2022/08/25
悪徳業者に注意!不用品回収業者に必要な資格とは?優良業者の見分け方を解説します
ソファや家電など、自宅にあるもので大きくて簡単に捨てられないものや、捨てたいものが多すぎて自分では処理しきれない場合ってありますよね。処分方法のルールに従わず捨ててしまうと不法投棄となってしまう可能性があります。
そんなときに利用するのが「不用品回収業者」になります。ただし、ネットで調べて出てきた業者を安易に選んでしまうと悪徳業者に引っかかってしまうことがあります。この記事では不用品回収業者に必要な資格についてや、悪徳業者に騙されないためのポイントなどについて解説していきます。
東海エリアの不用品や残置物、産業廃棄物の処分は、私たちウラシコにお気軽にご相談ください!古物商許可、産業廃棄物運搬収集許可を取得しておりますので、安心安全、適正価格で対応いたします。どなた様もお気軽にご連絡ください。
目次
不用品回収業者とは
不用品回収業者とは、家電リサイクル対象品目など自治体では回収不可能なものなどを回収するために必要な資格を持った専門業者のことを言います。不用品回収業者であれば、ソファなどの大型の家具であっても運び出すことができます。
また業者によっては、エレベーターのないマンションや、2階からの運びだしなどにも対応してくれる業者もあります。
高齢の方など、重いものを移動させることは困難ですし、物毎に分別することも身体への負担と手間がかかります。不用品回収業者を利用することで、不用品の分別も必要なく、大量のゴミから大型の不用品まで様々なものに対応して回収してくれます。
不用品回収業者の種類
回収の依頼先にはいくつか種類がありますので、それぞれ解説していきます。目的にあった業者を利用しましょう。
・自治体
・不用品回収業者
・リサイクルショップ
・遺品整理業者
自治体
「自治体」では、不用品の回収と処分を行っています。メリットとしては回収料金が非常に安いことです。ソファやベッドなどの大きいものでも数千円程度で回収してくれます。
デメリットとしては、回収日のスケジュールが平日の朝などで決まっているため、平日のみで対応する必要があります。そして、回収してほしい物を指定された場所まで自分で運ぶ必要がありますので、家具などの大きいものなども運ぶ必要があり、大変な作業になります。
また、料金が足りなかった場合は回収されず放置されてしまいますので、注意してください。また、下記のようなものは自治体では回収することはできないことがあります。事前に問い合わせて確認しておきましょう。
・エアコン
・冷蔵庫
・テレビ
・洗濯機
・パソコン など
自治体の回収対象外の場合、それぞれ処分費を支払い、依頼する必要があります。
不用品回収業者
「不用品回収業者」とは、自治体とは違い民間企業が運営している業者です。各企業によってサービス内容や対応時間が異なるのがポイントです。
サービスによっては買取りも行っているため、家具などの大きいものでも意外と買い取ってくれる場合もあります。また、早朝や深夜など24時間365日対応の業者も存在します。そのため、依頼する際は都合の良い時間にお願いすることができます。
さらに、自治体が回収できない電化製品のようなものなども不用品回収業者であれば引き受けてくれますし、搬出も自宅まで専門スタッフが回収しに来てくれるので安心です。2階にあって運び出せない大きな家具など、解体が必要なものも請け負ってくれるため、運び出すのが困難な場合は不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収業者のデメリットとしては、自治体に比べて料金が高いことです。およそ2~3倍と思っていただけたらと思います。
リサイクルショップ
「リサイクルショップ」では、不用品回収業者とは違い、買取りが可能なものに限り回収をしてくれます。
メリットとしては、リサイクルショップは不要なものを買い取って中古品として販売するので、基本的にいらなくなったものを「買取り」してくれます。
デメリットとしては、基本的にリサイクルショップまで自分で運ばないといけません。そして、なんでも買い取ってくれるわけではないので、家具のように大きいものを運び出したのに、買い取れないとなったら、家までまた自分で持ち帰らないといけません。
