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太陽光設備の撤去をご検討されている方の中には、どのくらいの費用がかかるか気になっている方も多いのではないでしょうか。このページでは、太陽光発電設備を撤去する際に必要となる費用、工程、関連法規について解説します。太陽光発電設備の撤去は私たちウラシコにお任せください!撤去から産廃処分までワンストップで対応可能です。
太陽光発電設備の撤去費用には、撤去作業にかかる費用だけではなく、産業廃棄物の運搬費や処分費などの費用もかかります。この撤去費用を巡ってトラブルや費用削減のための不法投棄が問題視されている背景から、2022年7月以降、太陽光発電設備の廃棄等費用積立制度が開始されています。このページでは同制度に関してもわかりやすく解説します。
瓦の葺き替えや塗装工事をする場合
住宅の屋根に太陽光パネル等が設置されている場合、葺き替えや屋根の塗装工事の際に撤去が必要です。リフォーム後にそのまま継続して使用する場合は、処分せずにそのまま再設置をする流れになります。
家屋を解体する場合
太陽光設備だけを別の業者に依頼するのではなく、建物本体の解体とまとめて依頼した方が安くなります。太陽光設備の一部は産業廃棄物として適切な処理が必要となるため、必ず処理方法を確認しておきましょう。
太陽光設備のパーツを交換する場合
パネルやパワーコンディショナなどの交換を行う場合は、撤去後の設置までをまとめて対応してくれる業者に依頼しましょう。また、メーカー保証が適用できる場合がありますので確認しておきましょう。
FIT満了で継続を断念する場合
住宅用の太陽光設備における固定価格買取制度(FIT)の期間満了(10年)に伴って撤去を依頼されるケースは非常に多いです。殆どの場合、自己都合での撤去となるため、費用が発生する点に注意しましょう。
中古物件の太陽光設備リフォーム
パーツの交換により収益改善が見込まれる場合、新しいパーツに取り替えることがよくあります。太陽光設備を引き継ぐ場合は、今後十数年かかる同設備のメンテナンス費と撤去交換も予算に考慮しましょう。
太陽熱温水器の撤去
太陽を利用する設備は太陽光パネルだけではありません。太陽熱温水器も屋根に設置する太陽光設備の一つです。太陽光パネルとほぼ同様の行程で撤去、処分が必要です。中には太陽光発電と一体化したモデルもあります。
太陽光発電設備・パネルを撤去・廃棄する場合にかかる費用項目と費用相場について説明します。撤去・廃棄に必要な費用は、主に撤去費用、運搬費用、処分費用の3つに分類されます。これらは、有機物を含むモジュールを適切に処理するために必要です。適切な処分がなされない場合、罰金や懲役刑の対象になる可能性があるため、注意が必要です。
太陽光パネルを取り外すためにかかる費用です。この費用は、太陽光パネルの数、屋根の形状や傾斜角度、建物が1階建てか2階以上か、足場を組む必要があるかなど、設置状況に応じて異なります。
運搬費の相場は、4トントラック1台で約25,000円前後です。処分場までの距離によって差が出ることがあります。産業廃棄物を運搬するには、自治体が許可した運搬業者に限られるため、適切な処理が行われるよう注意が必要です。
取り外された太陽光パネルは、廃棄物処理業者などによって最終処分が行われます。この費用は、太陽光パネルの状態や資源価格によって異なります。太陽光発電の処分費用相場は、10kW以上のものは1kWあたり約2万円前後です。したがって、例えば20kWの太陽光パネルの処分費用は約40万円になります。
撤去後の太陽光設備は、それぞれ適切な方法で廃棄されます。産業廃棄物と一般廃棄物の区別を最低限知っておく必要があります。産業廃棄物は、所定の方法で正しく処理しなければ法令違反になるため、注意が必要です。
架台レールや関連する電子機器などは、一般廃棄物になりますので、ご自身で処理する場合は自治体の処理施設に持ち込むことができます。ただし、自治体によって処理方法が異なる場合があるため、確認が必要です。通常は、撤去業者が処理を担当するため、自分で処理場に持ち込む必要はありません。
太陽光パネル(モジュール)は、有害物質である鉛、セレン、カドミウムを含む産業廃棄物です。適切な処分をしない場合、廃棄物処理法に違反することになり、罰金や懲役刑が科せられる可能性があるため、注意が必要です。また、ごく一部の古い設備には、「PCB」などの特別管理産業廃棄物に該当するものがあります。
一般的に、住宅に設置されている太陽光パネルを撤去・廃棄する場合、以下のような費用がかかります。ただし、これらはあくまで相場であり、実際の費用は若干異なる場合があります。
特に、太陽光発電設備がなくなった箇所の修理費用が高額になることがありますので、注意が必要です。また、撤去作業が困難な場合は、作業員の数を増やしたり、作業日数を延長したりする必要がある場合があります。通常、基本的な作業には、1日に3~4人の作業員が投入されます。
費用 | 内訳 |
---|---|
作業費・人件費 | 100,000~150,000円程度 |
足場(養生)費用 | 700~1,000円程度 / 1㎡ |
屋根の修理費用 | 屋根の状態によって変動 |
運搬費 | 距離によって変動 |
処分費 | パネルの種類によって変動 |
再エネ特別措置法が2022年7月に改正され、太陽光発電設備の廃棄費用の積立制度が導入されました。この制度の背景や内容について、重要なポイントを以下に抜粋してご紹介します。詳細については、以下のリンクを参照してください。
参照:資源エネルギー庁 太陽光発電設備の廃棄等費⽤積⽴制度について
