2024/06/16
解体工事のアスベスト関連でよくあるトラブル4選!業者側、依頼者側ともに対策必須です!
思わぬ事故を防ぐためにも、まずは、解体工事のアスベスト関連ではどんなトラブルが起こりやすいのか、事前によく理解し、適切な対策を進めていきましょう。
今回は、解体工事のアスベスト関連でよくあるトラブルを詳しく解説します。建物の解体工事に関わる方は、ぜひご覧ください。
また、令和4年4月1日のアスベスト関連法令の改正実施内容に関しましては、こちらのページで詳しく解説しています。解体業者の現場目線で変更点を解説していますので、ぜひご参照ください。
目次
解体工事でのアスベスト関連でよくあるトラブル4選を紹介!
解体工事のアスベスト関連ではどんなトラブルがあるのか、具体的に4つピックアップしてご紹介します。
アスベストの飛散による健康被害
解体工事でアスベスト関連のトラブルとしてよくあるのが、アスベストの飛散による健康被害です。アスベストを含む建物を解体する場合、粉じんが飛散しないよう、十分な対策を行って進める必要があります。
しかし、きちんと対策しないで適当な方法で解体してしまうと、アスベストが飛散して作業員が吸引し、健康被害を引き起こすことがあるのです。
また、大量のアスベストが広範囲に広がれば、作業員のみならず、近隣住民にまで健康被害をおよぼす可能性があります。
近隣住民からのクレーム
解体工事のアスベスト関連では、近隣住民からのクレームのよくあるトラブルの一つです。近隣住民からすれば、アスベストを含む建物の解体工事は、不安で仕方ありません。
実際に解体工事でアスベストが飛散し、吸引してしまったら、自分だけでなく家族も健康被害を受ける心配があるからです。
近隣住民からすれば、建物の解体工事に神経質になるのも理解できます。さらに、事前に何も説明がないとなれば、クレームが出るのも自然な話です。
解体費用の上乗せ請求
解体工事のアスベスト関連でよくあるトラブルとして、解体費用の上乗せ請求も挙げられます。
アスベストを含む建物を解体する場合、事前調査でどこにどんな種類のアスベストがどれぐらい含有されているか、把握することが必要です。事前調査をすれば、当然調査費用がかかります。
しかし、解体業者の中には、新規契約を取るために、アスベストの事前調査費用を記載せず、安い金額で見積もりを出すことがあるので、気を付けてください。
結果的に、見積もりより高い金額を請求されることになり、トラブルに発展しがちです。
不適切な方法によるアスベスト建材の処分
建物の解体工事後も、業者がアスベストを含む建材を不適切な方法で処分する恐れがあるため、油断できません。
悪質な業者は、面倒・処分費用がかかるなどの理由で、解体で出た建材にアスベストが含まれているのにもかかわらず、そのまま山林などに廃棄してしまうことがあります。
当然ながら、山林などへの廃棄は違法行為ですし、アスベストが含まれているとなれば、さらに法的な罰則が科される恐れがあります。
法的な罰則が科されれば、企業としての社会的な信用を失い、経営に悪影響をもたらすこともあるでしょう。
解体工事のアスベスト関連のトラブルを予防する方法
解体工事のアスベスト関連のトラブルは、以下のような方法で予防することが可能です。
アスベストの取り扱いに詳しい業者に依頼する
アスベストの取り扱いに詳しい業者に解体工事を依頼することで、多くのトラブルを予防できます。アスベストを安全に除去し、適切な方法で処分するには、正しい専門知識と経験が必要です。
ただし、評判のよい業者であっても、専門分野が異なるなどの理由により、必ずしも該当するわけではないので、気を付けてください。
安心して解体工事を行うためにも、アスベストの取り扱いに詳しい業者に現場視察を依頼し、アドバイスを適宜受けながら解体工事を進めていくとよいでしょう。
徹底した防じん・防音対策をする
建物の解体工事を行う際には、防じん・防音対策を徹底しましょう。解体工事でアスベストが周囲に飛散することを予防し、工事中の騒音を減らすことができて、近隣からのクレーム対策にもなります。
念のため、業者にどんな方法で防じん・防音対策を行うか、事前に確認しておくことがおすすめです。
また、解体工事中は、なるべくこまめに現場に通い、本当に説明どおりの対策がされているか自身の目で確認するようにしましょう。
近隣住民へ誠意をもって説明する
建物の解体工事を始める前に、近隣住民へ誠意をもって説明しましょう。近隣住民が最も不安を感じているのは、アスベストの飛散です。
近隣住民の不安を解消するには、徹底した防じん対策によりアスベストが飛散する心配がないことを、丁寧に説明して理解してもらうのが一番です。
1回の説明では納得してもらえない場合は、2回・3回説明を重ねて誠意を見せることが大切です。次第に近隣住民のわだかまりが解け、解体工事に理解を示してもらえるようになるでしょう。
解体工事のアスベスト対策は業者まかせにしないことが大切
解体工事のアスベスト対策は、業者まかせにしないことが大切です。アスベストを含む可能性がある建物を解体するには、アスベスト関連の知識に詳しく、解体工事の実績が豊富にある業者に相談し、依頼しましょう。
とはいえ、依頼者として適宜進捗状況をチェックし、不審な点や不明な点があったら、すぐに業者へ説明を求めるようにしましょう。
業者が間違った方法でアスベストを除去・処分すると、依頼者も無関係とはいえません。当事者意識を持ち、業者がアスベストの除去や処分を適切な方法で行うよう、しっかりチェックしましょう。
まとめ
今回は、解体工事のアスベスト処分でよくあるトラブルを解説しました。建物の解体工事では、この記事でご紹介したようなアスベスト関連のトラブルが起こりやすいため、万全の注意を払う必要があります。
思わぬトラブルを避け、安全に建物を解体するには、信頼できる業者によく相談しながら解体工事を進めていきましょう。
なお、信頼できる業者に解体工事を依頼する場合でも、業者まかせにせず、依頼者としての当事者意識を持ち、適切な方法でアスベストの除去や処分が行われているかチェックすることが大切です。
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