解体工事を依頼する場合に一番気になるのは見積金額だと思いますが、工事業者を選定するときには、それ以外にも気にしておいてほしいポイントがいくつかあります。今回は、業者選びのポイントと岐阜県で業者を探すときのポイントを紹介していきます。
また、ウラシコのYouTubeチャンネルでは、内装解体・原状回復工事など、退去費用の見積もり書の見方は動画でも解説しています！ぜひこちらも合わせてご参照ください。
さらに、解体工事では、残念ながら”悪徳業者”も数多く存在します。「壊せば終わり」と考えている業者には要注意です！こちらのページでは解体工事でよく起こるトラブルや、悪徳業者の手口、対処法、優良業者の選び方を体系的にまとめています。ぜひこちらもご覧ください。
目次
解体業者の選定ポイント
一般的に、解体工事業者を選定するときに、どのようなところがポイントになるか紹介していきます。
解体工事に必要な許可を保有しているかどうか、登録しているかどうか
事業として解体工事を行うためには、「解体事業者の登録」をしているか、「解体工事業」と「土木一式工事」、「建築一式工事」、「とび・コンクリート工事業」のいずれかの「建設業許可」を保有している必要があります。さらに、解体事業者の登録は建設リサイクル法、建設業許可は建設業法で定められています。
解体事業者の登録の場合には、解体工事費用が税込500万円未満の解体工事しか受けることができず、登録している県内の工事に限られます。一方で、解体工事業と建設業許可を保有している場合には、工事金額の上限や工事現場の制限なく工事を実施することができます。
このように、どちらを満たしているかによって、実施できる解体工事の規模が変わりますが、どちらの場合でも、一定期間ごとの更新が必要です。きちんと更新できているかどうかで、スケジュール管理がきちんとできるところかどうかを見極めるポイントにもなります。
解体作業に必要な許可や免許を持っているかどうか
解体工事の中で行う作業や行為に対しても許可や免許が必要になることがあります。例えば、解体工事で発生した廃材をトラックやダンプで運搬する場合には「産業廃棄物収集運搬業許可」が必要であり、工事で使用する重機を操縦するには免許や講習を受講している必要があります。
このように依頼する作業に関して必要な認可や免許を有している人員を多く確保している業者であれば問題ないかもしれませんが、そうでない場合には、別の会社に外注することになるため、費用が高くなってしまったり、連携ミスで意図しない工事を実施されてしまったりする恐れもありますので、依頼する業者がすべての工事を実施するのかを確認しましょう。
解体工事の実績が豊富
業者選定のときに、実際に依頼しようとしている解体工事の実績が十分かどうかも重要なポイントになります。通常の解体工事であればどの業者でもさほど変わりはないかもしれませんが、アスベスト除去工事が発生する場合や、浄化槽の撤去が含まれる場合には、きちんとした知識やノウハウ、経験がある業者に依頼する方が賢明です。
実績があるかどうかはそれぞれの会社のHPで紹介されていたり、口コミサイトで確認できることもありますので、検索してみてもいいでしょう。
工事業者向けの保険に加入しているかどうか
解体工事には事故のリスクがあることは想像できると思います。重機や工具を使用している場合にはその可能性があがります。きちんとした解体工事業者であれば、万一の事故に備えて賠償責任保険に加入しています。
保険に加入している(できている)ということは、リスクマネジメントをしっかり行っている会社であるというだけでなく、保険会社の審査を通過している最低限の信用が置ける業者であるという指標にもなります。
依頼しようとしている業者のHPなどに記載がない場合には、見積もりや相談の際などに確認するようにしてください。
訪問見積もり（現地調査）を実施するかどうか
解体工事の際には、実際に現地を訪問し、建物の立地や状態を確認してから見積もり金額を算出するのが一般的です。
新型コロナウイルスなどの影響で、オンラインによる見積もりなども実施していた業者もいたようですが、ある程度落ち着いてきましたので、訪問による見積もりで正確な金額を出すことを考えると、訪問してくれるかどうかがポイントになります。
万一、電話だけで見積もりを出された場合には、廃棄物処理料金が含まれていないなど、工事後に追加料金が必要になる可能性が高くなります。このような事態を避けるためにも訪問による見積もりが必要です。
見積価格が適正である
見積書は基本的に、工事の詳細と金額が記載されているはずですので、工事費用の総額だけが「一式」として書かれている場合には、詳細な見積もりを出してもらいましょう。詳細な見積もりが出たら、その内訳を確認してください。
A社とB社では料金に含まれる工事内容が異なる可能性もありますし、廃材の処分費用が別になっている可能性もあります。見積もりに必要な工事がすべて含まれているかきちんと確認してみてください。
もし、詳細な見積もりを出してくれないような場合には、その業者は本当に信頼できる業者か怪しいです。
連絡がつきやすいかどうか、報連相が適切か
見積もりを依頼してからの返信の速さ、現地調査から見積もり提示までの時間など、業者からの連絡の時間がどれくらい速いかどうかで、その業者がどの程度信頼できるかどうか図ることができます。
連絡が取りやすいかどうかで、工事が始まってからもきちんと連絡が取れるかどうかにつながることになりますので、きちんと見極めてください。
事前の説明などの対応が丁寧かどうか
工事の見積もりを依頼した際のヒアリングの対応や説明が丁寧でわかりやすいかどうかで、信頼できる業者であるかどうかを判断する基準にできます。
岐阜県の解体業者を探す方法
岐阜県では、750社を超える企業が解体工事事業登録者として登録されており、その中から解体業者を選ぶのは難しいです。
ホームページで岐阜県の対応事例があるところ、近場にあるところ、知人の紹介などで見積もりを依頼することになると思います。
いずれの方法でも、前述のポイントを抑えて比較、精査しましょう。
各許認可の取得状況は、岐阜県内の各行政ホームページに掲載されている「解体工事業登録業者一覧」でも確認することができます。
岐阜県の原状回復・内装解体はウラシコにおまかせください！
今回は解体工事の業者を選定する際に、注意する点をいくつか紹介してきました。実際に解体業者を選定する場合には、今回紹介したようなポイントを確認しながら選ぶようにしましょう。
もちろん、岐阜県の原状回復、内装解体工事は私たちウラシコにおまかせください！私たちの施工事例ページでは、工期や料金など、実例を多数掲載しています。私たちの施工事例はこちらからご参照ください。