悪徳業者に注意!信頼できる解体業者の見分け方10選|優良業者選びのコツとポイントを解説します
家屋やビルの解体工事を行う際は、信頼できる解体業者に依頼する必要があります。しかしながら、解体業者の中には、悪徳業者も存在しているのが現状です。
優良業者と悪徳業者の見分け方がわからないと、金銭面などの様々なトラブルに遭う危険性があります。そこで本記事では、これから解体業者を探す方向けに、信頼できる解体業者の見分け方10選と優良業者選びのコツやポイントについて解説致します。
また、優良な解体業者に見分け方に関しましては、こちらの記事一覧ページにてまとめております。こちらも合わせてご参照ください。
目次
信頼できる解体業者の見分け方10選
1解体業者の所在地が明確かどうか
所在地が不明な会社に解体を依頼するのは危険です。まずは所在地を確認しましょう。所在地が明らかな場合でも、マンションの一室などの一般的な住居の場合は注意が必要となります。
2解体業者が必要な許可を得ているかどうか
解体工事を行うには「建設業許可」(土木工事業、建設工事業、とび・土木工事事業、解体工事業)もしくは、「解体工事業登録」が必要です。
- 500万円(税込み)未満の解体を解体業者に依頼する場合は解体工事業登録
- 500万円(税込み)以上の解体を解体業者に依頼する場合は建設業許可の解体工事
上記の許可証の確認が必要となります。許可の保有確認方法は、簡易的に確認する場合は、解体業者の名刺やホームページを見ること、厳重に確認する場合は、解体業者の担当者から許可証のコピーを頂き、役所に認可の照会をしてもらうことを推奨します。
3解体業者が重機を所有しているかどうか
解体業者が重機を所有していない場合、注意が必要です。解体業者が重機を所有していない場合、リースその企業が重機を他社から比較的長期にわたり賃貸する事を行い、解体工事を行うことは可能です。
しかしその場合、解体費用の中にリース代がかかってしまうため、できるだけ自社で重機を所有している解体業者を選びましょう。
4解体業者がマニフェストを発行しているかどうか
参照:三重県ホームページ
解体業者のマニュフェストとは、解体工事で生じた「産業廃棄物の管理伝票」です。マニフェストには、生じた産業廃棄物の種類や運搬業者名から、廃棄物の最終処理業者が記載されています。
解体工事で生じた廃棄物がどのような手順で処理されているかが示されています。このマニフェストを確認する理由は、建築リサイクル法等にのっとり、適切な処理をされているかどうかを見る必要があるからです。
もし、解体業者が不法に廃棄物を処理している場合、施主も罰則が課せられてしまいます。そのため、必ずマニフェストの写しを解体業者の担当者からもらい確認するようにしてください。
産業廃棄物とマニフェストの関係は、こちらの記事でより詳しく解説しています。解体工事を依頼される際は、必ず理解しておきましょう。
5解体業者の保険に加入しているかどうか
解体工事の際に、隣の家屋を傷つけてしまったなどの「万が一の事故」が発生した場合に備え、解体業者は第三者賠償保険に加入している必要があります。保険の種類は主に、「会社で加入する保険」、「現場ごとに加入する保険」、「重機や設備ごとに加入する保険」の3種類に分かれます。
解体業者の中には、保険料を削減するために、保険に加入しない業者も存在します。ですので、万が一に備えて保険に加入しているかどうかも、解体業者の担当者に確認をとることを推奨します。
6解体業者の自社施工であるかどうか
解体業者の中には、工事の受注のみを請け負い、施工に関しては下請け業者に流すという業者も存在します。その場合には、解体費用が増してしまう恐れがあり、なおかつ下請けとのやり取りの中でトラブルに合いやすくなってしまいます。
そのため、解体業者が自社施工かどうかも必ず担当者に確認をとりましょう。大規模な業者ほど、このようなケースである可能性が高いので要注意です。
7解体業者の見積もりや契約書が妥当であるかどうか
解体業者から提示される見積や契約書は、工事内容などがはっきりと記載されているかどうかを確認してください。妥当性を確認する要素をいくつかご紹介いたします。
見積書
- 数量や費用が、一式表示など省略記載されていないかどうか
- 工事工程や範囲が分かりやすいように記載されているかどうか
