2021/06/14
【5分でわかる】スケルトン工事とは?店舗・オフィスのスケルトン仕上げの流れを徹底解説いたします
店舗やオフィスを退去するときに必要になるのが原状回復工事です。中には物件の契約によって、スケルトン工事を求められることもあります。しかし、スケルトン工事といっても聞き慣れないですよね。
この記事では、スケルトン工事について詳しく解説していきます。契約時にスケルトン状態で物件を引き渡された方は、ぜひ目を通しておきましょう。
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スケルトン解体の費用をお得にするポイントは動画でも解説しています!ぜひこちらも合わせてご参照ください。
目次
スケルトン工事とは?
スケルトンとは、建物の柱や梁、床などの構造体を示す言葉です。簡単にいうと建物の骨組みということ。スケルトン解体は、この骨組みの状態にする解体方法です。
店舗やオフィスを契約する際、スケルトンの状態で受け渡された場合は原則スケルトン解体し、物件を引き渡さなければいけません。基本的には入居時と同じ状態にするため、原状回復工事の一つとも考えられています。
スケルトン解体の他にも、解体工事の種類に関してこちらの記事で解説しておりますので、気になる方はぜひ合わせてご参照ください。
スケルトン解体工事を進める流れ
それでは、スケルトン解体工事の流れを説明します。主に解体業者が行ってくれますが、依頼主も注意しておいた方がいい点もあるので、流れを把握しておきましょう。
スケルトン工事の打ち合わせと近隣調査
いちばん大切なのは解体業者との打ち合わせです。お互いが納得するような工事が進められるよう、入念に打ち合わせをします。
打ち合わせの一環として、現地調査や近隣調査も大切なポイント。中には調査を怠る解体業者もあり、のちのちトラブルに発展しかねません。
打ち合わせでは工事日程や工事の進め方はもちろん、調査をきちんと行ってくれるかも確認してください。また、打ち合わせた内容は書面で残しておくと、トラブルが起きたときに安心です。
内装や床材の撤去
打ち合わせと工事日程が決まると、いよいよ解体工事が始まります。工事が始まる前は、解体業者が近隣へあいさつをします。
解体業者はまず、足場の設置や養成を行います。次に、入居時に設置した機材を運搬し内装材や床材などを解体。あらかじめ打ち合わせで決めていた不要なパーツを外していきます。
廃棄物の撤去とテナントの清掃
内装のすべてを撤去すると、次は産業廃棄物の撤去作業に移ります。産業廃棄物は許可を得た業者でないと作業を行えません。必要な書類を提出し適切な処理で撤去していきます。
中には悪質な業者もあり、家庭用のゴミとして投棄するところも。これは違反になりますので、打ち合わせ時に許可を持っている業者か確認してください。
産業廃棄物の処理が終わると、テナントの清掃に入ります。店舗やオフィスの退去は、あくまでも入居時の状態に戻して引き渡さなければいけません。清掃まで完了して初めて引き渡せる状態になります
スケルトン解体の費用相場
スケルトン解体工事の相場は、店舗やオフィスによって異なります。
例えばオフィスの場合。坪単価15,000~30,000円が相場です。ただし高層階にテナントを構えていたりエレベーターが使えず搬出が難しかったりすると、費用相場は上がります。
店舗の場合はオフィスよりも相場は高めです。坪単価だと30,000~50,000円を見ておくといいでしょう。とくに飲食店や美容院は、撤去する設備も多く、産業廃棄物の処理に時間がかかります。
中には相場よりも安い費用で受け持つ解体業者もありますが、作業が雑だったり現地調査を行わなかったりと手抜き工事をしがちです。あまりにも安い解体業者は避けた方がいいでしょう。
スケルトン解体費用についてはこちらのページで詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
スケルトン解体工事を依頼するときの注意点
スケルトン解体工事は解体業者が行いますが、依頼するまでに気をつける点があります。
まずスケルトン解体工事は骨組みの状態まで戻すため、工期は時間がかかります。退去日が決まると同時に、見積もり依頼に取りかかってください。
面積や設備などにより工期はマチマチですが、退去日から2~3ヵ月前に依頼するのが一般的です。また先ほども少し触れましたが、解体工事の費用相場を念頭に解体業者を選ぶのがベスト。
明らかに相場より安い解体業者はそれなりの理由があります。
まとめ:スケルトン物件は骨組みの状態
店舗やオフィスで退去時にスケルトン解体をするのは、基本的に入居時もスケルトンの状態で引き渡された場合です。
スケルトン物件は骨組みの状態なので借主側のアレンジがしやすい反面、退去時には相応の工事が発生してしまいます。
退去時にトラブルにならないためにも、スケルトン解体工事の流れをしっかり把握しておきましょう。
また業者を決める際は悪徳な業者もいますので、信頼できる解体業者を見分けるようしてください。こちらの記事でも詳しく解説しています。こちらも合わせてご参照ください。
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