2022/06/04
解体工事前の挨拶はどこまで必要?挨拶まわりのマナーや範囲を解説します
解体工事は「騒音がうるさい」「振動が気になる」といったイメージをお持ちの方も多いと思います。
解体工事を行う際には、近隣住民に気を配り、しっかりと計画を立てて行動しなければいけません。そこで大切なことは「解体工事前の近隣への挨拶」です。
この記事では、解体工事によって周囲へ与えうる影響と、近隣住民への挨拶まわりに注目してお伝えいたします。
株式会社ウラシコは内装解体の専門業者です。私達にご依頼いただいた場合のお問い合わせから工事完了までの一連の流れについてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
目次
解体工事前の挨拶は必要?
まずは、解体工事前の挨拶がそもそも必要なのかということですが、原則としては「必要」と考えていただいたほうがいいです。
必須というわけではないですし、必ずトラブルを回避できるというものでもないですが、解体工事によるトラブルを減らすためにも事前に挨拶はしておきましょう。
挨拶が重要である理由
解体工事には騒音、振動に加えて、ほこりなどの粉じんや害虫問題など様々な問題が起こる可能性があります。解体工事について事前に何も聞いていない状態であれば、クレームなどのトラブルに発展する可能性も高いです。
そこで重要となるのが近隣住民への「挨拶」です。挨拶と言ってもただ解体工事を行うことを伝えるだけではなく、詳細についても説明する必要があります。
解体工事前の挨拶時に説明すべき項目
解体工事の際の挨拶では、しっかりと工事内容を近隣住民へ説明し、ご理解をいただく必要があります。挨拶と共に「解体工事についての内容とそのお詫び」について書いた文書を渡すのが一般的です。
伝える必要がある項目は以下の通りです。挨拶の時に口頭でお伝えしつつ、文書にも記載しましょう。
・工事についての挨拶
・工事によって引き起こる騒音や振動などのリスク説明とそのお詫び
・工事の名称と内容
・工事の場所
・工事の期間
・工事の休業日
・工事の請負業者について(会社名、担当者名、連絡先)
・工事を実際に行う下請業者について(会社名、担当者名、連絡先)
文書については業者に依頼すれば用意してくれる場合が多いです。文書において特に重要なのは「工事業者の連絡先」です。
近隣住民の方からの問い合わせや、万が一トラブルが起きた際にすぐに対応ができるように、連絡先を必ず記載しましょう。
訪問先が不在だった場合も、文書だけはポストなどに投函しておき、あらためて挨拶に伺いましょう。
挨拶をするタイミング
挨拶をするタイミングについては1週間から10日前には行うようにしましょう。余裕を持って行う理由としては、訪問先のお家が留守だった場合に、再訪をする必要があるためです。文書だけではなく、対面での挨拶を心がけましょう。
どうしても合うタイミングが作れない場合は、投函や電話などで必ず事前に伝えるようにしましょう。
誰が挨拶を行うか
挨拶は、可能であれば施主と解体業者の担当者が一緒に行いましょう。解体業者の担当者も同席することで、万が一その場で問い合わせがあった際も丁寧に対応することが可能です。
挨拶をする範囲
挨拶範囲については、明確に決められているわけではありませんが、解体する建物の「両隣の家」、「裏の家」、「向いの家」までは最低限挨拶をしましょう。
向いの家については、騒音等の被害は少なくなるかもしれませんが、道路の利用について迷惑をかける可能性が高いです。
解体工事前の挨拶の際の粗品について
事前挨拶の際、特に粗品を用意しなくても問題はありません。しかし、用意をしておいた方が誠意が伝わりやすいのは事実です。
誰しもが挨拶と共に手土産をいただいたら、多少の騒音や振動などへの理解はしてくれると思います。そのため、粗品を持参することは、挨拶の上位互換だと思っておきましょう。
粗品としてふさわしいもの
解体工事の事前挨拶における粗品については、普段利用する消耗品や食べ物がオススメです。以下にいくつか記載いたします。
・洗剤
・石鹸
・サランラップ
・ギフト用のお菓子
・紅茶やコーヒー
上記に記載したようなものをお渡しすると喜ばれるかと思います。挨拶ですので高価なものを渡す必要はないですし、洗剤などの消耗品はあれば誰しもがありがたいものです。
粗品の「のし」について
挨拶の際の粗品につける「のし」については、「外のし」に「ご挨拶」と記載し、お渡ししましょう。
のしには「内のし」と「外のし」の2種類あります。「内のし」は、主にお祝い事に渡す粗品につけるものです。
「外のし」は様々な目的で使えますので、解体工事の事前挨拶の際の粗品には「外のし」で対応しましょう。
解体工事による周りへの影響について
騒音・振動
解体工事において絶対に避けられない最も大きな問題は「騒音」と「振動」です。工事の際には重機を使ったり、建物を崩し整地をしていくため、どうしても大きな音と共に激しい振動が伴います。
解体工事は日中に行うことが基本ですが、コロナウイルスの影響で在宅ワークになっている方も多い中での日中の騒音などは、ある程度のストレスになることが考えられます。挨拶の際には必ず相手の気持ちをしっかり考えて事情を説明し、お詫びの言葉を伝えましょう。
ほこり等の粉じん
解体工事を行う際、家屋に溜まっていたほこりなどが周りに飛散する可能性があります。また、木造の建物の場合、木材を倒したときなどに木くずが舞うことが多く、近隣の洗濯物や車などに降り積もってしまう可能性があります。
解体業者は基本的に養成など建物を覆い、粉じんなどの飛散を防止します。また、水などをしっかり撒くことで飛散防止に繋げられます。た
だし、これだけ対策をとっても完全には防げない部分はあります。事前に丁寧に説明し、ご理解をいただけるように努めましょう。
道路利用による問題
解体工事を行う期間中は重機やトラックなど、多くの車両が道路を利用します。道の妨げによって迷惑をかけてしまい、クレームになることもありますので、工事前に「道路使用許可」を取ると共に、きちんと話しておきましょう。
害虫問題
ほこり等と同様に建物に溜まっていた害虫も騒音や振動に驚いて外に逃げる可能性があります。主にゴキブリやネズミなどが外に出てしまい、近隣のお家へ逃げてしまうこともあります。
害虫によるクレームを避けるために、挨拶の際に害虫対策をしたいただくようにお伝えすることも大切です。もちろん解体業者にも害虫駆除用の餌や燻煙剤などを使用し、工事開始前に駆除を進めます。
解体工事終了後の挨拶について
解体工事の前の事前挨拶について大切だということをお伝えしてきましたが、それと同様に解体工事終了後の挨拶も大切です。
工事後の挨拶がなく「いつ工事が終わるのか」心配している方もいらっしゃる可能性もあります。終わったことを伝えると共に、ご協力いただいたことへのお礼をお伝えしましょう。
クレームへの対応について
上記に記載してきた様々な問題に対して、どんなに対策をしていてもクレームが起こる可能性はあります。万が一クレームが起きてしまった場合は、必ず真摯に対応しましょう。
まずはしっかりと相手の話を聞いて対応してください。業者とも相談をし、後日、誠意を持って謝罪しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は「解体工事前の挨拶」についてお伝えしました。
解体工事についてはトラブルの原因になるものが非常に多いので、挨拶は怠らないようにすることが賢明です。
挨拶をするのとしないのとでは、工事が始まったあとの反応に天と地の差があります。しっかりと工事内容の説明をし、できるだけトラブルが起きないように行動しましょう。
信頼できる解体業者の選び方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。こちらも合わせてご参照ください。
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