- 追加費用などの注意事項が記載されているかどうか(詳しくは8を参照してください)
契約書
- 工事内容・期間が正しく記載されているかどうか
- 万が一の問題が発生した場合の責任について記載されているかどうか
- 支払い金額・起源・方法が正しく記載されているかどうか
上記の内容を確認することで、依頼時だけでなく、工事が始まってからのトラブルや認識のずれを予防することができます。ですので、上記の契約前には、契約書の雛形を担当者から見せてもらいましょう。
8解体業者の追加費用等の説明があるかどうか
見積書の確認でも軽く触れましたが、追加で発生する可能性のある費用に関して、担当者から事前説明を行ってもらうことも大切です。優良業者の場合、見積書の注意欄に記載している、あるいは、契約の際に、追加費用が発生する場合についての説明があります。
もし解体業者の事前説明がない場合にはこの下記2点を確認することを推奨します。
- どのような場合に追加費用が発生するか。
- その場合、解体業者はどのような対応を行うのか。
9解体業者の対応が安心できるものかどうか
解体業者の担当者の対応や態度が安心できるものかどうかも注意したい点です。
解体業者の対応に関しては
- 言葉遣いや立ち振る舞いが適切か
- 身だしなみがきれいかどうか
- 納期を順守するかどうか
- こちらの不明点や相談に快く対応してくれるかどうか
この4点を確認することで、契約・工事のトラブルだけでなく、営業担当者が近隣住民へ正しく対応できるかどうかも見極めることができます。
10解体業者の支払方法が適当かどうか
支払方法が適切とは、解体業者が解体の進捗に応じて支払を請求するかどうかや、分割払いの選択を提示しているかどうかです。事前に高額な支払を一括で請求する解体業者などには注意が必要です。
優良解体業者選びのコツとポイント
ここまで信頼できる解体業者の見分け方10選を紹介致しました。続いては、優良業者を確実に選ぶためのコツを1点紹介致します。
内容が理解できるまで詳しく説明を行ってもらう
見積もり等の説明を受けた際に、解体業者が専門用語を多用するなどによって、どういった手順や内容で進めていくかわからない場合は、必ず理解できるまで、説明をしてもらいましょう。
理解せずに工事を進めてしまうと、トラブルのもとになりかねません。また、悪徳業者の場合、大雑把にごまかして説明を行うことが多いです。優良業者選びのために必ず理解できるまで説明を行ってもらうことを推奨します。
こんな悪徳解体業者にご注意ください
最後に悪徳業者の見分け方をご紹介します。悪徳業者の見分け方は様々ありますが、とりわけ注意したいのは以下の2点です。この2点だけは入念にチェックするようにしましょう。
見積もりがとても安い業者
相見積を行った際に、ほかの業者と比較して費用がとても安い業者は、注意が必要です。初めは安く見積もってくれても施工後追加請求をしてきて結局多く払ったという事例があります。
不法投棄する業者
不法投棄による費用削減や、高額な追加費用を後日請求するといった手口の危険性があるため、マニフェストを必ず確認してください。
最後に
- 1解体業者の所在地が明確かどうか
- 2解体業者が必要な許可を得ているかどうか
- 3解体業者が重機を所有しているかどうか
- 4解体業者がマニフェストを発行しているかどうか
- 5解体業者の保険に加入しているかどうか
- 6解体業者の自社施工であるかどうか
- 7解体業者の見積もりや契約書が妥当であるかどうか
- 8解体業者の追加費用等の説明があるかどうか
- 9解体業者の対応が安心できるものかどうか
- 10解体業者の支払方法が適当かどうか
信頼できる解体業者の見分け方10選、優良業者選びのコツとポイントについてご紹介致しました。解体工事には、法律や工事の専門知識などの様々なことが絡んでいます。
そのため、わからないことがあれば、専門業者や役所にご相談することを推奨します。本記事が解体業者を探している皆様にとって、少しでも役立つ内容であれば幸いです。
私達にご依頼いただいた場合のお問い合わせから工事完了までの一連の流れについてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
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