。

雨の日に工事するメリット

危険性が上がるにもかかわらず作業を実施するメリットは3つあります。

1つ目は、工事の際に散水する必要がなくなることです。解体工事の際には、解体時に発生する粉塵を抑えるために適宜散水を行いますが、雨が降っていれば散水する必要がなくなり、水道代の節約につながります。また、散水を行う作業員が別の作業を行うことができることになります。また、雨で十分に濡れる分粉塵の影響も軽減されます。

2つ目は、騒音が軽減されることです。雨が建物などに落ちるときには音が出ますので、工事で使用している重機や工具の音が軽減されることもあります。

3つ目は、工事の遅延の恐れが少なくなることです。工事のスケジュールは、万一のことを考えて予備日を設けるなど余裕を持った工程になっていることが多いですが、悪天候やトラブルなどが重なると、スケジュールの遅延が発生する恐れがありますが、雨天決行することで工事の遅延の発生を減らすことができます。

風による影響

場合によっては中止(中断)

風による影響は、雨による影響よりも注意深く考えなければなりません。廃材やがれきを手作業で分別・運び出しを行うのであればそれほど影響はないかもしれませんが、足場を組んで高所作業を行っている場合や重機を使用している場合には特に注意が必要です。

突風により高所で作業している作業員があおられてしまったり、落下させる予定のがれきが飛散し、通行人や近くの建物を傷つけてしまったりすることが考えられます。また、台風などの場合には、地上で保管している廃材なども風で巻き上げられ飛散する可能性がありますので、飛んで行かないような対策を施しておく必要もあります。

雪による影響

地域によっては中止(中断)もあり得る

雪による影響は、地域によってかなり差が出ます。都市部など比較的雪の降りにくく、積もりにくい地域の場合には、雪かきがそれほど必要ないため地面の凍結などに注意しながら作業を進めていくことになります。

一方、大雪が降る地域の場合には、積雪の影響で事前調査をきちんと行うことができない、工事が始まっても連日工事前に雪かきを行わなければならず、作業が思うように進まないなど工期を遅延させる要因が重なるため、冬の時期は工事に向きません。

また、除雪作業は見積額に含まれていない場合も多いですので、追加費用が発生する可能性も高くなります。豪雪地帯の業者であれば、雪が解体工事に与える影響を十分に理解していますので、そもそも雪が降る時期の工事を受け付けていない場合もあります。

天候により工事が遅延した場合の影響

前の項で、天候によって解体工事に中止や中断が発生することを説明してきましたが、工事の遅延が依頼者にどのような影響を与えるのか説明します。

追加費用の発生

悪天候が続き、工事スケジュールに遅延が生じた場合には、どれくらい遅延したかによって追加費用が発生することがあります。

一般的には、工事の遅延の可能性を考慮し、1~2日ほどの予備日を設定していますので、1~2日の遅延であれば問題ないことが多いですが、それ以上の遅延が発生する場合には、その分の人件費などが必要になりますので、追加で費用を請求される場合があります。

工事が遅れた場合の費用に関しては、工事発注前にしっかりと確認しておく必要があります。

まとめ

今回は、解体工事が天候の影響をどれくらい受けるのかを説明してきました。工事の遅れなどが発生する恐れもありますので、あまりひどくなければ実施するという場合が多いですが、基本的には安全第一で作業を実施していくことになりますので、無理に作業を依頼するようなことはしないようにしましょう。

解体工事では、残念ながら”悪徳業者”も数多く存在します。「壊せば終わり」と考えている業者には要注意です!こちらのページでは解体工事でよく起こるトラブルや、悪徳業者の手口、対処法、優良業者の選び方を体形的にまとめています。ぜひこちらもご覧ください。

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