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解体工事のご予定がある方必見!解体工事に関するトラブルクレーム10選と解決策

こんにちは!今回は内装解体20年以上の経験を持つ私が、解体工事でおこりやすいトラブルと対処法をご紹介して参ります!

残念なことに、解体工事のクレームやトラブルは非常に多く、年間1万件とも言われています。解体工事はその性質上、非常にクレームやトラブルにつながりやすい工種であると言われています。

よくある解体工事のトラブル①工事前の挨拶がない

それでは、解体工事ではどのようなトラブルがあるのか、それを防ぐためにどのような対策が必要なのかを説明していきます。まず1つ目は、「工事前の挨拶がない」ことです!

通常であれば、工事の前に工事業者が近隣住宅を訪問し、工事の期間や日中の作業時間などをお伝えして回ります。

しかし、この挨拶をしなかったために、工事開始後に騒音・振動・ほこり・粉塵・トラックなどを駐車するための借用許可などのクレームを受け、トラブルになる可能性があります。

工事前の挨拶を怠る業者への対策!

工事業者に、事前の取り決めやマナーを十分守るように念押ししておきましょう。挨拶回りの日程とルートを、工事前に一緒に確認すると安心です。また、可能であれば、施主(依頼者)が工事業者と一緒に訪問するとなお安心です。

よくある解体工事のトラブル②養生・足場の不備による近隣への影響

2つ目は、「養生・足場の不備」です!

通常、工事前には、工事箇所の周りに足場を組み、騒音・振動の軽減、ほこり・粉塵の飛散防止のために養生を施します。

この足場や養生の設置をきちんとやっていなかったり、養生に使用しているシートや機材がボロボロであったりする場合には、騒音・振動はそのまま外部に伝わり、ほこり・粉塵は外部に漏れることになります。その結果、近隣住居に影響を与え、トラブルになることがあります。

養生・足場の不備への対策!

見積もりの際に養生費がきちんと記載されているか、適正な値段になっているかを確認してください。安すぎる場合には、ボロボロのものを使用する可能性もありますので、どのようなものを使うのかきちんと確かめてください。

よくある解体工事のトラブル③路上駐車

3つ目は、「路上駐車」です!

工事中は、作業場の近くに工事車両を駐車することになりますが、この時にトラックが道をふさいでしまい、渋滞が発生するという問題がよく起こります。

やむなく道路に工事車両を駐車する場合には、事前に警察署などに申請をしなければなりませんが、これを怠っていたために、指導や勧告を受けるなどの問題になる可能性があります。

路上駐車への対策!

解体業者に道路占用許可申請を行っているか、確認しましょう。場合によってはガードマンを配置してもらうことも必要です。

よくある解体工事のトラブル④追加料金の請求

4つ目は、「追加料金の請求」です!

追加料金を請求される場合としては、主に次の2つが考えられます。

①見積もりの提示で、産業廃棄物の処理費用や養生費用など必要な分を記載していなかったり、少なく見積もったりしている場合

②事前調査では把握できなかった浄化槽などの撤去が必要となり、施主に確認することなく勝手に工事を行う場合

追加料金への対策!

見積書を受け取ったらまずは見積もり項目の詳細を確認してください。養生費、施工費、産業廃棄物処理費など項目ごとに適切な見積額が記入されているか、不自然な工事項目はないかなど確認が必要です。

この際に、追加で費用が発生する可能性はあるのか、発生した場合どれくらいの追加になるのかなどを確認し、可能であれば見積書に明記してもらいましょう。

よくある解体工事のトラブル⑤作業員の素行不良

5つ目は、「作業員の素行不良」です!

作業を見に行った際に、私語ばかりで作業が進んでいなかったり、路上で喫煙していたり、大声で話していたり、近隣の方からのクレームなどに威圧的な態度をとったりと、近隣への迷惑になるような行為を行っている可能性があります。

作業員の素行不良への対策!

依頼を検討している業者の口コミを参考にしたり、実績を確認しましょう。態度が悪い業者(スタッフ)を事前に見つけることは難しいですが、口コミや実績などをよく見比べることで、優良な業者(態度が良い業者)を見つけるヒントになります。

よくある解体工事のトラブル⑥隣家への損害

6つ目は、「隣家への損害」です!

自然現象や不慮の事故で、隣家を破損・汚損させてしまったり、駐車されている車や庭を汚したりする可能性があります。最悪の場合、通行人や隣人に怪我をさせてしまう場合も考えられます。

隣家への損害への対策!

工事業者が保険に入っているか事前に確認しましょう。通常であれば、工事業者が責任を負うことになりますが、工事業者が損害賠償保険に加入していなかった場合には、十分な保証がされないため、施主にまで賠償を請求される可能性があります。

よくある解体工事のトラブル⑦産業廃棄物の不適切な処理

7つ目は、「産業廃棄物の不適切な処理」です!

解体工事で発生した産業廃棄物を不法投棄したり、アスベスト(石綿)など特殊な処分が必要な廃棄物を適切に処理しない場合には、それが原因で問題が起こった際には施主の責任になることがあります。

特に、アスベストを処分する場合には、行政への届け出が必要な場合もありますので、これを怠っていると問題になります。

産業廃棄物の不適切な処理の対策!

