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根切り(ねぎり)とは?解体工事や建設工事の際に行う基礎工事をわかりやすく解説します

根切り(ねぎり)

建設業界でよく使われる言葉に「根切り(ねぎり) 」という言葉があります。普段の生活ではあまり聞かない言葉ですが、知っておくと施主の立場になった時に役立ちます。今回の記事では、その「根切り」についてどんな工事なのか詳しく解説します。解体工事(もしくは建設工事)をお考えの方は是非ご覧ください!

解体工事では、残念ながら”悪徳業者”も数多く存在します。「壊せば終わり」と考えている業者には要注意です!こちらのページでは解体工事でよく起こるトラブルや、悪徳業者の手口、対処法、優良業者の選び方をわかりやすくまとめています。ぜひご覧ください。

根切り(ねぎり)ってどんなもの?

根切り(ねぎり)ってどんなもの

「根切り」とは建物の基礎や地下構造を作る際に、地面の穴を掘って空間を作ることです。根切りを行う目的は、一定の深さの穴を掘って基礎コンクリートが打てるような状態にすることです。

解体工事が終わった時や、新しく建物を建てる前のタイミングで行われることが多いです。作業はバックホウなどの重機を用いて進めていきます。深く掘り過ぎたり、深さが十分でなかったりすると、建物の強度や耐震性に影響するので、適切な深さになるように調整する必要があります。

根切りの工法について

根切りの工法について

根切りには以下に紹介する3種類の工法があります。

工法その①:つぼ掘り

つぼ掘りとは、柱の下部分のみ穴を掘っていく工法です。独立基礎を採用している時によく行われます。柱の寸法を測りながら、形状に合わせて掘り進めていきます。

独立基礎:柱の下のみに独立してある基礎のことを言います。基礎とは地面の下にある建物を支える部材のことです。

工法その②:布堀り

布基礎やフーチング基礎を作る時に、連続的に掘削する方法で、細長い形状になることが多いです。

布基礎:鉄筋コンクリートが入った基礎を逆T字状になるように柱や壁の下に打ち込んでいく基礎のこと。
フーチング基礎:フーチングとは、建物の強度を上げるための部材を指し、基礎が広い底面になっているのが特徴です。フーチングを用いた基礎をフーチング基礎と言います。

工法その③:総掘り

柱や床に関係なく、ベタ基礎の下を全面的に掘り返していく工法です。ベタ堀りと呼ぶことも多いです。

ベタ基礎:建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込んで作る基礎のこと。

根切りを行う際のチェックポイント

根切りを行う際のチェックポイント

ポイントその①:深さと幅

根切りの深さと幅は採用する基礎に応じて適切な値が定められています。深さが十分でないと、これから建つ建物の強度や耐震性に不安を残すことになります。

反対に深すぎると、埋め戻し(詳しい説明は後述します)という作業により調整することになります。幅についても図面の通りになっているかどうかしっかりと確認しておきましょう。

ポイントその②:ごみや廃棄物

地面に穴を掘っている最中に、ごみや廃棄物が出てくることがあります。その場合は撤去してから作業を再開するようにしましょう。なお、大量のごみや廃棄物が出た場合には、再度地盤の調査をする必要があります(ごみや廃棄物の撤去によって、地盤の強度や地質が変化する場合があるためです)。

ポイントその③:地盤の確認

根切り工事を行う際には、地盤の強度をある程度の広範囲にわたって確認する必要があります。ここをしっかりやらないと、地震や洪水などで建物が崩壊してしまう恐れがあります。地盤に問題がある場合は、状況に応じて補強のための工事が必要になってきます。

ポイントその④:隙間

基礎に防湿シートを敷いた場合、破れていたり隙間が開いたりしていないか確認して、隙間がある場合は防湿テープを貼って修繕しておきましょう。なお、ベタ基礎を採用している場合は、コンクリート自体に防湿効果があるのでそこまで神経質にならなくて大丈夫です。

ポイントその⑤:残土の処理

根切りによって出た土は敷地内で処理できるものは処理しますが、出た量が多ければダンプカーで外に運び出すことになります。残土の処理方法を決めるのは解体業者や建設会社になりますが、処理場で処分する場合、1平方メートルにつき5000~7500円程度の費用が請求されます。

根切りと関係の深い「山留め」と「埋め戻し」について

山留め

山留めとは?

根切りで掘った穴が深すぎる場合に、土が崩れるのを防ぐため板などの構造物で支えを作る作業です。

埋め戻しとは?

工事が終了した時点で、根切りの深さが深すぎると判断された場合に、土を戻して空間を埋める作業を言います。戻すための土のことを「埋め戻し土」や「盛り土」と呼び、根切りによって出た土をそのまま埋め戻しに使用することもあります。

また埋め戻しの工程は必ず最後に行うようにするのがポイントです。工事の途中で着手してしまうと、その後の作業に影響が出てしまいます。

まとめ

根切りとは

根切りとはどのような作業なのかについてざっくり解説させていただきました。根切りの作業自体は基本的に解体業者の方にお任せすることになりますが、作業の工程に関して知識を深めることでトラブルが起きた時にも対応しやすくなるはずです。

建設工事の中でも大変重要な意味を持つ工程なので、きちんと施工してくれそうな業者を選ぶようにしましょう!

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