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内装解体工事のガス管の撤去の流れ|施主・工事業者・ガス会社の役割を把握しましょう

名古屋駅前の残置物と施工前のダクト

解体工事でのガス管撤去方法

建物を解体する際に、「ライフライン」の撤去を行わなければなりません。ライフライン撤去の一つとしてガス管があります。ガス管の撤去工事を行っていなければ工事中に引火や爆発の危険性があります。

今回の記事では、内装解体工事でガス管撤去の流れについて施主・工事業者・ガス会社それぞれの役割を簡単に解説します。

原状回復全体の流れやスケジュール感に関しましては、こちらの記事で詳しく解説しています。こちらの記事も合わせてご参照ください。

ガス管撤去の流れ

解体工事の際にガス管を撤去するまでの流れをまず簡単に以下説明します。

①ガス管撤去の依頼連絡(施主)
②ガスメーターやガスボンベの取り外し(施主・ガス会社)
③撤去工事(工事業者)

以下一つずつ解説していきます。

ガス管撤去の依頼(施主)

ガス管の撤去をするためにはまずガスの停止と撤去の依頼を施主が行います。注意しなければならないのは、ガスの種類によって連絡先が違うということです。

ガスの種類によって異なる撤去の連絡

以下それぞれガスの種類による連絡方法をまとめています。

都市ガス

都市ガスの場合は、地域を管轄するガス会社に連絡を入れます。ガスメーターの閉栓撤去・ガス管の地境(じざかい)切断を依頼しましょう。

プロパンガス

プロパンガスが様々なガス会社があるので、自分の利用しているガス会社へ連絡する必要があります。プロパンガスはガスボンベ部分に会社名が書いてあることが多いです。ガスメーターとガスボンベの撤去を依頼しましょう。

集中プロパン

集中プロパンは、大きな造成工事を行ったような地域で採用されたガスの供給システムです。連絡は供給会社に入れます。

連絡時に伝える内容

ガス撤去の連絡をする際に伝える内容を説明します。注意点として、伝える際は必ず建物の「解体工事をするための撤去依頼」だと伝えましょう。都市ガスの場合、『地境(じざかい)撤去してください』と伝えると、スムーズに手続きできます。

このように伝えないと、ガスを停止するだけの扱いになってしまうことがあるので注意しましょう。

伝える内容は以下です。

・契約者の氏名
・連絡者の氏名・連絡先電話番号
・撤去する場所の住所
・撤去する時期
・お客様番号もしくはメーター番号

ガス管の撤去は立会いが必要になるので、スケジュールをあらかじめ組んだうえで連絡をするようにしましょう

ガスメーターやガスボンベの取り外し(施主・ガス会社)

ガス管撤去の当日にはガスメーターの取り外しを行います。場合によってはガスメーターの撤去は解体業者から事前に行っておくように言われることがあります。その場合施主が責任をもって取り外ししなければいけません。

しかし、施主が自分で取り外しを行うことは難しいのでガス会社に連絡して取り外してもらうようにしましょう。

ガス管の撤去(工事業者)

ガス管撤去の方法は状況によって方法が異なります。また、建物内のガス管は工事業者が撤去することが一般的です。以下それぞれの方法について説明します。

引込官ガス遮断装置の閉栓

建物全体として一定期間ガスを使用しないとき、引込官ガス遮断装置の閉栓を行います。引込官ガス遮断装置の閉栓を行うと、ガスの供給を停止することができます。

ガス管切断(地境切断)

大規模な工事や解体工事でガス管が完全に不要な時はガス管切断(地境切断)を行います。ガス管を切断することで敷地内のガス供給が停止します。解体工事の際はガス管切断を行いことが多いです。

ガス管撤去の際の注意点

ガス管の撤去を行う際には注意点がいくつかありますので覚えておきましょう。

ガス管の位置を確認する

敷地内のどこにガス管があるのかを確認しておきましょう。確認をせずにそのまま解体工事を行うと、ガス管を破損させる事故が発生してしまうこともあります。事前にどこの位置にガス管があるのかガス会社に聞いておきましょう。

ガス供給停止と切断工事を行う

ガスメーターの取り外しを行ってもガス管にガスが残っている可能性があります。そのまま持ち出すとガス漏れや爆発の恐れがあります。

解体工事の支障となる時は、事前に敷地内のガス管の遮断工事をする必要があります。遮断工事は、敷地内にあるガス管を切断して取り除きます。必ず、ガス供給が停止したことを確認してから遮断工事を行ってください。

地中配管の確認を行う

工事行う事前に地中配管の確認を行うことを忘れてはいけません。工事を開始した後に地中配管が見つかると、工期が伸びたり追加費用がかかってしまいます。解体工事中のトラブルを防ぐためにも事前に確認しておきましょう。

優良な解体業者に見分け方に関しましては、こちらの記事一覧ページにてまとめております。こちらも合わせてご参照ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。解体工事の際のガス管撤去は事故に繋がることも少なくないので正しい流れや方法を覚えておきましょう。

施主・工事業者・ガス会社の役割まとめ

施主:ガス管撤去の依頼連絡、ガスメーターやガスボンベの取り外し
工事業者:ガス管撤去工事
ガス会社:ガスメーターやガスボンベの取り外し

ガス管撤去の工事は施主・工事業者・ガス会社が一体となって行うことで安全に進めることができます。トラブルなく安全に行うためにこれらのことを覚えておきましょう。

優良な業者を探す際は、悪徳業者の特徴と手口をよく理解しておきましょう。こちらの記事も合わせてご参照ください。

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