2023/01/13
池の解体費用はどれくらい?解体工事(埋め立て)の流れ、工事を依頼する際のポイントを解体業者が解説します
池の解体と聞くと何をするのか想像できないかもしれませんが、池の解体はほとんどの場合、池の埋め立てを指します。ここでは、池の埋め立て手順と費用相場について紹介していきます。
ウラシコへのご依頼の流れについてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
目次
空き家解体の現地調査の様子をYouTube動画でも解説しています!
私達ウラシコでは、解体撤去工事の見積もりの前に必ず現場を確認して、建物の位置や造作の形状、残置物の有無を確認し、お客様のニーズをきちんと確かめて、適切な見積もりをしています。実際の現地調査の様子を動画でもお確かめください。
池の解体方法
池の解体の依頼先
池の解体工事は、基本的に解体工事業者に依頼します。自分でもできるかもしれないと思う方もいらっしゃるかと思いますが、池周辺の地盤は水分を多く含んでいることもありかなり緩んでいることが考えられますので、しっかりと地盤を固く均等にならす必要があります。
また、コンクリートなどが使用されている場合には、すべて撤去してから埋め立てなければ、後から不法投棄などで罰せられる可能性もありますので、専門業者に依頼するようにしましょう。もちろん私達ウラシコにお任せください。
池の解体の解体費用
一般的に、池の解体(埋め立て)にかかる費用は約20万円前後といわれています。池の周りに大きな石が置いてあったり、池を渡す橋がかけてある場合には、別途撤去・処分費用が発生します。さらに、埋め立てた後に駐車場やウッドデッキを作るような場合には、地盤を固めるための追加で費用がかかります。
池の解体の工事手順
①業者に工事を依頼
まずは、工事を行ってもらう工事業者を探し、工事を依頼します。工事の前には見積もりや工事契約などが行われます。
②お祓いや祈祷
日本では昔から水のある場所には神様が宿るといわれています。そのため、水回りの工事を行う場合には、工事に着手する前にお祈りやご祈祷を行うことが多いです。
近年でも、工事中の事故や工事後に不幸や災いが起こらないように実施する人が多いです。地鎮祭や水回りの工事前のお祈りやご祈祷は古くからの慣習であることもあり、普段はまったく気にしない人でも「念のためやっておく」という感じでやることが多いです。
③ゴミを通り除く
工事前の準備が整ったら、水抜きで使用するポンプの取水口がつまらないように、池にたまったごみを取り除きます。また、長年使用しておらず放置されていた場合には、ボウフラなどの虫が湧いている可能性があります。池の水の腐敗がひどく、虫がかなりわいている場合には殺虫作業も必要になります。
④池の水を抜く
準備が整ったら、専用の機械を使って水を抜いていきます。前準備として、ある程度ゴミは取り除いていますが、適宜ゴミや泥を取り除きながら作業を進めます。池の水の腐敗がひどい場合には、悪臭がする場合もありますので、注意が必要です。
⑤息抜き(水)
水抜きが終わったら、水はけをよくするために池のそこに穴をあけます。
⑥石や庭木などの撤去(必要な場合のみ)
池の周りに石や庭木がある場合には、撤去を行います。
⑦コンクリートの解体(必要な場合のみ)
池にコンクリートが使われている場合には、はつり機などを使用して、コンクリートを解体していきます。池の大きさやコンクリートの厚さによって作業時間が変わってきます。
⑧ろ過設備・廃材の処分(必要な場合のみ)
コンクリートの解体が終われば、がれきなどの廃材を撤去し、処分場へ運搬していきます。また、ろ過装置などが設置されている場合には、一緒に運び出します。
⑨埋め戻し
廃材などの撤去が終われば、土を入れて転圧機で締固め、池の地盤を均等にならしていきます。使用される土は様々ですが、真砂土が使用される場合が多いです。真砂土は地表の足場やレンガの土台に使用される土のことで、価格が安いため運動場などの広い場所を覆う場合によく使用されます。
⑩息抜き(ガス)
埋め戻しが終われば、土にパイプを入れて地中のガス抜きをしていきます。水はけをよくするための息抜きと同じ名前ですが、こちらの作業ではガスを抜くだけでなく、水の神様が外に出やすいようにするという意味合いもあります。
⑪整地
最後に砂利を敷き詰めたり、仕上がりを確認して作業は終了になります。駐車場の建設などがある場合にはこの後から作業が始まります。
池の解体作業の工事期間
工事の手順を紹介しましたが、工事自体は池の大きさなどにもよりますが1日~2日で完了することがほとんどです。ただし、お祈りやご祈祷に関しては、依頼主が工事とは別に依頼する必要がある場合もありますので、注意が必要です。
池の解体後の活用方法
鯉を飼育するための池があったり、本格的な日本庭園に併せた池があったり、作られた背景は様々ですが、長年使用されておらず、ただの大きな水たまりが残っている状態であれば、池の解体(埋め立て)を行って、別の用途で使用するほうがスペースを有効活用できます。
解体した後は、駐車スペースにする、ウッドデッキを作る、倉庫やプレハブを設置する、そのまま更地にして物干しや子どもが遊べるスペースにするなど、考え方次第で様々な使い方ができます。
まとめ
今回は、池の解体について説明していきました。池の解体工事で発生した廃材をきちんと処分せずそのまま埋め立ててしまった場合には、土地の売却の際に評価額が下がってしまったり、建物の解体工事の際に掘り起こして撤去しなければならなかったりしますので、きちんとした業者に依頼して、適切な処分をするようにしましょう。
解体工事では、残念ながら”悪徳業者”も数多く存在します。「壊せば終わり」と考えている業者には要注意です!こちらのページでは解体工事でよく起こるトラブルや、悪徳業者の手口、対処法、優良業者の選び方を体形的にまとめています。ぜひこちらもご覧ください。
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