2021/01/26
畳の処分方法を徹底解説!張替え・交換でいらなくなった畳の賢い捨て方
畳張り替えや交換をする時に古い畳の処分に困ったことはありませんか?畳を処分することは何度も経験することではないため、ルールを知らずに間違った捨て方をしたり、お得な方法を知らなかったり、ということもあるのではないかと思います。
今回はそんなことのないように畳の処分方法について徹底解説します。捨てる手間や時間、費用を抑え、安全に捨てるためにもご自身に合った方法を探してみて下さいね。
目次
畳の処分方法
- 畳店に依頼する
- 可燃ごみとして捨てる
- 粗大ごみとして捨てる
- 不用品回収・リサイクル業者に依頼する
畳の処分方法は大きく分けると4つあり、張替えや交換のための処分なのか、ただ処分するだけなのかといった状況によってオススメする処分方法が変わってきます。
また、実家を処分するときには売却や撤去などの細かい手続きが必要です。こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。
畳店に依頼する
畳の張替えや交換のために古い畳を処分したい方は、張替えや交換を依頼する畳店に古い畳を引き取ってもらう方法がオススメです。ただし畳の回収のみを行う畳店はほとんどないため、畳の張替えや交換することが前提です。
畳店に依頼すれば重い畳を持たなくてもいいですし、捨てるための手間もかかりません。しかし元々古い畳の処分をしていないお店もありますし、汚れている畳や水濡れした畳は処分してもらえない可能性もあるので、張替えや交換する際に事前に確認しておくのが良いでしょう。
また畳店に依頼する場合は畳1枚につき決められた処分費用がかかりますし、出張費用がかかる場合もあるので費用を抑えたい場合には他の方法を検討するべきでしょう。処分費用はお店によって異なりますが、1,000~2,500円程度の場合が多いようです。
可燃ごみとして捨てる
畳を自治体にごみとして回収してもらう場合は、粗大ごみとして回収してもらうのが一般的ですが、畳の量が少ない場合や自治体によっては可燃ごみとして無料で回収してくれることもあるようです。
可燃ごみとして捨てる場合は、ゴミ袋に入る大きさまで畳を切り刻まないといけないため、電動ノコギリなどの機具を持っている方や、時間と労力をかけても費用を抑えたい方は良い方法かもしれません。
しかし自治体によってはゴミ袋に入る大きさにしていても可燃ごみとして回収しない地域も多いですし、可燃ごみとして回収可能でも畳の量が多い場合は回収してくれないこともあります。まずは自治体に畳の処分方法を確認してから検討して下さい。
粗大ごみとして捨てる
畳の処分する方法で1番最初に思いつくのは粗大ごみとして捨てる方法ではないでしょうか。粗大ごみとして捨てる方法にも2種類あり、費用・手間・時間が変わってきます。
それらは自治体によってルールが決められているため、まずはご自身がお住まいの自治体に畳の処分方法を確認してみて下さい。
粗大ごみとして回収してもらう
粗大ごみを捨てる時は自宅や事務所近くまで業者が回収しに来てくれる場合が多いのではないでしょうか?回収しに来てもらう場合は畳1枚につき500~1000円程度の回収費用がかかり、回収してもらう日にちを予約しておかなくてはなりません。
予約する時期にもよりますが、予約から回収までは少なくとも1週間程度はかかると思っておくべきしょう。そのため処分する畳の数が数ない場合や、時間に余裕があり車などの移動手段がない方は業者に回収してもらう方法が良いと思います。
粗大ごみとして清掃センターに持ち込みする
処分する畳の枚数が多い場合や、費用を抑えたい方はお近くの清掃センターに持ち込みする方法がオススメです。清掃センターに持ち込みする場合は、ごみの重さで処分する手数料が変わってきます。
10kgごとに料金が決まっている場合が多く、10kg無料~200円程度と格安です。畳の種類で変わりますが、畳の重さは10~30kg程度なので回収に来てもらう場合より費用を抑えることができます。
しかし清掃センターへの持ち込みができない地域があったり、持ち込みのため予約が必要な場合・曜日や時間が限られている場合が多いため、誰にでもオススメできる方法ではありません。
また清掃センターが自宅から遠い場合や、畳の数が多く1度の搬入で済まない場合はよく検討するべきでしょう。
不用品回収・リサイクル業者に依頼する
不用品回収・リサイクル業者に依頼する方法は、手軽で簡単に畳を処分することができます。
畳を運ぶ手間や処分するための日程に制限が少なく、臨機応変に対応してもらえる場合が多いので、時間がない方や手間をかけたくない方にはオススメです。
しかし不用品回収・リサイクル業者の中には、詐欺や不法投棄をはたらく悪徳業者がいるのも事実です。
回収前は格安な費用を提示しておきながら回収後に高額な追加費用を請求したり、格安な費用で不法投棄したりと必ずしも安全に処分できるとは言えません。
また法律を遵守した、信頼できる業者であっても畳を買い取ることはほとんどなく、畳1枚につき1,500~2,500円の回収費と出張費等がかかるので、費用は高額になる場合が多いでしょう。
そのため費用をかけても時間や手間をかけたくない方は検討して下さい。検討する際には安全のためにも、複数の業者から見積もりしてもらうことをオススメします。
畳を処分する時の注意点
畳を処分するには守らなければいけない法律や、知らないと損することもあります。ご自身に当てはまる場合は費用や手間の比較だけで処分方法を決められませんので、ご注意ください。
畳の素材によって処分費用が変わる
畳には天然素材で作った本畳と、プラスチック素材を含む樹脂加工の畳があり、後者の樹脂加工が施された畳は処分費用が安く済む場合があります。ただし自治体や業者によって対応が違うため、事前に確認するのが一番良いでしょう。
事業所の畳は産業廃棄物
営利を目的とした経済活動を行われる場所を事業所と言い、事業所で出た畳は”産業廃棄物”として処分しなければいけません。そのため企業や店舗で使っていた畳は、上述の処分方法で捨てられないことが多いので注意が必要です。
リフォームや取り壊しする場合は産業廃棄物に
家を取り壊す場合やリフォームする際に出たごみは”産業廃棄物”として扱われるため、個人で捨てることはできません。
解体工事などの事業活動を伴って生じたごみは”産業廃棄物”に当たると法律上決まっているため、個人で粗大ごみとして捨ててしまうのは法律違反に当たります。
リフォームや取り壊しをする場合は「産業廃棄物収集運搬許可」を持つ解体業者に依頼して下さい。産業廃棄物に関してはこちらの記事で詳しくまとめています。こちらも合わせてご参照ください。
まとめ
畳の処分方法について説明しましたが、いかがでしたか?間違った方法で処分すれば詐欺にあったり、法律違反をしたりとリスクもあります。
まずは自治体や業者の処分方法を確認し、費用・時間・手間・安全性などを比較しながらご自身に合った畳の処分方法を選択して下さいね。
また、物件を退去した時などに聞く「原状回復」とは一体何か?こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご参照ください。
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