また、買取り金額が低い傾向があります。不用品回収業者の買取りサービスの方が高額で買い取ってくれることもありますので、比較検討しましょう。
遺品整理業者
「遺品整理業者」とは、文字通り亡くなられたご家族の遺品を整理してくれる業者のことです。
亡くなられた方が大切にしてきたものなど、思い出に関わるものを整理する作業となるので、ただ処分する場合とはワケが違います。精神的に大変な部分もありますので、専門業者として依頼を受けている業者が多いです。
また、業者によっては貴重品の整理を行ってくれる業者もあります。そういった業者に依頼すると、いらないものと間違えて捨ててしまう危険性も減らすことができます。
処分することが決まったものに関しても、お焚き上げなどの供養を請け負ってくれる業者もありますし、判断が難しい遺品も適切な場所で処分をしてくれます。
遺品に関わることは、不用品回収業者などではなく、遺品整理業者に依頼することをオススメします。
不用品回収業者に必要な資格(許可)について
優良な業者を見極めるポイントには「資格(許可)を持っているか」という点が挙げられます。資格は以下の通りですが、遺品整理業者のみ異なる資格もありますので、依頼する際は忘れずにチェックしましょう。
・古物商許可
・一般廃棄物収集運搬許可
・産業廃棄物収集運搬許可
・遺品整理士(遺品整理業者のみ。ただし必須ではない)
古物商許可とは
「古物商許可」とは、古物営業法に指定されている古物(いわゆる一度使われた中古品にあたるもの)を、交換又は売買するために必要な資格です。古物商として営業を行う場合は、都道府県公安委員会の許可が必要となります。
この許可が認められた証が「古物商許可」となります。古物を買い取って販売する場合、古物を別のものと交換する場合、買い取った古物を海外へ輸出する場合などに古物商許可が必要となります。盗難物などが市場に流れないために定められた制度になります。
一般廃棄物収集運搬許可とは
「一般廃棄物収集運搬許可」とは、家庭や事業所などからでる一般廃棄物(産業廃棄物以外の廃棄物)を収集・運搬するために必要な資格のことです。
不用品回収業者はこの資格があれば、モノの種類に関係なく回収が可能になるため、非常に有力な資格となります。一般廃棄物収集運搬許可については各市町村が許可を出しているため、依頼する予定の業者がこの資格を持っているのか確認ができなかった場合は、市役所に問い合わせることで確認が可能です。
ただし、依頼する予定の業者が一般廃棄物収集運搬許可を持っていない場合でも、その業者が一般廃棄物収集運搬許可を持った別の業者に委託している場合は廃棄物の処分は可能です。許可をとっていない業者の場合は確認してみましょう。
産業廃棄物収集運搬許可とは
「産業廃棄物収集運搬許可」とは、他者から委託を受けて産業廃棄物の収集・運搬を行う際に必要な資格です。そのため、委託ではなく自社の産業廃棄物を収集・運搬する場合はこの資格は必要ありません。
事業所から出る産業廃棄物が対象となるため、紙や金属などのくずを処分する際に必要となります。逆に言えば、産業廃棄物収集運搬許可があっても、家庭から出る一般廃棄物を収集・運搬することはできません。
許可の内容を偽って活動している業者も少なくありませんので、廃棄物処理を依頼する際はしっかり確認しましょう。
遺品整理士とは
「遺品整理士」とは、一般社団法人である遺品整理士認定協会から認定される資格です。遺品整理や取扱いに関する講義を2か月間受講し、問題集の正答率が基準を超えた場合に取得することができます。
遺品整理業者にとって必須の資格ではありませんが、悪徳業者も多いので、この資格を持っていると信頼度が増します。
前述に記載した通り、遺品整理はとても繊細な作業のため、不用品に関しても適切な処理をする必要があります。そのため、遺品整理を依頼する際は「遺品整理士」の資格を持っているのか確認して依頼する方が良いかもしれません。
優良業者の見分け方のポイント
