【これが知りたかった】原状回復費用が高くなる理由|内装解体専門業者が解説します。
賃貸物件を退去する時に行わなければならない原状回復ですが、いざ原状回復工事の見積もりを見てみると思っていた以上に高額だったということは多いです。高額でもそのまま払うしかないのでしょうか。
今回の記事では、原状回復費用が高くなる主な原因とその対処法について、内装専門業者が徹底的に解説します。
解体費用についてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
原状回復費用が高くなる原因
原状回復費用が高くなってしまう主な原因として以下3つ解説します。
①業者を指定している
②工事の利益構造
③適正価格を知らない
①業者を指定している
物件によっては契約時にオーナーが原状回復の業者を指定していることがあります。オーナーは物件の不動産価値を維持するために、よく知らない業者ではなく技術があって信頼のおける業者を指定しています。
指定された業者は他業者との競争が発生せず、独占状態になってしまいます。そのため、指定業者は余計な工事費用をかけて相場よりも価格を高く設定することもあります。
②工事の利益構造
原状回復工事の利益構造としては「重層請負構造」という仕組みが利用されています。
オーナーが指定する工事業者はビルマネジメント会社やゼネコンと言われる大手建設会社であることが多く、そういった会社は直接工事を行うのではなく下請けの会社が工事を行います。下請け業者はさらに職人や技能士などに発注し、場合によってはそこから各職人や技術者へ発注することもあります。
このように、元請けから職人までの請負構造があり、中間費用が多く発生することで全体の費用も高くなります。
③適正価格を知らない
業者が出す見積書を確認しても、ほとんどの借主は専門的な知識を持っていないため請求された金額が妥当なのかを判断することができません。原状回復に関しての知識、相場を知っていないとどうしても難しくなってしまいます。
また、専門的な知識を持っていないと、価格の交渉をすることも難しいでしょう。
原状回復の費用相場
原状回復にかかる費用は、物件の状態や立地など様々な要因で変化しますが、目安として以下参考にしてください。
工事個所 | 相場 |
フローリングの張替え | 80,000~120,000円(㎡) |
壁紙(クロス)の張替え | 800円~1,500円(㎡) |
床についた汚れの除去 | 10,000円(㎡) |
畳の表替え | 3,500円~4,500円(帖) |
クリーニング費用
間取り | 費用 |
ワンルーム、1K | 15,000~30,000円 |
1DK、1LDK | 20,000~40,000円 |
2DK、2LDK | 30,000~50,000円 |
3DK、3LDK | 50,000~80,000円 |
4DK、4LDK | 70,000円~ |
原状回復費用が高い時の対処法
では、原状回復費用を高く請求された時、仕方なく払うべきなのでしょうか。高額になった時の対処法を以下いくつか解説します。
見積書を確認する
請求された金額が高かった時はまず見積もりの中身を確認しましょう。以下、確認する際のチェックポイントです。
原状回復工事の内容が細かく記載されているか
工事内容が「●●工事一式」といった曖昧な表現である時は、工事内容が不透明なので余分な費用が含まれている可能性もあります。工事内容は、具体的な作業の内容と費用が記載されていることが重要です。
工事面積と見積書の面積が一致しているか
原状回復工事の見積書に記載されている面積は、、図面上の寸法で計算されている場合があり、実際に作業をおこなった工事面積よりも大きくなってケースがあります。実際の工事面積と見積書の面積が一致していない場合、その分工事費用も高めに見積もられている可能性があるので確認しましょう。
共用部分の原状回復が含まれていないか
マンションやビルのオフィスの場合、トイレやエレベーターホールなどの共用部分があります。こういった部分は原状回復義務の範囲外になるので見積書の工事内容に含まれていたら指摘しましょう。
余分な作業が含まれていないか
先程の共有部分の作業と同様、他にも余分な作業が含まれていないか確認しましょう。例えば、小さな部分の壁の張替作業で十分なのに全面張り替えていることや、1回で済む作業を2回行っていないかなどです。
原状回復について借主が負担しなければならない範囲をしっかり確認しておくことが大切です。
専門家に相談する
原状回復はどうしても専門的な知識がないと難しいので自分だけで判断できなかった際には、専門家に相談しましょう。自分たちだけで解決しようとするとトラブルが発生してまた別で費用を請求されてしまうなんてこともあるかもしれません。
トラブルを発生させないためにも早めに専門家に頼ることをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。原状回復にかかる費用は安くはありません。しかし、費用が高額だった時、必ずそれが妥当な金額とは限りません。
費用が高くなる主な原因
①業者を指定している
②工事の利益構造
③適正価格を知らない
原因をしっかり理解することで費用を安くできる可能性もあります。また、悩んだときは自分たちで解決しようと思わず専門的な知識を持った方に相談しましょう。
私達にご依頼いただいた場合のお問い合わせから工事完了までの一連の流れについてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
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