2021/12/01
今すぐ自分でできる!飲食店の原状回復費用を安くする方法を原状回復専門業者が解説します

飲食店を退去する際には、必ず原状回復工事を行う必要があります。飲食店の場合、入居後に内装を大きく変更していたり、さまざまな設備を増設しているケースが多いため、原状回復費用は決して安くありません。
そこで今回は、原状回復の負担を少しでも軽くするために、飲食店が今すぐ取り組める費用削減の方法 をウラシコの現場経験からご紹介します。
また、テナントの原状回復の流れについてはこちらのYouTube動画でも解説しています!ぜひこちらもご覧ください。
目次
原状回復とは

まず原状回復とは、賃貸物件を退去する際に、入居時と同じ状態に戻して返すこと を指します。賃貸借契約を結んでいる以上、物件を利用するすべての借主には、この原状回復の義務があります。
原状回復にかかる費用には、借主が負担すべき部分 と 貸主(オーナー)が負担すべき部分 が明確に定められており、すべてを借主が支払うわけではありません。
事業用物件の原状回復範囲について
ただし、原状回復の範囲は一般住宅と事業用物件では大きく異なります。
事業用物件の場合、店舗やオフィスなど業種によって使用方法が大きく変わるため、どこまでを「通常損耗」とみなすかの判断が難しくなります。
また、飲食店や美容室のように入居時から大幅な内装変更を行うケースも多いことから、事業用物件では通常損耗も原状回復の対象に含まれるのが一般的です。
そのため、自然損耗や経年劣化であっても、事業用物件では原状回復費用のほとんどを借主が負担するという点を理解しておく必要があります。
飲食店の原状回復費用(スケルトン解体)の相場

飲食店の原状回復(スケルトン解体)は、業種や物件の状態によって費用が変わってきますが、一般的な目安として以下参考にしてください。こちらの費用はいくつかのホームページを参照して平均した相場になります。
| 店舗の規模 | 坪単価の相場 |
| 30坪以下の小規模店舗 | 1万円~2万5,000円程度 |
| 30〜40坪ほどの中規模の店舗 | 2万円~2万5,000円程度 |
| 51坪以上の大規模店舗 | 2万5,000円~5万円程度 |
また、原状回復費用についてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
飲食店の原状回復を安くする方法

それでは、飲食店の原状回復費用を少しでも抑えるために、今すぐ実践できるポイントを解説してまいります。また、原状回復費用でお困りの方は私たちウラシコにぜひお気軽にご相談ください。ご相談は無料で対応させていただいております!
店舗造作は退去前に専門業者へ“相見積もり”を取る
原状回復費用は業者によって見積額の差が非常に大きいのが特徴です。退去時にオーナー指定の業者のみで依頼すると、相場より高額になることも。必ず複数社から見積もりを取り、比較することが重要です。
また、原状回復と内装解体をセットで行う業者は費用が抑えやすい傾向があります。私たちウラシコは内装解体からその後の原状回復までワンストップで対応可能です。ぜひお気軽にお声がけください。
不要な設備・備品を事前に自分で撤去しておく
飲食店は入居後に設備を多く追加しているケースが多く、それらの撤去費用が原状回復費用を押し上げる原因になります。自分で処分できるものは先に処分するだけで、廃材搬出費や産廃処分費などの削減につながります。
ただし、ここで注意したいのが、自分で処分せずに「仕分けだけしておきました」というパターンです。仕分けだけしても費用はほとんど変動しません。なぜなら、これらの処分費用は、処分する量で加算されるためです。
そのため、仕分けをした後に、きちんと最後まで「自分で処分する」ということが重要になります。
清掃できる部分は自分でクリーニングしておく
油汚れの強いキッチン周り、天井の油膜、床の汚れなど、飲食店は汚れが溜まりやすいため、清掃費用が高くなりがちです。退去前にできる範囲で清掃しておくと、専門清掃の作業範囲が減り、工期が短縮され、費用が安くなる場合があります。
造作譲渡を考える
次の入居者が同じ業種の飲食店の場合、造作譲渡(居抜き退去)も考えましょう。造作譲渡とは、使用していた家具や什器をそのまま残して引き渡すことを言います。
造作譲渡をすることによって大幅に原状回復費用を削減することができます。特に居抜き物件として再募集される場合、オーナー側も歓迎されることが多いです。
飲食店の原状回復が高くなる要素

飲食店の原状回復費用は、ほかの業種と比べて高額になりやすい傾向があります。最後に、以下のような条件に当てはまる場合は、工事範囲が広くなるため費用が大きくなりやすい点に注意が必要です。押さえておきましょう。
油を大量に使用する業種(中華料理店・焼肉店など)
換気ダクト・天井・壁・床まで油汚れが広がり、清掃や撤去作業が増えます。
店内が喫煙可能であった場合
ヤニ汚れや臭いの除去、クロスや天井材の交換が必要になるケースが多いです。
厨房設備の配置変更や増設を行っている場合
配管・ダクトの移設跡を元に戻す工事が追加される場合があります。スケルトン工事が必要な場合、費用がグッと上がります。
パーテーションや造作物が多い店舗
個室居酒屋や焼肉店などに当てはまります。パーティションが多い分、撤去・解体費用が増え、作業時間も長くなりやすいです。
これらの条件が重なるほど、原状回復の工事内容は複雑になり、必然的に費用も高くなる傾向があります。
まとめ

飲食店の原状回復費用を安く抑える方法や、費用が高くなる原因について解説しました。費用を下げる工夫を知ることと同時に、なぜ高くなるのかという理由を理解しておくことも、原状回復の負担を減らすうえで非常に重要です。
飲食店の退去でお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にウラシコまでご相談ください。お客様の状況に合わせて、最適な原状回復プランをご提案いたします。
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