太陽光発電設備には有害物質が含まれているため、廃棄処理を行う必要がありますが、現在は不要になった設備が放置や不法投棄されている状況があります。この問題に対し、国は『廃棄等費用積立ガイドライン』を作成し、10kW以上のFIT認定を取得した発電所を対象に、2022年7月から廃棄費用の積立を義務化しました。
対象 | 10kW以上の太陽光発電設備を有するFIT・FIP認定事業 |
積立方法 | 源泉徴収 |
金額 | 基準価格×売電電力量 |
時期 | 調達期間または交付期間の終了前10年間 |
払い戻し | 産廃処理が確実に見込まれる資料の提出ができる場合可能 |
2017年4月1日 | 改正FIT法 太陽光発電設備の廃棄にかかる費用を事前に積み立てる計画を提出することが義務化 |
2018年7月31日 | 廃棄費用に関する報告が義務化 運転費用報告書に廃棄費用積立の計画と実績の記載欄が追加 |
2020年2月25日 | 法律改正の閣議決定 太陽光発電の廃棄費用の外部積立(源泉徴収)の義務化が決定 |
2020年6月5日 | エネルギー供給強靱化法の成立 業用太陽光発電事業者には、原則として廃棄費用の外部積立が義務化 |
2022年7月1日 | 太陽光発電設備廃棄等費用積立制度の開始 太陽光発電設備廃棄等費用積立が義務化 |
積立金は積立基準額×売電量で求めることができます。ただし、積立基準額はFIT認定年度、入札区分、容量mによって変動するので留意が必要です。上図に則り、例として2012年度にFIT認定を取得した50kWで計算を行います。
・積立基準額:1.62円
・年間発電量:50,000kWh(50kW×1,000kWh)※1kWシステムあたりの年間発電量を1,000kWhと仮定
・年間積立費用:81,000円(1.62円 × 50,000kWh)
・積立満了時の総積立費用:810,000円(81,000円 × 10年)※積立期間はFIT制度適用後の10年
参照:資源エネルギー庁 太陽光発電設備の廃棄等費⽤積⽴制度について
FITの事後処理には注意が必要です。固定価格買取制度の認定を受けている場合、廃止届を提出する必要があります。設置時に手続きを行った代行事業者に相談することをおすすめしますが、廃業などで、自分で手続きを行う場合は、JPEA代行申請センター(JP-AC)のウェブサイトから「再生可能エネルギー電子申請」の「廃止届マニュアル」を確認しましょう。
補助金を受けて太陽光発電設備を設置し、法定耐用年数である17年を満たさずに設備を廃棄する場合には、補助金を返還しなければならない場合があります。補助金の交付に関する資料や交付元のホームページ等で確認しましょう。
太陽光パネルは架台に固定されており、その架台を屋根に固定する金具を固定金具と呼びます。この金具を屋根から取り外す場合は、しっかりと屋根の防水処理を施すことが必要です。これらを怠り漏水が発生するケースが非常に多いです。
電話・問い合わせフォーム・ラインでお問い合わせください。しつこい営業等をすることは絶対にありません。現場の場所や大まかなご依頼内容、ご希望の工事の時期、その他のご要望等をお伺いすることがありますので、可能な限りご準備の上ご連絡いただけますとスムーズにご案内が可能です。
現場へお伺いして、太陽光発電設備の設置状況を確認します。所要時間は1~2時間程度です。現場を直接見せていただくことが難しい場合、図面や写真のご提出で概算の見積が作成可能な場合もあります。
現場確認後、基本的に5日以内にお見積書を提出いたします!ご予算やご希望に合うよう、可能な限り調整いたしますのでご相談ください。
お見積書にご同意いただき、契約成立です。見積書をお出ししたからといって無理に契約を勧めることは一切致しません。お客様がご納得の上で、契約を進めて参ります。
申請手続き完了後、工事を安全に行うため下記の準備を行ないます。
・作業主任者の選任
・看板等の掲示・表示
・産業廃棄物管理表(マニフェスト)の管理
・行政への報告等
安全に作業するために、屋根の上などに足場を設置いたします。また屋根や家を傷つけないように必要に応じて養生処理を施します。また、工事による騒音が気になる場合は防音シートを設置します。
・足場の設置
・屋根、床、壁、などの養生
・防音シートなどの設置
太陽光発電設備とそれに付随する設備の撤去作業を行なっていきます。基本的には手作業で撤去に当たりますが、必要に応じてクレーンなどの重機を用いる場合があります。安心安全作業を徹底しております。
作業後は、撤去した部材を産業廃棄物を適切に処理します。有害物質が残らないように丁寧に掃除を行います。
・産業廃棄物の回収
・養生撤去
・仕上げ清掃
産業廃棄物を収集した後、都道府県知事の許可を受けている産業廃棄物収集運搬業者、最終処分業者へ引き渡します。(※マニフェストを発行します)
工事完了後、廃棄物マニフェストなどを報告書としてまとめ、所轄官公庁へ工事完了を報告します。また、電力会社などへの報告をサポートいたします。
太陽光発電を撤去する場合には、撤去費用以外にも運搬費や処分費などの費用が発生します。適切な処理業者と連携し、産業廃棄物事業者の免許を持っている業者に依頼することをお勧めします。撤去前には、買電の年間支出額や他の再利用方法をリサーチして、慎重に検討することが重要です。
当社は、太陽光発電の撤去に関する専門知識と経験を持つ専門家が在籍しています。内装解体工事においても、高い技術力と安全性を兼ね備えており、お客様のニーズに合わせた最適な撤去方法をご提案いたします。オンラインでも相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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