きちんとした業者であれば、解体工事で発生した産業廃棄物が最終処分されるまでの過程を示すマニフェスト(産業廃棄物管理票)という書類を発行してくれます。工事が終了したら、このマニフェストを確認して、きちんとした処理がされたか確認してください。

よくある解体工事のトラブル⑧工事の遅延

8つ目は、「工事の遅延」です!正当な理由なく工事をストップしていたり、なんの報告もなく工事を遅延させる業者もいます。

その後リフォームや引き渡しの期日が決まっている場合には、そちらにも影響を与えてしまうことにあり、最悪の場合施主が遅延による損害賠償を請求されてしまうことも考えられます。

工事の遅延への対策!

工事業者を選定する際には、十分な実績があるかどうか、工程に無理がないかなどを確認してください。また、見積もりの際に工程表なども一緒に出してもらい、工事期間中に自分で工事を確認しに行き、進捗を確認しましょう。

よくある解体工事のトラブル⑨工事後の整備や整地作業がずさん

9つ目は、「ずさんな工事後の整備や整地作業」です!

原状回復や内装解体は、リフォーム業者や次の入居者など、次の利用者が控えています。工事後の清掃などがずさんだと、これらの業者や入居者に迷惑をかけてしまいます。

また、建物解体で更地にする場合には、地面を平らにする整地を行うのが一般的です。しかし、瓦礫やごみが残ったままになっていたり、整地されていなかったりする場合があります。

整地作業がずさんな時の対策!

工事の内容に整備や整地までが含まれているかどうかを確認し、工事の終了連絡があった場合には、整地まで行われているか確認してから残債を支払うようにしましょう。

精算後に整地ができていないことを訴えても、対応してもらえない可能性もありますので、支払いをする前にきちんと確認することが重要です。

よくある解体工事のトラブル⑩必要書類を発行してもらえない

10個目は、「必要書類を発行してもらえない」です!

解体を行った際には、解体業者に建物取毀(こわ)し証明書を発行してもらう必要があります。この証明書がないと、解体が完了したことにならず、建物滅失登記を行うことができません。

必要書類を発行してもらえないときの対策!

工事を依頼する前にこれらの書類をきちんと発行してもらえるか確認するとともに、工事業者のホームページなどで許認可を確認しましょう。許認可をきちんと取得していれば、これらの書類の発行は後ろめたいことはなく、きちんと発行してくれます。

解体工事のトラブルの相談相手

それでは、最後にこれらのトラブルになった際の相談先を3つご紹介します!これからご紹介する相談先は、公的機関や法的な機関のため、安心安全な相談先となります。困った際はぜひ活用しましょう。

また、私たちウラシコにもお気軽にご相談ください。いち解体業者の立場に留まりますが、これまでの経験からアドバイスをさせていただきます。

お困りの際は、ぜひコメント欄にご相談をお寄せ下さい!

国民生活センター(消費生活センター)

1つ目は「国民生活センター」です。消費者センターとも言いますね。最近では、テレビCMなどでも名前を耳にする機会が増えてきましたね。

消費者センターは、多数の方から問い合わせがあるため、相談したい内容と似たような事案が多数寄せられている可能性が高く、どのように対処すればいいか教えてくれる可能性は高いです。

ただし、あくまでも「相談」にとどまることが多く、直接的な解決というより、アドバイスを貰える場所、と心得ておきましょう。

また、国民生活センターは、個人(消費者)を守るための機関であり、法人(事業者)のトラブルは扱っていませんので、注意が必要です。

法テラス

2つ目は、「法テラス」です!法テラスとは、民間のトラブル解決のために弁護士を紹介する総合案内所として、国が2006年に設立した法人です。

法律の専門的な知識をもつ相談員にメールや電話などで相談できるほか、全国各地に拠点があり、弁護士による適切な支援を受けることができます。

法テラスは、適切な相談相手(弁護士など)を紹介してくれたりする強い味方です。

「不動産に強い弁護士を探しているけどなかなか見つからない」といった場合などでも、連絡してみるといいでしょう。

弁護士

3つ目は、「弁護士」です!

トラブルの相談で、一番に思いつくのが弁護士ではないかと思います。法律の専門知識をもち、交渉や書類の作成などの対応も任せることができます。

相談だけでも費用が発生することが多いですが、一番安心して任せることができる存在ではないでしょうか。ここで注意したいのが、弁護士なら誰でも良い、というわけではなく、不動産トラブルや民事訴訟に詳しい弁護士に相談するようにしましょう。

インターネットで検索すれば不動産関係の問題を多く扱っている弁護士が見つかるかと思います。費用が安いからという理由だけで相談相手を決めず、信頼して任せられる実績のある専門家を探してください。

最後に

最後に、工事を行うとなった際に、ここだけは注意してほしい点をまとめてみましたのでご確認ください。

・見積もりは工事内容、期間、見積額など細部まで確認する
・工事業者の実績や口コミを確認する
・工事業者が保険に加入しているか、申請や許可、登録を行っているか確認する
・工事前の近隣への挨拶は絶対行う
・任せきりにせず、工事の経過を自分で確認する
・廃棄物をきちんと処理しているかマニフェストを確認する

少しでもトラブルなく終わるために、不明点があればきちんと確認し、不安や心配な点が残らないように事前の準備をしっかりと行ってください。

もちろん、私たちは上記すべてをクリアしている自信があります!内装解体、原状回復はぜひウラシコにお任せください!皆様からのご連絡をお待ちしております!

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東海エリアを中心に年間約2,000件の現場で、原状回復、内装スケルトン解体、退去立会い代行サポート、ハウスクリーニング、クロス張り替え、不動産建物管理、リーシング、各種解体工事、不用品回収、残置物撤去、産業廃棄物収集運搬、アスベスト調査除去工事等を行っております。その他の地域も対応可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

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