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内装解体工事の見積書でチェックすべき項目と優良業者の見分け方を解説します

内装解体工事の見積書

解体工事の業者から上がってきた見積書を見たけれど、専門用語が多くて内容がイマイチ分からなかったり、相場を知らないから工事金額が高いのか安いのか分からなかったりするなどでお困りの方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、解体工事の見積書でチェックすべき項目と、安心して工事を任せられる優良業者の見分け方を解説します!

また、ウラシコのYouTubeチャンネルでは、内装解体・原状回復工事など、退去費用の見積もり書の見方は動画でも解説しています!ぜひこちらも合わせてご参照ください。

また、こちらのページでは実際に弊社が作成している見積書を掲載しています。チェックポイントも合わせてご紹介していますので、ぜひこちらも合わせてご参照ください。

解体費用の内訳

解体費用にはどんなものがあるのか事前に知っておくことは重要です。よく読んで見積書を読み解けるようになりましょう。

①:仮設工事費

仮設工事費

仮設工事費とは、工事に入る前の準備にかかる費用のことです。工事に必要な足場や養生シートの設置などがこれにあたります。特に養生シートの設置は近隣の家に埃が飛んだり騒音が漏れたりするのを防ぐ効果があり、解体工事には抜かせない工程となります。しっかり見積書に記載されていることを確認しましょう。

②:解体工事費

解体工事費

建物本体の撤去にかかる作業員の人件費や機械費を指します。「内部解体」と「外部解体」があり、前者は建物内部の内装や造作物を人力で解体する作業を指し、後者は建物の骨組みを重機で壊して解体する作業を指します。必要な工事費の大部分をこの解体工事費が占めることになります。

③:産業廃棄物の処分費

産業廃棄物の処分費

工事の過程で出た廃材を「産業廃棄物」と言います。その処分費用には「廃材処分費用」と「廃材運搬費用」があります。いいかげんな業者に依頼して「不法投棄」されてしまうと、間接的に施主も責任を問われますので、ここの費用が安すぎる業者は要注意です。

④:外構撤去費

外構撤去費

建物以外の構造物を撤去する費用です。主に、ブロック塀、カーポート、庭石、庭木などがこれにあたります。他の事業者などと共用している場合は、費用の負担割合を大家さんなどに相談してみましょう。

⑤:整地費

整地費

建物を壊したあと、地面を平らにしてきれいにするのにかかる費用です。整地の質が悪いと、土地が売れにくくなったり、新築することが難しくなったりしますので、丁寧に仕上げてくれそうな業者を選ぶことが大切です。

⑥:重機回送費

重機回送費

工事現場で使う重機を運搬するのにかかる費用です。重機の保管場所から現場までの距離が遠いほど費用が高くなります。また業者が保持している重機ではなく、レンタルで賄う場合もその分の費用がプラスされて割高になります。

⑦:設備撤去費

設備撤去費

電気・ガス・水道のライフラインを撤去するための費用です。電気は地元の電力会社、電話はNTTに依頼すれば無償で撤去してくれる場合が多いです。

⑧:諸費用

道路使用許可の届出

主な諸費用については以下のものがあります。

・「建設リサイクル法」に準じた届出(業者が代行してくれる)にかかる費用

・道路使用許可の届出(業者が代行)にかかる費用

・業者が使用する「駐車場代」

・粗品代などを含めた「近隣挨拶費用」

なお、諸費用の相場は全工事費用の5~10%程度が目安となります。

見積書の「特記事項」は必ず確認を!

特記事項

見積書の項目だけでなく、特記事項にも必ず目を通しておくことが必要です。特に以下の項目に注意して読んでいきましょう。

・工事費用の支払方法

・足場や駐車場が近隣の土地に入っている場合の対応

・ライフラインの撤去手続きの依頼方法

・地中埋設物が見つかった場合の追加費用の説明

・その他追加費用がかかるケースの説明

特に追加で費用がかかる場合について、懇切丁寧に説明してくれる会社だと安心して工事を任せられますよね。

優良業者の見分け方

ポイントその①:きちんとした登録業者であるか?

登録業者であるか

解体工事を行うには工事を行う所在地の県が認可する登録業者であるか、建設業許可を受けた業者でないと施工することはできません。これらの許可証をもっているかどうかしっかり確認しておきましょう。

ポイントその②:解体工事の実績はあるか?

解体工事の実績

業者選定に不安がある場合はその業者のホームページなどで解体工事の確かな実績がある会社か確認しておくと安心です。

ポイントその③:保険に入っているか?

損害賠償責任

工事の過程で、隣の家の車を傷つけてしまったり、けがをさせてしまったり、といったトラブルもないとは限りません。損害賠償責任が生じた時に、保険に入っている会社なら保険金で保証することができます。損害賠償責任は施主にもかかってきますので、保険に入っている業者かどうかしっかり確認しておくのがおすすめです。

ポイントその④:重機は所有しているか?

重機回送費

既に説明したように業者が重機を所有していない場合、重機回送費にレンタル料金が加算されて割高になってしまいます。費用を安く抑えたいなら重機を所有している会社かどうかも確かめておいた方がいいでしょう。

ポイントその⑤:費用の支払方法は適正か?

原状回復の見積もり

費用の支払方法について、工事前の一括請求や、工事の早い段階で費用を請求してくる業者には気をつけましょう。優良業者であれば、費用の請求は工事後にしてもらえたり、工事の進み具合に応じて分割払いしてくれたりする業者もあるので、見極める目安にしましょう。

ポイントその⑥:工事内容の説明を丁寧にしてくれるか?

工事内容の説明

工事を発注するお客様は解体工事については素人であることが多いので、そうした方にもわかりやすく説明してくれるか、は大事なポイントです。見積書を見ても専門用語が多くて分かりづらく「○○工事一式」と簡略化して書かれている場合などは要注意です。

工事内容が詳細に書かれていて、なおかつ営業マンが疑問点を丁寧に説明してくれるような会社を選ぶのが大事です。

まとめ

名古屋の内装解体

いかがでしたか?

解体工事を依頼する機会は人生の中でもあまり多くありませんが、動く金額が大きいだけに、注意深く進めて行きたいものですよね。

安すぎる業者に頼むと、不法投棄や後で高額な追加費用を請求されるなどといったトラブルになる恐れもあります。見積書で工事内容や特記事項などもよく精査して、安心して任せられる業者を見極めていきましょう!

内装解体工事の流れについてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

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