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【2025年版】店舗の原状回復費用の相場ガイド|店舗オーナーが知るべき相場と節約

店舗の原状回復

店舗の移転や閉店を検討する際に、必ず押さえておきたいポイントのひとつが「原状回復」です。看板の撤去や内装の解体、配線の処理など、場合によっては高額な費用が発生するため、あらかじめ把握しておくことが大切です。

多くの方にとって、「できるだけ退去時の費用を抑えたい」というのが本音ではないでしょうか。実際、原状回復工事にかかる費用は、店舗の広さや設備の内容、元の内装の造り込み具合によって大きく異なります。

しかし、事前に一般的な費用感や、節約につながるポイントを知っておくことで、無駄な出費を避けられる可能性があります。そこで今回は、数多くの原状回復工事を手がけてきたウラシコならではの“現場目線”で、費用の内訳や注意点、節約につながるリアルなポイントをわかりやすく解説します。

店舗の原状回復とは?

空きテナントの不動産管理伴う原状回復作業

店舗の原状回復とは、移転や閉店などでお店を退去する際に、「借りたときと同じ状態に戻して返すこと」を意味します。これは、オーナーや管理会社と結んだ賃貸契約で決められているもので、多くの店舗物件で必要とされる基本的なルールです。

住宅の場合は、退去時に立ち会って荷物を運び出し、軽い掃除(ハウスクリーニング)をすれば基本的にOKです。壁や床の経年劣化などは、入居時に支払った敷金の中で対応されることが多く、大がかりな原状回復工事はほとんど必要ありません。

一方で店舗の場合は、借主が自由に内装を変えて使っていることが多いため、退去時には自分で業者に依頼して、原状回復やスケルトン工事を行う必要があります。また、店舗では経年劣化や自然な傷みであっても、基本的には借主がすべて修繕してから返さなければなりません。

店舗の原状回復費用の相場

原状回復にかかる費用がどのくらいかかるのかは、店舗の業種によって大きく異なります。ここでは、店舗の種類ごとにおおよその相場を紹介します。オーナーや不動産管理会社との交渉に入る前に、必ず相場感を把握しておきましょう。

飲食店 約5〜10万円(場合によっては20〜50万円になることも)
飲食店以外(小売店など) 約3〜8万円
美容室・サロン 約3〜6万円
病院・クリニック 約3〜8万円(特殊設備の撤去で追加費用が発生することも)
オフィス 約2〜10万円(指定業者がいる場合は20〜30万円かかるケースも)

上記の金額はあくまで目安ですが、実際の費用感を知っておくことで、見積もりを取る際や契約解除時の交渉に役立ちます。

飲食店

飲食店退去時の退去立会いチェック

飲食店における原状回復は、他の形態の店舗よりも費用が多くかかる傾向にあり、高い場合だと坪単価20〜50万円ほどかかる場合もあります。理由は、スケルトンでの引き渡しが必要な場合や、商業施設テナントで施設からの業者が指定されているなどの制約があることが多いためです。

スケルトン状態での引き渡しが求められる場合、店舗の業態によって費用に大きな差が出ます。たとえば、油をあまり使わない軽食店であれば、原状回復の相場は坪単価5万円程度が目安です。一方、ラーメン店や焼肉店など、油汚れや排気設備の影響が大きい「重飲食」と呼ばれる業態では、坪単価10万円程度を見込んでおくとよいでしょう。

飲食店以外(小売業など)

小売業の退去立会い代行業務

飲食を伴わない店舗の場合は、スケルトン状態に戻す必要がないケースがほとんどです。そのため、原状回復にかかる費用も比較的抑えられ、坪単価3万円〜8万円程度が一般的な相場とされています。

什器の撤去やクロスの張り替え、床の補修などが主な施工内容になり、店舗の坪数によって坪単価が変動する傾向があります。店舗の坪数が小さいほど坪単価が高く、50坪以上など広い店舗の場合は単価が安くなる場合もあります。