不用品回収業者の中には、悪徳な業者も多く存在します。通常不要である高額な追加料金を要求されたり、ものを運び出す際に家の壁などに傷をつけたり、窃盗に及んだりするなど多種多様です。
ここでは「悪徳業者」に騙されないために、優良業者を見極めるポイントをいくつかお伝えしたいと思います。
ホームページなどで実態が確認できる会社なのか
まずはホームページにて会社の所在地や電話番号などの連絡先が正しいのかを確認しましょう。そもそも悪徳業者の多くは「ホームページが存在しない」場合が多いです。
トラブルが起こった後で、連絡先がないことがわかった場合は対処ができないので、必ず事前に確認しましょう。しっかりとした会社であればグーグルマップなどに登録している運営会社も多いので、住所などで調べてみるのも良いかと思います。
不用品の回収を無許可で行っていないか
前述の通り、不用品回収業者には様々な資格が必要です。悪徳業者のほとんどは資格を持っていない場合が多いです。ホームページが存在すれば、通常は許可に関する認定番号などが記載されているため確認しましょう。
また、携帯可能な許可証を持っている場合もあるため、実際に見て確認することもオススメいたします。
料金体系は明確に提示されているか
優良な不用品回収業者は、一般的に無料で事前見積もりを行ってくれます。その際、見積もり内容がホームページの記載内容よりも高い場合などは、詳細についてしっかり確認をしてください。
また、「見積もり以上の料金がかかることはないのか。かかるときはどんな場合か」についても確認しておきましょう。見積もりの内容が不明確な場合、当日にオプション料金と評して追加料金を請求される場合があります。
回収無料という言葉には要注意
一見響きの良い言葉ですが、この表記があった場合は非常に危険です。実際に依頼し、不用品回収自体は無料だったとしても、「交通費」などの名目で高額な金額を請求されることがあります。
「どこまでが無料で、どこからがお金が発生するのか」を確実に確認してください。
どんな宣伝方法をしているのか
悪徳業者の中には、アナウンスを流しながら街中をトラックで徘徊している業者もあります。優良な業者の場合はこういった宣伝方法をしない会社がほとんどです。トラックでのアナウンスがあった場合は要注意です。
不用品回収業者を依頼する際は、ホームページで会社についてしっかり調べましょう。
ネットなどのクチコミ、周りの評価はどうか
インターネットで会社について検索した際に、悪徳業者である場合は低評価と共に被害の詳細について書かれている場合があります。また、あまりにも評判が悪い場合も依頼するのはやめましょう。
ホームページがきれいでも優良業者とは限りませんので、口コミを確認することで依頼した方の実際の声を聞くことができます。事前の下調べは怠らないようにしましょう。
もしもトラブルにあってしまった場合
不用品回収業者について様々なことについて書いてきましたが、いくら注意を払ってもトラブルが起こる可能性はあります。もしもトラブルにあってしまった場合は、「消費者ホットライン」へ相談しましょう。
相談の際は、依頼した不用品回収業者の会社名、住所、連絡先などの基本情報を求められるので、こちらについては事前に情報を得ておくことを忘れないようにしてください。
まとめ
不用品回収業者を選ぶ上で大切なのは「事前調査」です。依頼をする前にホームページで基本情報や資格の有無などをしっかり確認しましょう。
不用品回収業者を依頼する際、悪徳業者に引っかからないようにすることが重要です。どれだけ意識していても、「無料」などのお得情報には惹かれてしまうものですので注意してください。
また、気になったことはなんでも質問するようにしましょう。確認しなかったことで後々のトラブルにつながる場合もあります。業者を選んだ後も、不明点や不明確な部分は確実に聞きましょう。これらの質問や相談に丁寧に答えてくれる業者が優良な業者です。
不用品や産業廃棄物に関するトピックはこちらのカテゴリー一覧でまとめています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
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