【5分でわかる】スケルトン解体とは?シンプルに分かりやすく解説します。
今回は、スケルトン解体について解説していきます。飲食店やサロンを開業するために物件を探してみると、スケルトン物件という言葉を耳にするかと思います。
スケルトン物件にするための原状回復工事であるスケルトン解体を、メリットやデメリット、相場などの観点からわかりやすくまとめました。原状回復につきましてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
目次
スケルトン解体とは
まず初めに、スケルトン解体とは建物や家屋を解体する際に使われる、様々な工法のうちの一つのことをいいます。建物を支える柱や梁などの骨組み、根幹の構造部分は残し、壁や天井、床を含めたすべての内装を解体、撤去する工法です。
スケルトン解体では、エアコンや電気配線、排気設備、配管設備などの設備も併せて撤去します。鉄筋コンクリートの店舗やビルでスケルトン解体を行う際は、コンクリートの打ちっ放し状態にすることが多いです。
スケルトン解体のメリット
内装のレイアウトや間取りを変えられる
まず、スケルトン解体をするメリットとして、次に建物を利用する際、内装や間取りなどを自由に自分好みに変えられる点が挙げられます。新たに工事を行い、新しい設備や配管、配線の設置、防音性の壁など、次の使用用途に合わせた利便性が得られやすくなります。
建物自体の現状を把握できる
また、スケルトン解体を行うと、柱や梁など普段使っていれば見えないけれど、建物にとっては重要な部分を見ることができます。その際に、傷んでいる部分や補修工事が必要な個所を確認することができます。耐震性を高めたい場合には、追加で工事を行うことも可能です。
スケルトン解体のデメリット
建物の老朽化や腐食のための補修工事が必要な場合がある
スケルトン解体に限らず、建物を再利用し続けることで建物の老朽化、腐食は進んでいきます。内装は一新できますが、根幹の構造部分はそのまま使い続けます。
解体工事を行ったことで、普段使っていると見えない骨組み部分に破損箇所、老朽化部分が見つかる場合があります。それらを補強するために、追加で補修工事が必要な場合がありますので注意が必要です。
補修費用・初期費用が高くなる
前述したように、補修工事が必要な場合はそれに伴って、補修費用が出費に上乗せされます。今後、建物を継続して使っていくためにも、補修工事のための費用は避けられません。
また、内装や設備をすべて解体するスケルトン解体では、次にそれらを新しく取りそろえるための初期費用が高くなってしまいます。補修費用、初期費用のどちらも念頭に置いて、どれくらいお金がいるのか計画的に検討することが大切です。
スケルトン解体の費用相場
次に、スケルトン解体の費用相場について解説していきます。以下の表が大体の相場ですが、建物の立地や廃棄物の量、種類、電機や水回りの処理方法などにより、解体費用が上下します。
躯体の構造 | 1坪あたり | 30坪あたり | 50坪 |
木造 | 3~5万円 | 90~150万円 | 150~250万円 |
軽量鉄骨造 | 4~7万円 | 120~210万円 | 200~350万円 |
鉄筋コンクリート造 | 5~8万円 | 150~240万円 | 250~400万円 |
業態 | 1㎡あたりの費用相場 |
カフェ、バー | 5,500円~ |
レストラン | 6,500円~ |
居酒屋、ラーメン屋 | 7,300円~ |
焼肉屋 | 8,000円~ |
スケルトン解体の費用を安くする方法
自分で処分できるものは処分しておく
解体工事が行われる前に、自分で処分できるものは処分しておくことで、工事費用を安くすることができます。家具や家電はもちろん、オフィスの備品なども処分しましょう。
業者を通して処分してもらうと、解体工事費用に上乗せされて処分費用がかかってしまいます。自分でリサイクルショップに売ったり、クリーンセンターに持ち込んだりすることで、無駄な出費を省けます。
また、原状回復に関する節約術は、こちらのカテゴリページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください
スケルトン解体での注意点
工事範囲を明らかにしておく
スケルトン解体をお願いする業者が決まったら、打ち合わせや現場での下見などで工事範囲を入念に確認しておきましょう。あとから、残しておきたかったところまで解体された、解体予定の部分が取り壊されていなかったなどといったトラブルを避けるためです。双方に相違点がないように、しっかり確認しましょう。
電気・ガスなどのライフラインを止める
解体工事着工前に、電機・ガス・水道などのライフラインを停止しておきましょう。しかし、工事中に水道を利用する解体業者もいますので、水道だけは事前に業者に確認をとってから停止するようにしましょう。
安さだけで業者を選ばない
費用を安く抑えられれば確かにありがたいですが、安すぎる業者には注意しましょう。処分するはずのものが不法投棄されたり、地面に埋められたりした事例があります。また、工事開始後に、何かしら理由を付けて追加で秘湯を請求してくる場合もあります。スケルトン解体の適切な相場価格を知り、経験と実績のある業者を選ぶようにしましょう。
着工前に近隣の方に挨拶する
スケルトン解体を行う際、騒音やほこりが発生してしまうことは避けられません。そのため、周辺の住宅や店舗に影響が及んでしまうため、工事の前に周辺の方々へ挨拶しに行くことも大切です。
解体工事を行うことを告げずに工事を進めてしまうと、苦情が来る可能性があり、トラブルになってしまいます。スムーズに工事を進めていくためにも、近隣への配慮は怠らないようにしましょう。
信頼できる解体業者の選び方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。こちらも合わせてご参照ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。スケルトン解体などの原状回復工事は、テナント物件を借りた際、ほとんどの場合に行わなければならない工事です。トラブルも発生しやすいため、経験豊富で実績も多数存在する業者選びが肝となってきます。
株式会社ウラシコでは、10年間に渡り、年間2000件以上の原状回復工事に携わってきました。丁寧な作業と適切な価格設定で、みなさまのご要望にお応えいたします。原状回復工事を行う際は、ぜひ当社にお任せください!
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