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【テナント・オフィス】初めての原状回復の進め方を解説!作業手順、必要書類、スケジュールをわかりやすくご紹介!

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今回は、原状回復工事、解体工事の流れ(作業フロー)をご説明します。その中で、注意点、準備書類、やっておくと良い事、こうすると料金が少し安くなるかも知れない、などのポイントをお伝えします。

「原状回復工事」とは、賃貸物件やオフィスなどを退去する際に、契約時の状態に戻すために行う工事です。しかし、実際にどんな事をやっているかは、同業者でない限り知らないと思います。

本日は、「原状回復工事」とはどんな事をやっているかを「原状回復工事の流れ」と共に注意点や気をつけるポイントなども一緒に解説していきます。

原状回復の基本的な流れ

それでは、原状回復工事の流れの解説を始めます。

①お問い合わせ(電話・メール・LINE)

まずは、電話やメールから依頼して下さい。この時、大まかな状況などを教えて頂けると業者側も助かります。その後、お客様と日程を合わせ現場調査を行います。

②現場調査

次に現場調査を行います。現場調査では、内装、設備、電気配線、空調などの状態を調査し、原状回復に必要な工事内容を決定します。この段階で、どの部分が入居者の負担で修繕が必要かなども確認します。

原状回復工事の料金は、広さ、残置物の量、家の古さ、周辺の道や状況などで変わってきますので、必ず現地を確認する必要があります。

ここで注意点です!

実際に現場に行って現場調査をしない企業は注意です。やはり、実際に現場を確認しないとわからない事が沢山あります。現場に行かないで、見積もりをする様な企業は、その後にトラブルになりやすいです。

もう1つ注意点です!

トラブル防止のための写真記録が大切!入居時と退去時の状態を記録した写真を残しておくと、原状回復のトラブル防止に役立ちます。オーナーや管理会社と共に状態を確認し、退去後の紛争を未然に防ぎます。

原状回復工事は、契約内容の理解と双方の合意に基づいて進めることが大切です。適切な準備とコミュニケーションを図り、スムーズな退去手続きを行うことが、トラブルを避ける鍵となります。

③お見積もり書の提出

次に、お見積もり書の提出です。現場を確認した事で、見積もりをスタートさせます。数日後には、お見積書をお送りする事が可能です。

全ての項目が記載されているか?内容に間違いがないか確認しましょう。

ここで注意点です!

原状復帰に関する費用負担が明確にされているかを確認します。故意過失による損傷と、通常の使用による劣化や経年劣化で負担する部分が異なりますので、トラブルを防ぐために、見積もり段階でオーナーと協議しておきます。

また、様々な状況があると思うので、3社くらいに同じ条件で相見積もりをして、しっかり説明を受け、把握した上で依頼する企業を決めましょう。

次に、どこの企業に依頼するかが決まったら、契約書の作成と確認に進みます。

④契約書の作成と確認

次に契約書の作成と確認です。原状回復の範囲を確認します。

賃貸契約書や物件の入居時の写真・報告書を確認し、原状回復の範囲や詳細を明確にします。原状回復の範囲が契約書で明確に規定されていることが多いですが、曖昧な場合は管理会社やオーナー様と調整します。

ここで注意点です!

賃貸契約書で定められている原状回復の範囲を正確に把握することが最も重要です。通常の使用による経年劣化は入居者の負担ではなく、故意または過失による損傷のみが入居者の負担となることが一般的です。この点をしっかり確認し、オーナーや管理会社との認識のずれを防ぎます。

また、法令を遵守している企業を選びましょう。粗大ゴミを山に捨てる様な悪徳業者もいますので気をつけましょう!契約関係を適当にやっている企業は、少し疑って掛かかった方が良いでしょう。

⑤工事の計画・スケジュール調整

契約が終われば、工事の着手がスタートします。工事の計画とスケジュール調整を管理会社やオーナー様と行います。

テナントやオフィスの営業が終わった後に、原状回復工事を行うため、退去日と工期を調整します。工期が短い場合は、複数の業者を同時に進行させることも検討します。ご担当者様と具体的な工事内容を打ち合わせし、施工スケジュールを確定させます。

ここで注意点です!

原状回復工事が遅れると、次のテナントの入居に影響が出るため、契約上のトラブルに発展することがあります。業者との連絡を密に取り、スケジュールの遅れがないよう管理します。

⑥原状回復工事・内装工事の実施

工事の範囲は、建物などによって変わってきますが、壊すだけでなく、壁紙の張り替え・塗装などを行う場合もあります。壁紙や塗装が傷んでいる場合、契約時の状態に戻すために張り替えや再塗装を行います。特にタバコのヤニや汚れ、穴などがある場合は重点的に修繕します。

フローリングやカーペットの傷や汚れが目立つ場合、それらを交換・修繕します。床材の種類により修繕の方法や費用が異なります。建具についても、ドアや窓、什器の修理や交換が必要な場合、これも原状回復工事の一環として行われる場合もあります。

⑦設備工事の実施

次に、設備工事を行います。オフィスやテナントでは、入居者が取り付けた空調機器や電気設備がある場合、それらを撤去し、元の状態に戻す必要があります。また、照明器具などの設備が劣化している場合も修繕します。

トイレ、キッチン、洗面台などの水回り設備がある場合、正常に動作することを確認し、必要に応じて清掃や修繕を行います。

⑧最終確認と清掃

最後に、最終確認と清掃を行います。

工事が完了したら、オーナーや管理会社と一緒に物件の状態を確認します。この際、契約時の写真や報告書と比較し、原状回復が適切に行われているかを確認します。

工事後には、物件内の清掃を行い、引き渡しに備えます。床や窓、壁などがきれいに清掃されていることが重要です。

ここで注意点です!

工事が完了しても、汚れが残っている場合、原状回復が不十分だと判断されることがあります。最終的な引き渡し前に、細部まで清掃が行き届いているか確認することが大切です。

⑨引き渡し

全ての工事と確認と・清掃が完了したら、オーナー様や管理会社に正式に物件を引き渡します。この時点で、原状回復が完了し、賃貸契約が終了します。

原状回復工事に需要な書類3つ

最後に、原状回復工事に需要な書類3つの説明をします。

賃貸契約書

まずは、賃貸契約書です。賃貸契約書は、原状回復工事の範囲や入居時の状態を確認するための最も重要な書類です。契約書には、退去時の原状回復に関する条項が含まれており、どの範囲まで回復すべきか、経年劣化に対する入居者の責任が記載されています。

工事契約書(請負契約書)

次に、工事契約書(請負契約書)です。原状回復工事を依頼する際に、工事業者との間で締結する契約書です。工事の内容、工期、費用、支払方法、瑕疵保証、契約解除の条件などが明記されます。工事範囲が正確に記載されているか、費用や支払い条件、工事の品質に関する保証が明示されているかを確認しましょう。

承諾書

次に承諾書(オーナーや管理会社からの承認書)です。原状回復工事を実施するためのオーナーや管理会社からの承諾書です。工事内容が双方合意の上で進められることを証明するために使用します。

まとめ

原状回復工事の流れ(フロー)の概要を解説しました。原状回復工事は、ただ壊すだけではなく、細やかな作業も多くあります。どんな手順で進めるかを把握して、業者としっかり相談しながら進め、トラブルのない原状回復工事を行いましょう!

解体工事・原状回復のご相談やお見積りはウラシコにお気軽にご連絡ください。もちろん、同業者様でも構いません。どなた様もお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

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