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太陽光パネルの撤去を動画で解説!費用や工事手順、依頼先、関連法規について詳しく説明します

今回は「太陽光設備の撤去工事」について徹底解説します。太陽光設備の撤去をご検討されている方の中には、どのくらいの費用がかかるか気になっている方も多いのではないでしょうか。

今日は太陽光パネルの撤去について、費用、工事の流れ、どこに依頼すればよいのか、そして、2022年に施行された「太陽光発電設備の廃棄等費用積立制度」まで詳しく解説します。

動画では10分でわかりやすくまとめていますので、ぜひ本編動画もご参照ください。

太陽光パネル撤去費用の相場

太陽光パネル撤去費用の相場

皆さん気になっているであろう太陽光パネルの撤去費用の相場を発表します。一般的な住宅の屋根に設置されている太陽光パネル撤去費用の相場は30万円〜50万円程度になります。ただしこれは設置されている面積や場所によって大きく変動しますので、あくまでも目安としてお控えください。

またさらに、太陽光パネルの撤去後、屋根の修復などを実施する場合には別途費用が発生することになり、最終的には100万円程度の費用が掛かることもよくあります。

太陽光パネル撤去費用の内訳

太陽光パネル撤去費用の内訳

撤去費用の内訳はこちらの表をご参照ください。太陽光発電設備を撤去する際の費用は、主に作業費、人件費、足場代、運搬・処分費用で構成されます。

作業費・人件費はおおよそ10万円〜15万円ほどで、足場代は1平米あたり700円~1000円ほど、処分費用は、パネルの種類によって異なりますが、ご家庭用の10kW未満のソーラーパネルの場合、1枚当たり1,200円程度です。

運搬費用は排出された場所から処分場までの距離によって変動しますが、4トントラック1台で約25,000円前後です。

これらの費用をすべて考慮すると、30〜50万円程度になることが考えられます。

50KW以上の撤去費用

50KW以上の撤去費用

また、発電量が50kW以上の産業用太陽光発電設備を処分する場合、おおよそ1kWあたり約2万円の処分費用がかかります。

例えば、100kWの場合、処分費用だけでも200万円が必要です。当然接地面積も広範囲にわたるため、人件費、足場代、屋根の修理費用などもより高くなります。

太陽光発電設備は産業廃棄物

太陽光発電設備は産業廃棄物

撤去に際して、太陽光パネルの処分方法について、絶対に覚えておいていただきたいことをお伝えします。それは、「太陽光パネル」は産業廃棄物である、ということです。

産業廃棄物と一般廃棄物の区別を最低限知っておく必要があります。適切な処分がなされない場合、罰金や懲役刑の対象になる可能性があるため、注意が必要です。

レールや電機系統機器は一般廃棄物

架台レールや関連する電子機器などは、一般廃棄物になりますので、ご自身で処理する場合は自治体の処理施設に持ち込むことができます。ただし、自治体によって処理方法が異なる場合があるため、事前に必ず確認しましょう。

パネル部分は産業廃棄物

太陽光パネル(モジュール)は、有害物質である鉛、セレン、カドミウムを含む産業廃棄物です。自分で捨ててしまうなど、適切な処分をしない場合、廃棄物処理法に違反することになり、罰金や懲役刑が科せられる可能性があるため、注意が必要です。

また、ごく一部の古い設備には、「PCB」などの特別管理産業廃棄物に該当するものがあります。これらの処分は信頼できる業者に依頼して適切に処理をしましょう。

太陽光発電設備の廃棄等費用積立制度

太陽光発電設備の廃棄等費用積立制度

次に2022年7月1日から開始 太陽光発電設備の廃棄等費用積立制度について解説します。

先程申し上げたとおり、太陽光発電設備には有害物質が含まれているため、廃棄処理を行う必要がありますが、現在は不要になった設備が放置や不法投棄されている状況があります。

この問題に対し、国は『廃棄等費用積立ガイドライン』を作成し、10kW以上のFIT認定を取得した住宅や発電施設を対象に、2022年7月から廃棄費用の積立を義務化しました。

FIT制度

撤去をお考えの方はすでにご存知だと思いますが、FIT制度は、発電した電気を、電力会社が一定の価格で一定期間買い取ることを国が保障する制度です。

FIT認定を受けている一般家庭、事業者は設置時の費用の5%を廃棄費用の積み立てに充てることが必要です。このことからも太陽光パネルの撤去費用がいかに問題になっているかが伺えますね。

積立金の額は、発電量や設置年数など複数の基準によって異なり、かなり複雑な説明が必要になりますので、ここでは割愛させていただきます。

資源エネルギー庁:太陽光発電設備の廃棄等費⽤積⽴制度について

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/dl/fip_2020/fip_document03.pdf

太陽光設備撤去工事の流れ

太陽光設備撤去工事の流れ

次に私たちウラシコの場合の太陽光設備撤去工事の流れを説明します。業者によって多少変わる場合もありますが、ほとんどはこの流れだと思います。

お問い合わせと現場確認

まずは、設置業者や処分業者に問い合わせしましょう。その後、日程を調整して現場確認があります。所要時間は1~2時間程度です。

見積と契約

現場確認後、基本的に数日以内に見積書が提出されます。見積書にご同意される場合、工事契約を結んで契約成立です。

撤去のための養生・足場設置

安全に作業するために、屋根の上などに足場を設置いたします。また屋根や家を傷つけないように必要に応じて養生処理を施します。また、工事による騒音が気になる場合は防音シートを設置します。場合によってはご近所へあいさつ回りを行います。

太陽光設備撤去作業と処分作業

太陽光発電設備とそれに付随する設備の撤去作業を行なっていきます。基本的には手作業で撤去に当たりますが、必要に応じてクレーンなどの重機を用いる場合があります。

太陽光設備の撤去工事の作業完了報告

工事完了後、廃棄物マニフェストなどを報告書としてまとめ、所轄官公庁へ工事完了を報告します。その後は、ご依頼者様ご自身で電力会社などに報告が必要です。私たちの場合は、電力会社などへの報告を引き続きサポートしております。

太陽光発電設備撤去の注意点

FITの事後処理では特に注意が必要です。FITは発電した電気の固定価格買取制度です。この認定を受けている場合は、発電設備の立地場所の都道府県を管轄する経済産業局に廃止届を提出する必要があります。

設置時に手続きを行った代行事業者に相談することをおすすめしますが、その業者が廃業しているなどで、自分で手続きを行う場合は、太陽光発電協会代行申請センターのウェブサイトから「再生可能エネルギー電子申請」の「廃止届マニュアル」を確認しましょう。

FIT【廃止届出登録】操作マニュアル

https://www.fit-portal.go.jp/servlet/servlet.FileDownload?file=0150K0000067NOVQA2

さいごに

太陽光発電撤去はウラシコにおまかせください

太陽光発電を撤去する場合には、撤去費用以外にも運搬費や処分費などの費用が発生します。適切な処理業者と連携し、産業廃棄物事業者の免許を持っている業者に依頼することをお勧めします。

私たちは、太陽光発電の撤去に関する専門知識と経験を持つ専門家が在籍しています。お客様のニーズに合わせた最適な撤去方法をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

それではまた!ありがとうございました。

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