美容室やサロン

美容室の不動産管理に関する原状回復業務

什器やカットチェアなどを配置しただけで構造が比較的シンプルな場合は、坪単価1〜2万円程度と安く原状回復できます。配置だけでなくクロスなどを変更している店舗が多いことなどを踏まえると、おおよその目安として3〜6万円ほどが一般的な原状回復費用の相場となっています。

小上がりの設置や、排気ダクトを多く設けるなど、内装に特殊な造作や設備を取り入れている店舗では、それらを撤去・修復するための追加費用が発生します。特殊なデザインを施している店舗は、それに応じて費用が加算されていくと考えてください。

病院やクリニック

病院やクリニックなどの医療系施設でも、原状回復が必要となる点は他の店舗と同様です。内装に関しては、壁紙や床材の張り替え、間仕切りの撤去といった一般的な工事が中心となり、相場としては坪単価3〜8万円程度が目安となります。

ただし、医療機関特有の注意点として、専門的な設備や機器の設置跡、特注の配管や電気配線、重量物の固定跡など、通常の店舗では見られない“特殊な残置物”が多く存在することが挙げられます。これらを撤去・処分するには、専門業者による対応が必要となるケースが多く、その分費用がかさむ傾向にあります。

オフィス

オフィステナントの建物不動産管理に伴う原状回復

オフィスの原状回復費用は、規模や立地によって大きく異なります。一般的に、中小規模のオフィスでは坪単価2〜5万円程度が相場です。一方で、フロア全体を使用するような大規模オフィスになると、工事の範囲や内容が広がるため、坪単価5〜10万円程度と費用が上がる傾向があります。

また、オフィスビルに入居している場合は、注意すべきポイントがあります。それは「指定業者制度」があるケースです。これはビルの管理側から、特定の業者に原状回復工事を依頼するよう指定されている制度で、自由に業者を選べないことがあります。こうした場合、価格交渉が難しく、相場よりも高額になるケースも少なくありません。

原状回復費用を少しでも抑える節約術

できれば安く済ませたい原状回復の費用ですが、想像よりもかさんでしまいそうだと感じた方も多いのではないでしょうか。おおよその費用がわかったところで、どうしてもかかってしまう原状回復費用を少しでも抑える節約方法を紹介していきます。

オーナーや不動産管理会社と契約書の確認や交渉

オーナーや不動産管理会社との契約書の確認や交渉

まずは、どこまで原状回復をするべきかを明確にしましょう。契約書をよく読んで、原状回復の範囲を確認することが大切です。

原状回復の範囲については、トラブルになることも多々あります。例えば、クロスは入居時のまま使い続けた場合でも、張り替えまでを原状回復としているケースがあり、借主と貸主の間で認識の違いが生じていることも考えられます。

貸主に直接確認を取ることで、その場で条件の交渉ができ、原状回復費用を抑えられる可能性が高まります。また、事前に細かい取り決めをすり合わせておくことで、後々のトラブルを防ぐことにもつながります。

退去立会い前に使える備品は買取業者に依頼

退去立会い前に残置物撤去が必要

店舗内には、まだ十分に使える備品や設備が残っていることがよくあります。こうした備品を事前に買取業者に査定してもらい、買い取ってもらうことで、原状回復費用の一部をまかなうことが可能です。中には思った以上の金額で売れるケースもあり、コスト削減につながる有効な手段といえます。

特に、厨房機器や美容機器、医療設備などの専門的な備品は、中古市場でも需要が高く、状態が良ければ高値で買い取ってもらえる傾向があります。不要な備品をただ処分するのではなく、リユースという形で活用することで、費用面でも環境面でもメリットのある選択ができるでしょう。

株式会社ウラシコは原状回復の専門業者として「古物商取引」の許認可も取得しています。中古品の買い取りから原状回復工事、その後の内装仕上げまでワンストップで対応しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

退去立会い前に自分で不用品を処分

売却できないような不用品がある場合でも、すべてを原状回復業者に処分してもらうのではなく、少し手間はかかりますが自分で処分することで、全体の費用を抑えることができます。自治体の粗大ごみ回収やリサイクルセンターを活用すれば大幅にコストを削減できることがあります。

