2020/12/28
原状回復・解体工事でよく発生するトラブル5選!代表的な事例と対処法を内装解体専門業者がご紹介します。
テナントやオフィスを退去する場合、内装や設備を借りたときの状態に戻し、利用による破損や劣化も修理しなければなりません。しかし解体業者との間で起こったトラブルの噂を耳にしたこともあるのではないでしょうか。
2023年2月、引っ越しシーズンに伴い、原状回復に関するトラブルのご相談を多くいただいています。これらのご相談は年々増えており、原状回復トラブルについて、国民生活センターが注意を呼び掛けるほどになっています。
参考:引っ越しシーズンに増加「原状回復」トラブルに注意 (2023年2月5日)
https://www.youtube.com/watch?v=iJ4cj2TahIw
不要な避けるためにはどんなトラブルがあるかを認識しておき、少しでもトラブルの発生をなくせるようにしておくことが大切です。今回は、解体業者との間で起こりやすい代表的なトラブルの事例と対処法を5つ紹介していきます。
目次
1.工期が遅延されることによるトラブル
当初予定されていた工事開始の日程より大幅に伸びている。その後に新築建設の予定があるが、作業に支障がでる可能性もでてきてしまった。
工事後にその場所の再利用が決まっている場合、工期の延滞によって、その後の予定にも影響してしまいます。
遅延についての説明してもらえない、または正当な理由がないといった場合には、その後の施工にも不安も残ります。ただ、台風などの気象状況や地震といった自然災害によって遅延されることもあり、この点は不可抗力ですので施主も理解が必要です。
対処法
工期に関して業者ときちんと打合せをしておくことが大切です、契約書に話し合いによって決めたことと、遅延損害金の保証を盛り込んでおくと安心です。またこちらは大きな業者に依頼することで、トラブルを防げる可能性を上げられます。
専門業者の方が経験が豊富という事もあり、工期の遅延をすることのない施工が期待できるためです。もし遅延をしてしまったら、具合によっては損害賠償請求等も視野に入れておくべきです。
2.施工前の見積金額が安すぎることによるトラブル
事前に見せてもらった見積書では相場よりかなり安かったので依頼した。しかし追加工事などがかさみ、終わってみると相場を大きくこえる金額を請求されてしまった。
作業にかかる経費を安くしたいと考える方は多いはずです。然し、特に最初に安く見積もりを出してくる業者には注意が必要です。
最初は安く見積もり、追加工事を行うことで請求金額を増やす業者もいます。特にひどい業者の場合は、工事で発生した廃棄物を不法投棄したり、地中に埋蔵することで、処分費用を浮かせようとするところもあります。
これが後々発覚すれば、訴訟が起こされた際に施主が対象になるなど、厄介なことになっています。
対処法
基本的に相場より極端に安い見積もりを見せてくる業者は疑ったほうが賢明です。見積もりで提示された金額の他に、追加費用がかかる可能性があるかをしっかりと業者に確認してください。もし追加費用がかかる可能性がある場合には、何らかの書面に残してもらいましょう。
3.解体業者との認識の相違によるトラブル
工事後再利用するつもりで残しておいてほしい、と事前に伝えたはずの植木を撤去されてしまった。
工事範囲や工事内容が守られておらず、残しておいてほしい所有物を撤去されてしまうケースがあります。
例えば、契約を交わした業者が、施工を下請け業者に下請けに投げてしまった時に伝達ミスが発生し、このようなトラブルが起こってしまいます。
対処法
撤去してほしいものや残しておいてほしいものは、些細なことでもきちんと書面に記録しておくと安心できます。特に残しておいてほしいものは、自分で印を付けていく、別の場所に移動させておくなどの対処も有効です。
こちらも解体工事専門業者に依頼することで伝達ミスをへらすことが期待できます。受注から施工までを一貫して行ってくれる業者を選ぶことで、必要な伝達の絶対数を減らすことが出来る為です。
4.隣家へ被害が及ぶことによるトラブル
防塵シートや養生シートの設置が甘く、隣家に大量に飛散させてしまった。解体業者の重機の操作ミスで、隣家の雨どいを破損させてしまった。
代表的なトラブルとしてはまず、隣家とのトラブルが考えられます。具体的には騒音や粉塵の飛散、隣家の設備の損壊などです。
騒音や粉塵悲惨の影響をゼロにすることは出来ませんが、業者の対策次第で減らすことは可能です。とはいえ、ずさんな対策では意味がなく、実際工事で起きやすいトラブルの一つとなっています。
施工や工事中のミスで、隣家へ損害を与えてしまった場合は、解体業者が賠償金を支払うことになっています。しかし、「損害は我々の責任ではない」と言い張る不届きな業者も存在してしまっています。
対処法
騒音は日中しか作業をしない、事前に業者と共に近隣に挨拶回りをして理解を求める。粉塵はしっかりと防塵シートや養生シートを設置してもらうといった対処が可能です。主な対応は業者が行うものなので、施主として業者の対応が適切か、目を光らせておく必要があります。
もし隣家へ損害を与えてしまった場合にも、業者が起こしたミスを施主が負担することはありません。損害賠償保険に解体業者がきちんと加入しているかを確認してください。加入していなかった場合、損害賠償請求が施主に向かう可能性もある為です。
加入していた場合、どこまでが保険の適用範囲かを確認しておくと良いでしょう。
5.解体業者の態度の悪さによるトラブル
「業者の車両が決められていない場所に停車されており迷惑だ」とのクレームが入った。いい加減な業者は、工事期間中に工事車両や職人さんの車などの駐車トラブルがよくあります。
そのほかにもゴミのポイ捨てや私語が多かったりなど、業者の態度によっては、近隣に不快感を与えてしまいます。これらのトラブルは施主の風評に関わる可能性もあり、事前に対処しておきたい問題です。
対処法
これは特に、工事を依頼する前に見極める必要があります。見積書をもらったら、会社のホームページからアンケート結果や工事実績、職人紹介のページを見て、雰囲気について調べてみましょう。
今までの対応はどうだったのか、どんな身だしなみをした従業員が施工を担当してくれるのかを知っておくと安心です。
万が一原状回復のトラブルが起きてしまった際の相談先はこちらの記事でまとめています。こちらも合わせてご参照ください。
工事前や工事後もトラブルは発生する
これまで原状復帰・解体業者との間で起こりやすいトラブルとその対処法を5つ見てきました。工事中だけでなく、工事前や工事後もトラブルは発生するということを認識しておきましょう。原状復帰や解体工事において重要なことは、施主としてトラブルやリスクについてしっかりと理解しておくことです。
しかし、いくら施主が知識をつけても、悪徳業者などに捕まってしまっては意味がありません。心から信頼のおける業者を選びましょう。
ホームページはきちんとしているか、担当者の対応は丁寧だったか、建設業許可や解体工事業登録をしているかなどで、業者への信頼度を計ることができます。是非正しい知識を身につけて工事が滞りなく進むようにしていきましょう。
信頼できる解体業者の選び方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。こちらも合わせてご参照ください。
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