コロナ禍の影響で、飲食店を閉店せざるをえない方も多くなってきました。閉店するにあたって困るのが厨房機器の処分。厨房機器は大型なこともあり、処分に困る方も多いのが現状です。なるべくスピーディーにお得に処分できれば、それがいちばん。
今回は厨房機器の処分方法について紹介します。またお得に処分するなら買取業者を使うのがおすすめです。少しでも高く査定してもらうためのポイントも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
厨房機器を処分する方法
いらなくなった厨房機器を処分する方法はおもに3つあります。どの方法が自分にとってメリットがあるのか比較してみてください。
粗大ごみとして捨てる
一つ目は粗大ごみとして処分する方法です。ただしこの方法はあまりおすすめではありません。
まず粗大ごみとして処分するには、各自治体が指定する処分方法が前提です。さらに自分で処理場まで持って行く必要があるため、かなりの労力がかかります。また処分するためには処分代がかかるため、メリットは少ないといえるでしょう。
不用品回収業者に依頼する
労力がかからず楽に処分できるのが、不用品回収業者に依頼する方法です。直接、店舗まで回収に来てくれるためムダな労力はかかりません。しかし気をつけたいのが費用です。不用品回収業者は民間企業のため、依頼する業者によって費用がマチマチであること。
また厨房機器によっては産業廃棄物として処分しなければいけないものもあります。この場合『産業廃棄物収集運搬業』の許可を持っている業者しか処理できない仕組みになっています。万が一依頼する場合は、許可を持っているか確認しましょう。
また、産業廃棄物とマニフェストの関係は、こちらの記事でより詳しく解説しています。解体工事を依頼される際は、必ず理解しておきましょう。
買取業者を利用する
いちばんおすすめの処分方法は、買取業者を利用する方法です。メリットは事前に査定をしてもらえることです。店舗まで足を運んで査定しそのまま買い取ってくれるため、厨房機器を運ぶ手間が省けます。
そして他の処理方法と大きく違う点は、費用を払う必要がないという点。買い取ってもらった厨房機器はそのまま収入につながるのも良い点です。今まさに注目されている処分方法ですので、複数業者から見積もりを取ってみるといいでしょう。
また、備品を買い取ってもらうことでメリットがあります。詳しく知りたい方は、合わせてご参照ください。
厨房機器を処分するなら買取がいちばん!高く売るためのポイントを紹介
いちばんお得な買取業者を利用する場合、少しでも高く見積もってもらいたいですよね。少しの工夫で査定も大幅アップする可能性もあるため、これから紹介するポイントを押さえて見積もりをしてもらいましょう。
正常に動くことが前提!動作確認は事前にしておく
厨房機器の動作は査定に大きく響きます。そのため、正常に動くかの動作確認はしておいてください。実際に査定してもらうまでは電源も落とさないようにするといいでしょう。
うまく動作確認できない場合でも買い取ってくれる業者はあります。ただし金額は期待できませんので、その場合は『無料で引き取ってもらった』ぐらいに思っておきましょう。
年式が新しいものは高値が付きやすい
リサイクルショップで家電を購入する場合も、年式が新しいものを選びがちですよね。厨房機器にも同じことがいえます。
新しければ新しいほど高値が付きやすいため、閉店するときは早めに査定してもらうのがおすすめです。目安は製造年月日から5年以内。8年以上たった厨房機器は、ほとんど値が付かないので注意してください。
付属品や取扱説明書もそろえると良い
意外と盲点なのが、付属品や取扱説明書です。これらを付けて査定してもらうだけでも、見積額は大きく違います。イメージとしては『購入した状態で査定してもらう』こと。査定前に付属品や取扱説明書はそろえておきましょう。
査定に出す前に極力汚れを落としておく
きれいな厨房機器は、それだけでも査定額がアップします。日頃から小まめな掃除をしておくことが大切です。とくに飲食店の場合、油汚れが付きやすいため入念に掃除をしておきましょう。
厨房機器は1点よりもまとめて売る方が高価買取してもらいやすい
厨房機器の売り方で覚えておいてほしいのが『まとめ売り』です。1点でも買い取ってもらえますが業者のコストを考えると、まとめて買い取った方がコスト削減できるため査定に上乗せしてもらえる可能性があります。
買取業者の中には、厨房機器と一緒に家具や食器も買い取ってくれるところもあるため、複数の業者と交渉してみるといいでしょう。
定番の厨房機器は査定を高く見積もってもらいやすい
厨房機器の中には、もともと査定額が高いものがあります。
例えば以下のようなものがあります。
- 製氷機
- 冷凍冷蔵庫
- 冷蔵ショーケース
- コンロ
需要が高い機器はすぐ売れるため、業者も在庫を抱える心配がありません。
合わせてメーカーにも着目してみてください。
- ホシザキ
- フクシマ
- タニコー
- マルゼン
これらのメーカーは、場合によって定価よりも高く見積もってもらえる可能性があるので要チェックです。
こちらの記事は厨房機器の他にも、備品を買い取ってくれる業者の相場がわかりますので、合わせてご参照ください。
まとめ
厨房機器の処分方法はいろいろありますが、少しでもお金に替えたいなら買取業者を利用してみるのがおすすめです。高く見積もってもらうために、今回紹介したポイントをぜひ実践してみてください。とくに定番商品や人気メーカーを持っている店舗は、それだけでもお得です。
購入時と同じ状態で売れるよう、手入れや付属品の有無確認は事前に行っておきましょう。