2022/10/16
【5分でわかる】解体工事前の家具の賢い撤去方法とは|解体工事業者が解説します
解体工事を行うことになれば、家具の撤去も含めた工事を依頼している場合を除き、工事が始まる前までに室内に設置してある家具を撤去しておかなければなりません。今回は、室内の家具の賢い処分方法について紹介します。引っ越しや買い替えで家具を処分したい人の参考にもなると思います。
また、原状回復に関する節約術は、こちらのカテゴリページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください
目次
空き家解体の現地調査の様子をYouTube動画でも解説しています!
私達ウラシコでは、解体撤去工事の見積もりの前に必ず現場を確認して、建物の位置や造作の形状、残置物の有無を確認し、お客様のニーズをきちんと確かめて、適切な見積もりをしています。実際の現地調査の様子を動画でもお確かめください。
家具の処分方法
室内に設置してある家具の処分に関しては、いくつかの方法がありますのでいくつか紹介します。
粗大ごみとして回収してもらう
自身で家具を搬出できる場合には、各自治体に粗大ごみとして回収を依頼する方法があります。自治体によっては、インターネットや電話で回収の依頼を行い、その際に家具の大きさや種類で料金がわかるようになっています。
自治体によって回収の方法は様々ですが、大阪市の場合ではコンビニなどで各料金に合わせたシール(処理券)を購入し、処分する家具などに貼り付けて、回収日に指定の回収場所に置いておくことになります。
回収のルールなどは各自治体で変更になる場合がありますので、回収を依頼する場合には、自治体の窓口に問い合わせるなどしてください。
家具の材質によっては分解・解体して普通ゴミとして処分できる場合もありますので、一度確認してみてもいいかもしれません。
家電量販店などに引き取りを依頼(指定の家電のみ)
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)により、家庭用のエアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機に関しては、各製造メーカーが回収し、有用な部品や材料をリサイクルすることで、廃棄物を減らすとともに、資源の有効利用を推進することが義務付けられています。
この法律により、使用者である我々も先に挙げた家電を処分する場合には正しい方法で処分しなければなりません。 家電を購入した販売店がわかる場合にはその販売店に、購入した店舗がわからない場合には最寄りの販売店か各自治体に連絡し、家電の引き取りを依頼してください。
その際に、回収にかかる費用のほかにリサイクル料金も負担する必要がありますので、詳しくは、引き取りを依頼したところへ確認してください。リサイクル料金に関しては以下を参考にしてください。
対象家電 | リサイクル料金 | |
エアコン | 990円~ | |
テレビ | ブラウン管(15型以下) | 1,320円~ |
ブラウン管(16型以上) | 2,420円~ | |
液晶・プラズマ(15型以下) | 1,870円~ | |
液晶・プラズマ(16型以上) | 2,970円~ | |
冷蔵庫・冷凍庫 | 170L以下 | 3,740円~ |
171L以上 | 4,730円~ | |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円~ |
解体業者(引っ越し業者)に回収してもらう
解体業者に不要になった家具の処分を依頼することもできます。この場合通常の解体工事費用に不用品の処分費用が加算されることになりますが、木製のたんすなど自身で処分すれば一般ごみとして処分できる家具でも業者に依頼することで産業廃棄物扱いとなり、処分費用が割高になってしまうことも考えられます。
工事費用を抑えたい方は自身で処分することをおすすめしますが、一概に処分を依頼したほうが高くなるというものでもありませんので、見積もりをもらって一度比較してみてもいいかもしれません。解体工事とセットということで通常よりも安く処分できるかもしれません。
また解体工事を行う場合には、引っ越しを伴うことがあると思います。この引っ越しの段階で不要な家具を引っ越し業者に回収してもらうという手段もあります。
引っ越し業者によってやっていない場合もありますので、事前に確認が必要です。サカイ引越センター、日通に関しては公式HPで不用品回収サービスを実施していることが確認できました。
不用品回収業者に依頼する
電化製品など一部の商品に関しては、廃品回収の業者に依頼して引き取ってもらう方法もあります。業者によって処分量は無料だが、回収に費用が発生するなどの場合がありますので、料金に関しては要確認です。
お住まいの地域の回収業者のチラシがポストに投函されていたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、不用品の回収に関しては、きちんと許可を得た業者に依頼する必要がありますので、インターネットなどで調べて回収する業者を選んでください。
フリマアプリなどで出品する
インターネットが普及するにつれて利用される頻度が高くなったフリマアプリやインターネットオークションを使用することもできます。購入者とのニーズや予算とマッチした場合に売却できる者でになりますので、すぐに処分できるわけではないという点に注意が必要ですが、リサイクル業者に買取してもらうよりも、高く販売することができる可能性があります。
また、手軽に出品できるため利用しがちですが、梱包や発送の手配など自身で行わなければならないためきちんとした管理が必要になります。ぎりぎりまでフリマアプリで掲載して、売れ残ったらリサイクルショップに買取してもらったり粗大ごみとして処分したりという方法もできるかもしれません。
リサイクル業者に買取してもらう
まだ使用できる家電や家具に関しては、リサイクルショップに買取してもらうこともできます。自身で持ち込むほか、無料で出張査定を行ってくれるところもありますので、処分したい家具・家電の大きさなどで使い分けてください。
リサイクルショップの買取金額に関しては、季節や需要などによって変動しますので、解体前にまとめて行うのではなく、日ごろから少しずつ不用品を処分して整理しておくのがおすすめです。
また、保証書や箱があるかないか、商品状態がキレイかどうかによってっも買取金額が変動しますので、査定を依頼する前に清掃を行うなどのひと手間で買取金額が上がることもありますので、実践してみてはいかがでしょうか。
友人知人に譲る
まだ使用することができる家具や家電であれば、友人知人に必要な人がいないか確認して、必要であれば譲ることも可能です。この場合、大型家具などは運搬がかなり大変になりますが、処分費用はかかりませんので、かなり費用は抑えることができます。
※参考
最近では、新規で家具を購入する場合には、家具を購入した店で回収してもらう方法もあります。ベッドやテーブル、マットレスなど比較的大きな家具に関しては、自身で持ち帰らずに自宅まで届けてもらうことが多いかと思います。家具の販売店では、この運搬の時に今まで使用していた家具を回収するサービスを提供しているところがあります。回収にかかる費用などに関しては、購入時に確認してください。
まとめ
今回は、不要になった家具などの不用品の処分方法について紹介してきました。自身で室内から搬出できる家具・家電に関しては、各自治体で回収してもらうのが一番費用としては抑えることができますし、不法投棄などの心配もいらないので一番安全です。
また、状態のいいものであればリサイクル業者に買取してもらったり、フリマアプリで出品することで多少なりとも収入になりますので、買い取り不可だったものを自治体で処分する方法が一番費用を抑えることができるかもしれません。
万が一、回収業者が回収した不用品を不法投棄していたなどの場合には、回収業者だけでなく不用品を輩出した依頼者も罰せられる可能性がありますので、回収業者の選定は慎重に行ってください。
当たり前のことですが、自身で不法投棄を行うなどは絶対に行わないようにしてください。
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