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テナント退去でよくあるトラブル事例5選|正しい対処法を抑えてスムーズに原状回復を進めましょう

テナント退去でよくあるトラブル事例

テナントの退去でよく起こるのが原状回復のトラブルです。原状回復とは、入居する前の状態に戻して物件を受け渡すことです。テナントの場合、早めに動かないと余計な費用がかかることもあります。

また、原状回復の費用に関するトラブルが多いのも、テナント退去の特徴です。今回紹介する原状回復のトラブル事例は、よくある事例ばかりです。事例を確認しながら、トラブルを避けるために、どんなことが必要なのか一緒に考えていきましょう。

ウラシコでは、賃貸物件管理・退去立会いも承っております!管理会社様、入居者様どちらの立場からもご依頼いただけます。ぜひウラシコにお任せください!退去立会いの詳細は以下ページでより詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

テナント退去でよくある原状回復のトラブル事例5選

2023年2月、引っ越しシーズンに伴い、原状回復に関するトラブルのご相談を多くいただいています。これらのご相談は年々増えており、原状回復トラブルについて、国民生活センターが注意を呼び掛けるほどになっています。

参考:引っ越しシーズンに増加「原状回復」トラブルに注意 (2023年2月5日)

https://www.youtube.com/watch?v=iJ4cj2TahIw

テナントの原状回復は住宅とは違い、契約する物件や特約によって内容が異なります。そのため、どこまで原状回復をしなければいけないのか、しっかり確認しておかなければトラブルに発展しかねません。実際にあったトラブルはどんなものなのか紹介します。

敷金(保証金)が返金されない

敷金(保証金)が返金されない

テナント契約するときに支払う敷金(保証金)。敷金は通常、解約時に必要経費を差し引いた残金が戻ってきます。そのため、敷金が全額戻ってくるという訳ではありません。この内容は契約書にも記載されています。意外に知らない方も多いため、新しいテナントを借りる資金として敷金をあてにしている方は、十分注意してください。

高額な請求をされた

高額な請求をされた

原状回復工事の相場を知らない方は多くいらっしゃいます。請求された金額が高額だけど相場を知らないため、そのまま支払ったというケースが後を絶ちません。テナントの原状回復は通常、貸主が指定する業者へ請け負います。そのため借主は、いわれるまま支払わなければいけないと思っている方も。

しかし見積内容を確認してみると、単価が相場より高かったり不要な工事が含まれていたりすることもあります。原状回復は賃貸借契約書がカギを握っているので、契約内容をしっかり把握することが大切です。

解約通知予告を忘れていた

解約通知予告を忘れていた

テナントを退去するときは、前もって解約通知予告を行わなければいけません。この期間は住宅よりも早く、一般的に3~6ヵ月前に伝えるようになります。万が一、解約通知予告を忘れてしまうと、余分な賃料が発生してしまいます。いつまでに解約通知予告をしなければいけないのか、今一度賃貸借契約書で確認しておきましょう。

貸主負担の工事が含まれていた

貸主負担の工事が含まれていた

原状回復の工事範囲はあらかじめ決められており、その内容は賃貸借契約書や特約に記載されています。借主が原状回復の範囲が決められているのはあくまでも契約した物件のみですが、中には貸主側が負担する内容が含まれていることもあります。

例えばテナントビルの共有部分。廊下やエレベーターなど共有スペースは本来、借主が負担する原状回復の工事範囲に含まれません。原状回復の範囲をあまり詳しくない方は、この部分も含めた工事を進めてしまいがちです。共有スペースは貸主側の負担するべき範囲だということを覚えておくと良いでしょう。

新しい備品をさらに新品交換するよういわれた

新しい備品をさらに新品交換するよういわれた

テナント利用に問わず賃貸物件を利用する上で、劣化に伴い新しく備品交換することがあります。しかし、交換したばかりの備品も、原状回復でさらに新品交換するよう求められトラブルに発展するケースがあるようです。

例えば照明がいちばんわかりやすい例だと思います。電球や照明は、交換すれば何年も持つため、再度新品に替えるのはもったいないと思ってしまいます。

原状回復は入居前の状態に戻すことが前提ですが、次の入居者のことも考えて物件を回復しなければいけません。この内容は賃貸借契約書や特約に細かく記載されているので、工事を依頼する前にしっかり確認しておきましょう。

原状回復でトラブルに合わないために

原状回復でトラブルに合わないために

テナント退去の原状回復でトラブルが起きる原因のひとつは、借主側の契約内容の確認不足が挙げられます。多くの場合、原状回復の業者や工事範囲などは、賃貸借契約書に記載されています。

また物件によっては特約が設けられており、借主がどこまで対応しなければいけないのか、細かく記載されていますので、しっかり内容を確認することが大切です。

契約内容によっては不明点や納得いかない内容が含まれているでしょう。その場合は、貸主に内容を確認し、納得いく説明を求めていくと未然にトラブルを防ぎやすくなります。

信頼できる解体業者の選び方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。こちらも合わせてご参照ください。

まとめ

テナント退去の原状回復はトラブル

テナント退去の原状回復はトラブルが後を絶ちません。お互い気持ちよく退去を進めるためにも、賃貸借契約書の内容を納得いくまで確認することが必要です。

原状回復工事を相手任せにするのではなく、借主も勉強することでトラブルが起こりにくくなるでしょう。住宅と違い、テナントの原状回復は複雑なので、日頃から工事内容や相場を確認しておいてください。

また、原状回復に関する節約術は、こちらのカテゴリページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください

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