2025/07/20
内装解体業務に必要な資格とは?業者選びの際は資格の有無をチェックしましょう!
内装解体は、業務に必要な資格を持っている業者に依頼することが大切です。とはいえ、実際にどこの解体業者に依頼すればよいか、悩んでしまいますよね。特に、内装解体を業者に初めて依頼する場合は、よく分からないこともいろいろとあると思います。
そこで今回は、内装解体業務を行うにはどんな資格が必要か、詳しく解説します。店舗やテナントなどの内装解体を依頼する業者を選ぶ際に、ぜひ参考にしてみてください。
目次
内装解体業務に資格が必要な理由は?
内装解体業務の中には、高度な専門知識や技術力が必要になる作業があります。また、内装解体業務は、専門知識や技術力が不十分な状態では安全に作業できないのも事実です。
実際に、評判のよい業者では、内装解体業務に必要な資格を取得済みであり、スタッフにも必要な資格の取得を積極的にすすめています。安全かつスムーズに内装解体を行うために、必要な資格を取得済みの業者に依頼すべきです。
内装解体業務に必要な資格 (許可)
業者が内装解体を行う際には、さまざまな資格(許可)が必要になります。ここでは、どんな資格が必要か、具体的に見ていきましょう。
業者が取得すべき資格(許可)
業者が内装解体業務を行う際に必要な資格(許可)は、以下のとおりです。
建設業許可
業者が内装解体業務を行う際に必要な資格として、建設業許可が挙げられます。建設業許可は、建設業法に基づき、500万円以上の建設工事を請け負う際に必要です。建設業許可の取得には経営経験5年、実務経験10年以上または指定の資格を取得済みなどの条件があります。
建設業許可は、どんな建設工事を行うかによって28種類に細かく分かれています。内装解体業務を行うには、「解体工事業」で許可を得ることが必要です。
解体工事業登録
内装解体業務を行う際には、解体工事業登録も必要です。解体工事業登録は、建設リサイクル法に基づいた登録制度になります。500万円未満の内装解体業務だけであれば、解体工事業登録だけで対応可能です。
なお、土木工事業、建築工事業、とび・土工工事業のいずれかの建設業許可をすでに得ている場合は、解体工事業登録は不要です。
産業廃棄物収集運搬業許可
内装解体後の現場では、大量の廃材が出ます。この廃材は産業廃棄物扱いになるため、廃棄物処理法や地域の条例に沿って適切に処分することが必要です。
その点、産業廃棄物収集運搬業許可を取得済みの業者であれば、内装解体後に出た廃材をそのまま回収・運搬できます。改めて別の業者に依頼せずに済むため、大変スムーズです。
スタッフが取得すべき資格
実際には、内装解体業務にあたるスタッフにも、以下のような資格が必要になります。
解体工事施工技士
内装解体業務に必要な資格として第一に挙げられるのが、解体工事施工技士です。解体工事施工技士は国家資格で、以下のようなことを行うことができます。
- 500万円未満の解体工事を行うための解体工事業の登録
- 解体工事における施工管理者の役割
施工管理者は、安全管理・環境保全・廃棄物処理・品質管理を主に担当します。施工管理者が全体の施工を管理することで、工程がスムーズに進むのです。
建設機械施工技士
内装解体業務を行う際、建設機械施工技士の資格も必要になります。建設機械成功技士は、建設現場での機械操作に関する専門知識と技術を持つ人に与えられる資格です。
内装解体では建設機械を扱うことが多いため、スムーズかつ安全に作業を進めるために必須の資格です。建設機械施工技士には、以下のように1級および2級があります。
- 1級建設機械施工技士:さまざまな建設機械を用いた施工における指導および監督的業務
- 2級建設機械施工技士:特定の建設機械を用いた施工における、運転・施工の実務および各機種の運転技術者もしくは一般建設業の現場の主任技術者としての施工管理業務
なお、2級建設機械施工技師は、ブルドーザーや油圧ショベルなど、指定された6種類の建設機械のうち1種類を選択して受験します。そのため、2級建設機械施工技士が運転・施工できるのは、資格を取得済みの建設機械だけになるので、注意が必要です。
そのほかの資格
そのほかにも、現場の状況によって、以下のような資格が必要になることがあります。
- 建築士
- とび技能士
- ガス溶接作業主任者
- 車両系建設機械運転技能講習
- 高所作業車運転技能講習
また、古い建物の内装解体では、アスベストが含まれている可能性が高いことから、石綿作業主任者の資格が必要になります。
必要な資格を取得済みの点以外で業者を選ぶポイント
内装解体を業者に依頼する際は、必要な資格を取得済みの点以外にもさまざまなポイントをチェックし、総合的に判断することがおすすめです。
内装解体業務で豊富な実績が豊富
まずは、内装解体業務で豊富な実績があることを確認しましょう。豊富な実績があることは、多くの依頼者から選ばれた証拠です。総合的に評価の高い業者と判断してよいでしょう。
また、内装解体業務で豊富な実績があれば、あらゆるパターンの内装解体を行ったことによるノウハウが蓄積されているのもメリットです。こちらからの要望に対しても、柔軟かつ的確に対応してくれると期待できます。
リーズナブルで分かりやすい料金制度がある
評判のよい業者は、総じてリーズナブルで分かりやすい料金制度があります。業界内で統一されているわけではないため、業者によってまちまちです。同じ内容の依頼であっても業者ごとに異なるため、まずは、現場視察と見積もりを依頼してみることがおすすめです。
なお、リーズナブルで分かりやすい料金制度がある業者は、現場視察や見積もりも無料で行っていることが多いため、同時に確認してみるとよいでしょう。
スタッフの対応がよい
終始気持よくやり取りし、不満なく内装解体工事を終えるには、スタッフの対応がよい業者を選びましょう。また、スタッフの対応がよいことは、業者の質の高さも表しています。
スタッフの言葉遣いや対応が丁寧で親身になって相談に乗ってくれる業者は、細かな部分まで配慮が行き届いています。気持ちよくスムーズにコミュニケーションできるため、行き違いが発生しづらく、思わぬトラブルを予防できるのもメリットです。
保証やアフターサービスが手厚い
内装解体業務は、保証やアフターサービスが手厚い業者に依頼すると安心です。内装解体工事が完了した後でも、仕上がりに不備を見つけたといったことがあります。このとき、評判のよい業者であれば、手厚い保証により迅速に対応してもらえることでしょう。
また、アフターサービスも手厚いため、長く付き合っていけます。内装解体を安心して依頼するためにも、保証やアフターサービスが手厚いことは必要不可欠なのです。
まとめ
内装解体業務には、建設業許可・解体事業登録などの資格(許可)が必要です。また、実際には、今回ご紹介したような資格をスタッフが取得することによって、よりスムーズに解体作業が進みます。
店舗やテナントなどの内装解体は、必要な資格を取得済みの業者に依頼すると間違いがありません。どんな資格を持っているかについては、業者のホームページを参考にする、直接問い合わせてみるといった方法で確認できます。
なお、私たちウラシコでも、内装解体業務に必要な資格を取得しており、店舗・テナントなどの内装解体を多数お受けした実績がございます。おかげさまで大変ご好評をいただいておりますので、まずは、お気軽にお問い合わせください。
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