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解体業者社長が原状回復工事や解体工事の事業を始めようと思った理由についてお話しします

 

皆様こんにちは!ウラシコ代表の浦志です。今回は「なぜ私が原状回復、そして解体工事の事業を始めようと思ったのか」についてお話ししていきます。これから企業を目指す職人の皆さんの役に立てば嬉しいです。

こちらの記事はYouTubeでのインタビュー動画の文字起こしとなっております。ぜひ本編動画もご覧ください。

ウラシコの立ち上げについて

ウラシコの立ち上げについて

まず「原状回復」というよりも、先に解体工事を始めることになった経緯についてです。

私は現在39歳で、24歳のときに創業しました。もう14年前くらいですね。その当時、「鉄くず」が流行っていたんです。「鉄くずって何?」と思われるかもしれません。鉄やステンレス、アルミなどの金属のことです。

義理の父親がスクラップ屋で働いていたこともあり、そこからいろんな会社さんを紹介していただいて、金属を買い取る仕事を始めました。最初は給湯器などの買取からスタートしたんです。

給湯器を買い取ってお金をお支払いする、そういったことを当時はやっておりました。それがきっかけで、リフォーム会社さんからも「給湯器やエアコンが出るんだけど買い取れないか?」という話をいただくようになったんです。

今では「家電リサイクル法」ができて、エアコンなどを簡単にスクラップとして処分することはできませんが、当時はまだそういった法律も整備されていませんでした。とにかくスクラップを買い取っていたわけです。

手探りで始めた産業廃棄物収集運搬の仕事

手探りで始めた産業廃棄物収集運搬の仕事

そのご縁でリフォーム会社さんからスクラップを買い取っていたのですが、金属以外にもゴミがたくさん出るんですよ。例えばダンボールのくずや、プラスチックの梱包材、さらにユニットバスのパネルやお風呂、キッチンといった大型のものまで。

そうしたときに「これもついでに処分できない?」と声をかけられたんです。私は「できますよ」と答えたのですが、調べてみると実際には「産業廃棄物収集運搬業」の資格を取得しなければならないことが分かりました。

「そういう資格があるんだ」と知って、リフォーム会社さんに「じゃあ少しお待ちください。その産廃の資格を取りますので、そうしたらゴミも運べるようになります」と伝えました。
そして実際に産業廃棄物収集運搬の資格を取ったわけです。

産業廃棄物の資格

ただ、私はそれまで建設業の経験がまったくありませんでした。そこでGoogleマップで「ゴミ 名古屋」とか「ゴミ処分 名古屋」と検索して、処分場を探し、「このゴミを持ち込みたいんですけど大丈夫ですか?」と問い合わせてみたんです。

最初はとにかく受け入れてくれる処分場に持ち込んでいましたが、実際には中間処理場によって処分費用がかなり違うことがわかりました。そこで少しずついろんな処理場を調べながら、ゴミの処分を進めていったんです。

すると当然、リフォームをやればゴミが出ます。そして「解体をすればさらに大量のゴミが出る」ということに気づいたんですね。

解体工事業を始める

解体工事業を始める

「じゃあ、解体工事をやれば、ゴミの処理まで一貫して自分でできるじゃないか」と思ったのが、解体工事を始めるきっかけになったんです。

それで「じゃあ解体もやってみよう」と思い、リフォーム会社さんに「解体の仕事もいただけませんか?」とお願いしたんです。すると「いいよ」という返事をいただき、実際に解体をやることになりました。

もちろん当時の私は解体の経験がまったくありません。見よう見まねで始めるしかなく、当時はまだYouTubeも今ほど情報が多くありませんでした。

検索しても「コンクリートを壊す動画」や「ちょっとした建物を壊す動画」くらいしかなく、それを見ながら「こうやってやるのかな」と試行錯誤しながら現場に入っていったのが最初のきっかけです。

もともと私は東京で2年ほど営業職を経験していたので、営業にはある程度自信がありました。その経験を活かして「解体工事やります」とリフォーム会社さんや工務店さんに営業をかけていきました。

建設業許可が必要に

建設業許可が必要に

そうやって解体の経験を積みながら、少しずつ知識を増やし、できる範囲を広げていきました。扱える工事の規模や金額もどんどん大きくなっていき、やがてはゼネコンの下請け工事まで受けられるようになったんです。

解体工事を続けていく中で、次第に「資格はあるんですか?」と聞かれるようになりました。

つまり建設業許可が必要だということです。解体工事は「内装仕上げ」というジャンルに含まれるのですが、当時はまだ「解体工事業」という区分がなく、「とび・土工」という分類での許可を取らなければならなかったんです。

そこで「それを取ってください。取らないと工事を受けられません」と言われ、「ああ、取らなきゃいけないんだ」と気づきました。ところが建設業許可を取得するには経営経験が5年以上必要で、それを満たすまで待ち、5年経ってようやく建設業許可を取得しました。

そうして資格を得てからは、さらに大きな解体工事を下請けとして請け負えるようになりました。

リフォームの仕事を始める

リフォームの仕事を始める

工事件数が増えるにつれて、お客様も徐々に広がっていきました。主な依頼元は公務店さんでしたが、忙しくなった公務店さんから「このリフォームもできない?」「ここも直したいんだけど、対応できない?」といった相談をいただくようになったんです。

そこで私は「じゃあ、やってみようかな」と思い、リフォームの仕事にも取り組み始めました。最初に取り組んだのは、お風呂の取り替えや、床の張り替え・クロスの貼り替えといった小さなリフォーム工事でした。

