家屋を解体する予定がある方、解体したいと考えられている方にとって、解体費用はできるだけ安く済ませたいですよね。今回は、解体工事を行う際に気を付けることで費用を抑えるポイントを6つご紹介します。
解体工事では、残念ながら”悪徳業者”も数多く存在します。「壊せば終わり」と考えている業者には要注意です!こちらのページでは解体工事でよく起こるトラブルや、悪徳業者の手口、対処法、優良業者の選び方を体形的にまとめています。ぜひこちらもご覧ください。
目次
空き家解体の現地調査の様子をYouTube動画でも解説しています!
私達ウラシコでは、解体撤去工事の見積もりの前に必ず現場を確認して、建物の位置や造作の形状、残置物の有無を確認し、お客様のニーズをきちんと確かめて、適切な見積もりをしています。実際の現地調査の様子を動画でもお確かめください。
中部エリアの解体費用の相場
国土交通省の資料によると、中部エリアの解体費用の相場は1坪あたり約3.5万円、50坪の家屋では約175万円が相場という指標が出ています。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001351140.pdf
ただし、建物の構造など様々な条件によって費用は変わってきます。次項では解体費用がどのような条件で変動するのかを解説します。
解体工事の費用の決まり方
解体工事の際には以下のようなポイントから費用が決定されます。
・建物の広さ(建坪数)
・建物の構造
・地下室の有無
・立地条件
・工事に関係する人員の数
建物の広さが広ければ費用は高くなり、建物にコンクリートや鉄骨が使われていれば割高になり、地下室があればそのぶん費用が掛かります。
立地条件は道路が狭くトラックが入れない場合などで、廃棄物の運搬を何回にも分ける必要があるため高くなります。また、隣の住宅と密接している場合防塵ネットが必要になり、追加工事が発生しやすくなります。
工事には、家具の処分や除草作業を行う人員も関わるため、処分する必要があるものが多ければ多いほど費用が掛かります。
名古屋市の解体工事の費用を抑えるポイント6選
では、実際に工事を依頼する際にどのようなことに気を付けると費用を抑えられるのでしょうか。ポイントは以下の6点です。
依頼時期を工夫する
依頼時期によっては費用を抑えられる場合があります。解体工事の閑散期は4月~10月ですので、この時期に工事を依頼すると良いでしょう。
また、繁忙期に入りますが1月1日以降もおすすめの時期です。なぜこの時期は安いかというと、土地の固定資産税が安くなるからです。
家が建っている土地には住宅用地(住宅を建てるための土地)の軽減措置が適用され、固定資産税が安くなります。そして、家が建っているかどうかを判断するタイミングが1月1日です。
1月1日以降に解体し解体した年の間であれば、固定資産税が安い状態で土地を売却、もしくは建て替えを行うことができます。
ローンを組む
住宅は解体工事でもローンを組むことができます。銀行に融資をしてもらう場合は、「フリーローン」や「空き家解体ローン」を活用すると審査が通りやすいです。
また、建て替えも検討している場合は、住宅ローンに解体費用を組み込めることもあります。
中間マージンをなくす
中間マージンとは、工務店やハウスメーカーを通して解体を依頼した場合に工事を別の業者に仲介する際に発生する上乗せ料金のことです。中間マージンを削りたいのであれば、解体業者を自分で探して依頼するのが良いでしょう。もちろん私達ウラシコにお任せください!
自分でできる事前準備をしておく
自分でもできることをあらかじめ行っておくことで少しでも費用を浮かせることができます。以下の3つは業者に頼まなくても良い工程です。
⓵不用品の処分
家具などの家財道具を処分、庭の除草・木の撤去など不要なものをあらかじめ自分で処分しましょう。特に家財道具はリサイクルショップやフリマアプリ等で売ればお金になるものもあります。少しでも費用の足しにできるよう、売れそうなものは分けておくと良いでしょう。
⓶建物滅失登記の手続き
建物滅失登記とは解体を行った場合など、建物がなくなった際に行う手続きです。解体工事が完了して1か月以内には手続きを済ませる必要があり、怠ると罰則がある場合もあるため注意が必要です。
⓷見積もりの際に竣工図(しゅんこうず)を用意しておく
竣工図とは、建物の造りを図面にしたもののことです。床下の構造や使われている建材など建物の詳細な情報を確認できます。
家を建てる際に貰うことができますが、依頼していないともらえないこともあります。竣工図がきちんと保管してある場合は見積もりの際に解体業者に提出することで適切な解体費用が算出できます。
助成金や補助金制度を使う
近年では様々な自治体が解体工事のための助成金や補助金を出しています。お住いの地域で活用できる助成金や補助金がないか確認しましょう。
活用できれば大幅に費用の負担減となります。例えば名古屋市では「名古屋市戸建木造住宅除却助成」という助成金が出ています。
詳しくは以下のサイトを参照してください。
https://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000150998.html
安すぎる業者に注意
安い業者の中には工事内容がずさんであったり、高額な追加費用を要求したりする悪徳業者が存在します。安い理由がはっきりしない場合は以下の3点を確認しましょう。
・解体に必要な許可の取得や保険加入の有無
・見積もりの詳細な内容
・マニフェストという廃材処分の工程を記録した書類の写しが貰えるかどうか
上記の内容を確認して、不審な点がないか注意深く観察しましょう。
まとめ
今回は名古屋市の解体工事の費用を抑えるポイントをご紹介しました。無理のない範囲で準備を進めて、工事費用を抑えましょう。名古屋市の退去に伴う作業、内装解体、原状回復に関するトピックはこちらのカテゴリーにまとめています。ぜひ合わせてご確認ください。