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高所作業とは?定義や種類について解体工事業者がわかりやすく解説します。

家の解体作業

高所作業とは

建設現場や解体工事では、高所作業は欠かせません。とはいえ「高所作業」といっても、どのくらいの高さの作業を指すのか分からない方も多いのではないでしょうか?

高所作業は労働安全衛生法による規定に基づいて、作業を行うよう義務付けられています。

高い作業の現場では事故につながる可能性も高いため、労働安全衛生法の定義や安全対策など理解しておくことが大切です。

まずはこの記事で高所作業の概要を把握していきましょう。高所作業の定義や安全対策、種類についても紹介しますので、ぜひ現場で役立ててください。

高所作業とは

解体工事では不可欠な高所作業。高所作業とは、2m以上の高さで作業を行うことを指します。なぜ2mかというと、労働安全衛生法によって決められた数字だからです。

また高所作業にかかわっている人は、特別教育の受講を受けなければいけません。なぜ高所作業は法令や受講が必要なのでしょう。それは、危険を伴う作業だからです。2m以上もの現場の作業は転落の危険性が潜んでいます。

このような事故を最小限に留めるため、高所作業は厳しい規則が決められています。それと同時に高所作業に関わる人は、安全管理が重要だということを認識しておかなければいけません。

高所作業による労働安全衛生法の定義

高所作業の定義は、労働安全衛生法によって定められています。

労働安全衛生法とは工場や解体工事など、さまざまな現場の労働者に安全な環境を用意するための法律です。

労働安全衛生法で決められている高所作業の定義は、おもに以下の6つです。

高所作業で気をつけるべき安全対策

高所作業では、労働安全衛生法に基づき安全対策にも気を配らなければいけません。

ここで紹介する安全対策は、労働安全衛生法で決められているものです。数値も細かく決められていますので、作業前にしっかり確認をしておきましょう。

ハシゴの使用

高所作業では、ハシゴを使用して作業することも多いです。

ハシゴを使うときは、上下部の両端をしっかり固定します。また傾斜角も決まっており、ハシゴ使用の場合は75度です。下部は滑らないよう、滑り止めで固定してください。

さらにハシゴの上部は、60cm以上出なければいけません。細かい規定ですが、この方法がもっとも安全にハシゴを利用できるので、必ず守るようにしましょう。

脚立の使用

脚立を使って高所作業をする場合も細かい規定があります。

脚立の傾斜角は、75度以下になるよう設置しなければいけません。また脚立の使用には、踏み桟をすべて使えないよう決められています。

脚立の長さ 使える踏み桟
210cm以下 上から2段目まで
240cm以上 上から3段目まで

実際に脚立で交渉作業するときは、体を支える部分として踏み桟の上部を何段か残しておきましょう。

※踏み桟・・・ハシゴなどの足を掛けて踏むところ

フルハーネス型安全帯の使用

高所作業では落下防止のため、フルハーネス型安全帯の使用が義務づけられています。

フルハーネス型安全帯は、装着すればよいというわけではありません。正しく着用しないと、実際に落下した際、ベルトが血流を圧迫する可能性もあります。

そのため高所作業の従事者は「フルハーネス型安全帯使用作業特別教育」を受講が必要です。講義で正しい着用方法、事故につながる危険性を学んだ人だけが、結果として高所作業ができるというわけです。

フルハーネス型安全帯を使用するときは、合わせて紐や金具の劣化にも注意しましょう。

ヘルメットの着用

高所作業では、常に落下の危険と隣り合わせです。万が一に備えて、高所作業する際はヘルメットの着用が求められています。

ヘルメットには

の2種類ありますが、高所作業では墜落時保護用を着用しましょう。着用する際は、あぎひもをしっかり締めることを忘れないでください。

高所作業の種類

一口に高所作業といっても、作業現場は多岐に渡ります。ここでは主要の高所作業の種類を紹介していきます。

ここに挙げていない現場でも、2m以上で作業する場合は高所作業に当たりますので注意しましょう。

建設現場や解体工事

高所作業でもっとも身近なのは、建設現場や解体工事です。

高いところで作業することが多い現場では、作業内容に応じて足場を組みます。また高層ビルを取り扱う現場では、高所作業車やクレーン、ゴンドラなども使われます。

天井内の点検作業

天井の内部は、配線や空調、給排水設備など複雑な構造です。これらの点検作業でも、足場を組んで作業を行います。

多くの場合、天井までの距離は2mを超えるため、高所作業の一環に含まれています。

高層ビルの窓清掃業務

高層ビルでは定期的に窓清掃を行います。高層ビルの窓清掃では下から足場を組むのではなく、上からゴンドラを吊り下げて作業するのが一般的です。

地面から2m超える現場のため、高所作業に含まれます。

屋外設備の保守点検

屋外設備の保守点検でも、高所作業に含まれるものはたくさんあります。

例えば

など、挙げればキリがありません。

これらも地上から2mを超える場所が作業現場となるため、高所作業になります。

まとめ

解体工事では、さまざまな危険が伴います。高所作業も安全対策をしなければ、事故につながる可能性も。

高所作業は労働安全衛生法で決められた規則を守り、少しでも事故を回避するよう努めてください。また、安全管理がいかに重要かということも、常に頭に入れておきましょう。

解体工事では、残念ながら”悪徳業者”も数多く存在します。「壊せば終わり」と考えている業者には要注意です!こちらのページでは解体工事でよく起こるトラブルや、悪徳業者の手口、対処法、優良業者の選び方を体形的にまとめています。ぜひこちらもご覧ください。

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