【5分でわかる】クロス張替えとは？張り替え費用が高くなるのはどうして？原状回復専門業者が解説します。

クロスの張り替えを考えているけど、いくらぐらいかかるものかわからないという方もいらっしゃるでしょう。クロスの張り替えとは部屋の壁紙を張り替えることであり、自分でやってしまう方もいれば、専門の業者に頼んで施工してもらう方もいます。

今回の記事では、専門の業者に頼む場合のクロス張り替え費用の相場について解説してみたいと思います！また、原状回復費用についてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。

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クロス張替えの2種類の単価表示について

まずは張り替えに使用するクロスの費用相場について解説したいと思います。材料費の単価表示には以下の2種類があることはご存じでしょうか。

その①：平米単価

平米単価の表記は○○円/平方メートルとなります。

平米とは平方メートルのことであり、1平米とは1ｍ×1ｍの面積を表し、1平米あたりの単価がいくらという形で表記されます。

クロス全面張り替え面積の平米数は、床の縦と横の長さを測って面積を出し、その値に天井の高さを掛けることによって計算できます。なお、ドアや窓についてはクロスを貼ることはできないので、その分の面積は引いておきます。

その②：メートル単価

メートル単価の表記は〇〇円/メートルとなります。

メートル単価とは部屋に貼るのに必要なクロスの長さ（ｍ）を表す単価です。この時注意したいことはクロスの横幅は標準規格で90㎝となっていることです。1ｍのクロスを使うと平米数としては1ｍ×0.9ｍで0.9平方メートルということになります。

「平米」と「メートル」安いのはどっち？

既に説明したように、平米単価では1m×1mで面積は1平方メートルです。それに対してメートル単価では0.9m×1mで面積は0.9平方メートルということになります。

簡単に言うと、平米単価1000円とメートル単価900円は同じ価格ということになります。もし平米とメートルで違う価格が表記されている場合は、平米の単価に0.9を掛けてメートル単価とどちらが安いのか比較しましょう。

そもそも業者によって平米数が異なる場合もある？

クロスの張り替えを業者に頼もうという段階になったら、複数の業者に相見積もりを依頼して比較する方が多いと思います。この時、業者によって見積もり平米数が違ってくることも多く見受けられます。

この場合クロスの単価だけを比較しても安いか高いかは判断できませんので、全体的な価格を見て比較するようにすることが大切です。

クロスのグレードについて

クロスには大きく言って2種類のグレードがあり、単価も異なってきます。以下の２つが代表的なクロスのグレードです。

①　スタンダードクロス

量産品クロスとも言います。1平米あたりの単価の相場は1,000円～1,200円程度となります。量産品と言っても機能に著しく劣った点はなく、仕上がりに大きなこだわりがない場合は単価の安いスタンダードクロスを選ぶのがおすすめです。

②　ハイグレードクロス

スタンダードクロスよりもデザインや機能面で優れており、価格は1平米あたり1,500円～2,000円程度と高くなります。おしゃれな柄のラインナップが多く、デザインにこだわりたい場合はハイグレードクロスがおすすめです。

クロスの張り替えにかかる費用の相場

クロスの張り替えには材料費だけでなく、手間賃などの諸経費も多くかかります。壁紙などの材料費が安い業者でも、工事にかかる諸経費が割高といったケースも少なくないので、あくまで全体価格を見るようにしましょう。

一般的なマンションのクロス張替えの諸経費の内容や相場は、部屋の大きさなどの物件の条件によって変動しますが、大体以下のようになります。

まとめ

クロスの張り替えにかかる大体の費用相場をお伝えしました。クロス張替え業者は非常に多く、中には工事の対象となる壁や天井の面積を多めに見積もる業者もいるので、そうした業者をふるいにかけられるように自分でも大体の平米数を計算しておきましょう。

クロス張替えを含む、原状回復の流れについてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。