まだ使える実用的なものであれば、知人や周囲の人に声をかけて、欲しい人に譲るというのもひとつの方法です。処分費用をかけずに引き取ってもらえるうえ、無駄にならずに済むため、手間をかけずに有効活用できます。

徹底した業者選び

原状回復費用が大きく変わる要因のひとつが、「業者選び」です。同じ工事内容でも、依頼する業者によって金額に大きな差が出ることがあります。だからこそ、ホームページの雰囲気や価格の安さだけでなんとなく決めてしまうのではなく、見積もりを取り比較・検討することが大切です。

相談や見積もりは無料という業者も多いので、まずは気軽に問い合わせてみると良いでしょう。もちろん、私たちウラシコでも原状回復に関するご相談・お見積りは無料で承っております。お気軽のお問い合わせください。

原状回復業者の選び方

費用を抑えるための肝ともなる業者選びのコツを解説します。満足のいく作業を適正な価格で行ってくれる業者を厳選できるよう、たくさん比較することが大切です。

実績の豊富さに注目

まずは実績に注目してみてください。ホームページを所有している業者は、施工事例ページを設けていたり、ブログページに実績を載せていたりします。これまでにどのような事例に取り組んできたかを見極めるためにも、実績のページは必ずチェックすることをおすすめします。

スケジュールを守ることを約束してくれる

不動産管理会社との期限に間に合うスケジューリング

原状回復は基本的に退去前の契約期間中に実施します。そのため、スケジュール管理がずさんな業者だと、「退去時にまだ工事が終わっていない」などのトラブルに発展しかねません。相談や見積もりの際に退去予定日を伝えて、確実に期間内に完了できることを約束してくれる業者を選びましょう。

複数の業者に見積もりを依頼する

ひとつの業者で決めてしまわずに、気になる複数の業者から見積もりを取ることも重要です。面倒だからとひとつの業者で決めてしまうと、それが本当に適正な価格なのかがわからないまま依頼することになります。複数の見積もりをじっくり比較すると、自分の店舗に対する大体の適正価格も見えてきます。

安すぎる業者にも注意!

費用を抑えたいからといって、他の業者に比べてあまりにも価格が安すぎる業者や理由もなく低価格な業者には注意が必要です。手抜き工事や不法投棄をされてしまう可能性があり、最初は安くても後から追加請求を重ねて、終わるころにはどこよりも高額になってしまったというケースも残念ながら存在します。

相場からかけ離れすぎていない適正価格と思える価格の中で、納得のいく範囲でコストパフォーマンスの良い業者を選ぶことが、後悔のない選択につながります。

店舗の原状回復費用の相場についてまとめ

店舗を退去する時に必要な原状回復費用の相場について説明しました。納得のいく価格で施工してくれる業者を見つけて、借主と貸主がともに気持ちよく契約を終了できるようにしましょう。安心の原状回復なら、私たち株式会社ウラシコにお任せください。

プロの担当者が親身になって退去立会いから退去後の不動産管理まで相談を伺います。ご連絡お待ちしております。またこちらのページでは実際に弊社が作成している見積書を掲載しています。チェックポイントも合わせてご紹介していますので、ぜひこちらも合わせてご参照ください。

原状回復・退去立会い・不動産管理・解体工事はウラシコにすべておまかせください!

株式会社ウラシコのスタッフ

株式会社ウラシコは愛知県名古屋市の原状回復専門業者です。豊富な現場経験から、原状回復だけではなく、各種解体工事や不動産管理運用のサポートも承っております。オーナー様、入居者様どちらの立場からもご依頼いただけますので、どなた様もお気軽にご相談ください。

東海エリアを中心に年間約2,000件の現場で、原状回復、内装スケルトン解体、退去立会い代行サポート、ハウスクリーニング、クロス張り替え、不動産建物管理、リーシング、各種解体工事、不用品回収、残置物撤去、産業廃棄物収集運搬、アスベスト調査除去工事等を行っております。その他の地域も対応可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

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