普段解体工事に縁のない私たちは、いざ必要となった時に、どんな解体業者を選べばいいのか途方に暮れてしまうこともありますよね。
少しでも安く請け負ってくれる業者に依頼したい、と考える方がほとんどだと思いますが、価格だけで選んでしまうと後々トラブルに発展する可能性も高くなるので注意が必要です。
そこで今回の記事では、工事を安心して任せられる優良業者を見分けるコツをご紹介します!業者選びで困っている方は是非ご覧ください!
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目次
悪徳業者の見分け方はYouTube動画でも解説しています!
悪徳業者の見分け方と対策はウラシコのYouTubeチャネル【ウラシコチャンネル】でも解説しています。解体業者の目線でリアルな事例をわかりやすく説明していますので、ぜひこちらもご参照ください!
建設許可証を持っているか
解体工事を行うためには、建設業許可を得ているか、解体工事業登録を行っていることが必要条件になります。請負金額が500万円以上の工事については、建設業許可を得ていることが必須となり、500万円以下の工事についても解体工事業登録をしている業者でないと工事を施工することはできません。
許可証を持っているかどうかが、都道府県に認可された優良業者かどうかの判断材料の一つになります。許可証のコピーをもらえるよう頼むなどして、しっかり確認しておきましょう。
解体工事の確かな実績があるか
解体業者の中には、これまでの工事施工実績をホームページなどで公開している業者さんも多いです。建設許可証を持っている業者さんでも、工事の種類によってはその工事の施工をあまり得意としていないケースもあります。
自分が施工してもらいたい工事の内容をしっかり把握した上でそれに近い工事内容の実績がある業者さんに工事を依頼するようにしましょう。
解体工事の価格が安すぎないか
工事内容や建物の立地条件によっても変動しますが、解体工事費用にも相場というものがあります。工事の施主はなるべく解体費用を抑えたいと思っているので、これより安い価格を提示してくる業者に飛びつきがちです。
ただし安すぎる見積もりには、後で高額な追加費用を請求されるケースや、廃棄物処理費用を除いた安めの坪単価を提示しておいて、実際に出た廃棄物を不法投棄するなどのトラブルが発生するリスクをはらんでいます。価格が安すぎると思った場合、発生する可能性のある追加費用について業者から十分な説明があるか、しっかり確認しましょう。
また産業廃棄物の不法投棄をされないためにも、マニフェストのE票(マニフェスト伝票の内、最後の一枚を指す。産業廃棄物を最終処分場で処理したことを証明する書類)のコピーを発行してくれるかどうか、しっかり確認しておいてください。
解体業者向けの保険に加入しているか
解体工事においては一定のトラブルが発生するリスクがあります。例えば、解体現場近くの家や人に危害を加えてしまった、などのトラブルが起こる可能性も排除することはできません。
解体業者が保険に入っていれば、保険で保障することができますが、加入していない場合、工事を発注した施主に責任が問われることもあります。契約する前に「どちらの保険にご加入ですか?」とやんわりと質問しておくことも優良業者を見分けるコツのひとつです。
近隣への対応はしっかりしているか
内装解体工事に近隣とのトラブルはつきものです。例えば、工事による騒音や振動、建物取り壊しの際に発生する粉塵、害虫による被害などがそれに当たります。工事に関する要望を聞く担当者が近隣への挨拶回りも担当することが多いので、身だしなみは整っているか、言葉遣いは丁寧か、基本的なところをチェックして、誠意のある対応ができるかどうか見極めておきましょう。
見積もりの内容は詳細に書いてあるか
まず良くない見積書の特徴は「○○工事一式 ○○円」とざっくばらんに記載してあることです。これでは何にいくらかかっているのか詳細がわかりません。良い見積書は、どんな工事にいくらかかってどのくらいの工期がかかるのか、施主にとってわかりやすく記載してあります。何も言わずとも、内容を詳細に記載した見積書を出してくれる業者を選びましょう。
解体工事の見積書のチェックポイントはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
支払い条件は適正か
解体工事の支払方法は主に以下の4パターンがあります。
① 2分の1ずつ着手金と残金に分けて支払う
② 工事後に全額一括払い
③ 着手金、中間金、残金の3回に分けて支払う
④ 工事前に全額一括払い
この中で注意したいのは④のパターンです。工事前に全額を払ってしまうと、工事完了前に逃げられる可能性もあります。なるべく②の工事後の一括払いでいいと言ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
優良業者を見分けるコツをご紹介しました。少しでも安い金額で請け負ってくれる業者に工事を依頼したいと思う気持ちはわかりますが、金額だけで決めてしまうと近隣への迷惑や、手抜き工事、産業廃棄物の不法投棄など、施主にとっても責任がかかってくる事態にもなります。
そのあたりの事情も鑑み、少々金額が高くても無理な値切りはしない方が良いでしょう。本記事で解説したポイントを参考にして、信頼できそうな業者に工事を依頼しましょう。
内装解体費用についてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。