ただ、うちには内装解体の職人が多く在籍しているものの、リフォーム単体では利益を出すのが難しいことに気づいたんです。

というのも、現場の知識が浅い状態でリフォームに取り組んでいたため、やっても利益がほとんど残らず、むしろ赤字になるケースもありました。その結果、キャッシュフローが厳しくなり「このままではまずい」と実感したんです。

「リフォームをやるのはいいけれど、やはり自分たちの得意分野を軸にしなければ利益は出せないな」と考えました。そして「解体と相性のいい得意分野は何だろう」と模索したときに出てきたのが「原状回復工事」でした。

原状回復工事に特化する

原状回復工事に特化する

原状回復工事とは、入居者が退去するときに物件をスケルトン状態に戻して返す工事です。そこに必要に応じてちょっとしたリフォームを挟むこともありますが、基本は「解体が伴う仕事」。つまり、自分たちの強みを活かせる分野だったんです。

工事の割合としては「解体が7割、内装工事が3割」くらいのバランスが一番合っていると感じ、そこから本格的に「原状回復工事」を始めました。こうして「解体から原状回復工事へ」という流れをつくってきたのが、これまでのウラシコの歩みです。

店舗設計・施工事業を始める

店舗設計施工事業を始める

そして昨年、原状回復の仕事が増えてきた段階で、「店舗設計から施工まで、最初から最後まで自社で担えるな」と考えるようになりました。解体から携わることで、お客様にとってはコスト面・信頼面の大きなメリットが生まれます。

特に工事でクレームが起きやすい解体を、自社の強みとして責任を持って行うことで、全体の工程管理や金額面でも安心していただけると確信しました。そこから店舗の設計施工にも取り組み始め、昨年から本格的にスタートしました。

現在のウラシコは、内装解体、原状回復工事を中心に、不動産会社さんから依頼を受けた遺品整理や片付けにも対応しています。さらに店舗設計施工、そしてリフォーム工事まで手がけるようになり、事業の幅を広げてきました。

これが今のウラシコの姿です。

これまでを振り返って

これまでを振り返って

だから僕は、本当に知識ゼロ、経験ゼロからのスタートでした。建築業で働いたこともなく、24歳で独立する前は、パチンコ店の店員と営業を2年やっただけ。その営業も、求人広告とエコキュートを売っていただけなんです。

つまり、全くのノンキャリア。そんな自分がやってこられたのは「やる気と根性」だけでした。昭和的な表現ですけど、本当にその気持ちだけで「なんとか形にしよう」と思い続ければ、必ず達成できるということを、自分自身の行動で実感しています。

その結果、今では年間売上5億円規模まで会社を成長させることができました。

ウラシコのこれから目指すところ

ウラシコのこれから目指すところ

まだまだ志は大きいです。私の目標は「解体で日本一になること」。そして、そもそも業界に入るきっかけとなった「ゴミ」にこそ大きな可能性があると考えています。

普通に見れば「ただのゴミ」ですが、実際にはリサイクルによって製品に生まれ変わり、お金に変わる。私はそれを間近で見てきて、「ゴミは本当にゴミじゃない」と強く感じました。だからこそ、世界に誇れるリサイクル企業をつくりたいんです。

今は「内装解体で日本一」をまずは実現する。そして「ゴミを一番多く生み出し、それをリサイクルできる会社」になれば、必ず社会に貢献できると信じています。その思いを胸に、日々取り組んでいるところです。

将来的には、世界に誇れるリサイクル企業となり、海外貿易を含め「ゴミを通じて世界に影響を与えられる会社」にしていきたいと考えています。

最後に

今回は、ウラシコの歴史と、私自身の志について少しお話しさせていただきました。

これから起業される方もいらっしゃると思いますが、大切なのは「やる気と根性」で人に負けないこと。私たち中小企業は、常に“食うか食われるか”の世界で戦っています。

安ければ取れる、人が良ければ取れる――そんな現実もありますが、常にお客様目線で、誠実に、嘘をつかず、真面目に、そしてパワフルにやり続ければ、会社を起こすことも、継続することも必ずできます。

ウラシコのチャレンジ精神

起業を目指す方は、胸の奥の「熱いハート」を絶やさず燃やし続けてください。必ずできることが増えていきますし、続けていけるはずです。ぜひ、思い切ってチャレンジしてみてください。

もしご相談いただけることがあれば、問い合わせフォームやお電話などでご連絡いただければと思います。

今回は少し真面目な内容になりましたが、私は「やる気・元気・パワー」しか取り柄がありません。これからも全力で成長していきたいと思っていますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

本日のYouTubeはここまでです。それでは皆さん、またお会いしましょう!

ウラシコのYouTube

原状回復・内装解体は当社にお任せください!

株式会社ウラシコのスタッフ

ウラシコは名古屋市を拠点とする原状回復工事・解体工事の専門業者です。名古屋市を中心に東海エリア全域で年間約2,000件以上の現場実績があります。オーナー様・管理会社様・入居者様いずれのご依頼にも対応可能です。

さらに、退去立会い代行、ハウスクリーニング、クロス張り替え、残置物撤去、不用品回収、産業廃棄物収集運搬、アスベスト調査除去、不動産管理やリーシングサポートなど、建物に関する幅広い業務を一括して承っております。

施工業者直接のご依頼でコスト大幅削減!ウラシコは日本人職人が多数在籍する自社一貫体制の会社です。一貫体制の業者と直接契約を交わすことで、仲介手数料などの中間マージンが発生しません!ご相談お見積りは無料で対応しております。まずはお気軽にお問い合わせください。

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ウラシコのデザイン設計施工部門

ウラシコではデザイン制作と設計施工の専門部署「 CYPHER(サイファー)」を運営しております。 店舗・オフィス・マンション・住宅等の建物全般のデザイン制作、設計施工もお任せください!経験豊富なデザイナーが対応いたします。

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